夏の冷房問題以来、今でも夫とは寝る部屋が別。
次男が使っていたこじんまりとした部屋のベッドで、一人夜に本を読んでいると10代の頃の読書の日々を思い出します。
先ずは吉田修一さん著『国宝』の内容を(BOOKデータベース)よりコピペ
〈1964年元旦、長崎は老舗料亭「花丸」―侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、この国の宝となる役者は生まれた。
男の名は、立花喜久雄。
任侠の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。
舞台は長崎から大阪、そしてオリンピック後の東京へ。
日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく男たち。血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。
舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しながら、その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか?〉
文章が一人称の語りのような文体で書かれているのでとても読みやすくて、上下巻でしたが割とすぐに読み終えることが出来ました。
ストーリーは波乱万丈、次から次へと色々なことが起こっていくのも次が気になってドンドンと読み進むことが出来た要因の一つです。
話の合間合間に歌舞伎の色々な演目についての短い内容の説明があって、それがとても興味深かったです。
『国性爺合戦』『曽根崎心中』『女殺油地獄』『仮名手本忠臣蔵』『阿古屋』などなど、
歌舞伎は、学生時代に勉強の一環として観に行かされたことしかないのですが、
内容や役者のしぐさなどを読んでいるとそんな私でもその世界に浸ってしまったくらいですので、
実際によく歌舞伎を観に行っていらしゃる方にとっては、たまらないのではないかと思います。
以上、良かった点。
これ以下は、少々辛口の感想を書かせていただきますので、これから読もうと言う方、面白かったと言う方はご遠慮くださーい(^-^;
これは、この作者だけがと言う事ではなくて最近の私が読んだ数少ない若い目の作家さんに言えることなのですが
文章に深みがないような気がします、行間から漂ってくる得も言われぬかぐわしい香り、恍惚感みたいなもの、がない。
そして、私的にはどの登場人物もキャラが立っていないみたいな気がしました。
主人公の喜久雄ですら思い描こうとしてもどんな人物なのか頭にはっきりと像が描けない、みたいな、、、喜久雄の美しさの描写も少なかったし
そして、登場する女性が皆、懐の深い母性の強い男性のどんな所業も受け入れるといったステレオタイプだったのも気になりました。
ま、なんてひどい感想!なんですが、10代の頃に読んでいた文豪たちの素晴らしい小説が忘れられない可哀想な奴のたわごとと思って流してくださいね(~_~;)
さて、少し読書の楽しみを思い出したので昨日ブックファーストで、次に読む本を買いました。
ネットで映画の情報を見ていたらシネリーブル梅田では『アンナ.カレーニナ』を上映するらしいです。
見た方の感想をちらっと読んでみたら、「主人公が美しいはずなのに、あの女優さんでは、、」と書いてあったのでまたここで美に反応。
美しい、いいなぁ。
しかし、うむ~、確かアンナカレーニナは10代の頃に読んだことがあるなぁ、でもその内容はもうすべて忘れています。
調べて見たら文庫で全4巻、長いしいいかも、と購入。
本当は単行本の方が良かったのですが、本屋さんにもアマゾンにもなかったので文庫を買いました。
文庫本は各社で出版されていましたが、アマゾンのレビューに光文社のが訳も読みやすいし字体が大きいので良い、と書いてあったので、そこのを選びました。
確かに字体は大きい。
全4巻、読み通せるかなぁ??
次男が使っていたこじんまりとした部屋のベッドで、一人夜に本を読んでいると10代の頃の読書の日々を思い出します。
先ずは吉田修一さん著『国宝』の内容を(BOOKデータベース)よりコピペ
〈1964年元旦、長崎は老舗料亭「花丸」―侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、この国の宝となる役者は生まれた。
男の名は、立花喜久雄。
任侠の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。
舞台は長崎から大阪、そしてオリンピック後の東京へ。
日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく男たち。血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。
舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しながら、その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか?〉
文章が一人称の語りのような文体で書かれているのでとても読みやすくて、上下巻でしたが割とすぐに読み終えることが出来ました。
ストーリーは波乱万丈、次から次へと色々なことが起こっていくのも次が気になってドンドンと読み進むことが出来た要因の一つです。
話の合間合間に歌舞伎の色々な演目についての短い内容の説明があって、それがとても興味深かったです。
『国性爺合戦』『曽根崎心中』『女殺油地獄』『仮名手本忠臣蔵』『阿古屋』などなど、
歌舞伎は、学生時代に勉強の一環として観に行かされたことしかないのですが、
内容や役者のしぐさなどを読んでいるとそんな私でもその世界に浸ってしまったくらいですので、
実際によく歌舞伎を観に行っていらしゃる方にとっては、たまらないのではないかと思います。
以上、良かった点。
これ以下は、少々辛口の感想を書かせていただきますので、これから読もうと言う方、面白かったと言う方はご遠慮くださーい(^-^;
これは、この作者だけがと言う事ではなくて最近の私が読んだ数少ない若い目の作家さんに言えることなのですが
文章に深みがないような気がします、行間から漂ってくる得も言われぬかぐわしい香り、恍惚感みたいなもの、がない。
そして、私的にはどの登場人物もキャラが立っていないみたいな気がしました。
主人公の喜久雄ですら思い描こうとしてもどんな人物なのか頭にはっきりと像が描けない、みたいな、、、喜久雄の美しさの描写も少なかったし
そして、登場する女性が皆、懐の深い母性の強い男性のどんな所業も受け入れるといったステレオタイプだったのも気になりました。
ま、なんてひどい感想!なんですが、10代の頃に読んでいた文豪たちの素晴らしい小説が忘れられない可哀想な奴のたわごとと思って流してくださいね(~_~;)
さて、少し読書の楽しみを思い出したので昨日ブックファーストで、次に読む本を買いました。
ネットで映画の情報を見ていたらシネリーブル梅田では『アンナ.カレーニナ』を上映するらしいです。
見た方の感想をちらっと読んでみたら、「主人公が美しいはずなのに、あの女優さんでは、、」と書いてあったのでまたここで美に反応。
美しい、いいなぁ。
しかし、うむ~、確かアンナカレーニナは10代の頃に読んだことがあるなぁ、でもその内容はもうすべて忘れています。
調べて見たら文庫で全4巻、長いしいいかも、と購入。
本当は単行本の方が良かったのですが、本屋さんにもアマゾンにもなかったので文庫を買いました。
文庫本は各社で出版されていましたが、アマゾンのレビューに光文社のが訳も読みやすいし字体が大きいので良い、と書いてあったので、そこのを選びました。
確かに字体は大きい。
全4巻、読み通せるかなぁ??