この前、夙川の散歩道を歩いていた時に足下に図書館の建物が目に入りました。
あら、図書館だわ、この自粛の時に開いてるのかな
石の階段を降りて覗いてみたら、開いていたので入ってみることにしました。
丁度いいわこの際、何か借りてみよう。
ついスマホに手が伸びて、すっかり本を読まなくなってしまった今日この頃
ふとEテレの〈100分で名著〉が三島由紀夫の〈金閣寺〉を読み解くので見ている事もあって
〈金閣寺〉を借りることにしました。
でも、どこを探しても見当たらない。
仕方なく司書さんに聞いてみたら、「書庫の中にある〈昭和文学全集〉の中になら入っています。」
と言う事だったので書庫から出してもらって借りました。
それともう一冊軽い目のエッセイ林真理子さんの〈マリコ炎上〉も借りました。
これは、週刊文書に連載しているエッセイと言う事です。
帰宅後、早速〈金閣寺〉を読んで見ました。
いつもの美文
主人公は、少年の頃の三島自身を投影しているのかひ弱で運動が出来ない、その上吃音がある引っ込み思案の少年。
美意識や観念的な部分が異常に発達しているよう。
少年の一人称で話は進むのですが、美しい文章には至る所に死が散りばめられていて
暫く読むと辛くなってきてしまいました。
今この時期に読んでいたら引っ張られてしまいそう
死への憧憬を描きながら実は生への渇望を描いているのかもしれないけれど
とにかく劇薬のような内容の本です。
このまま辞めるのもあれだし、気分がいい時に少しづつ読むことにしようか、、、
週刊文春に連載されていた〈マリコ炎上〉はなかなか軽快でスキマ時間に読むのにぴったり
美味しいおやつを食べるみたいに何かひと段落した時にチョコチョコ読んでいます。
流石、行動範囲が広くて情報量も多いので、へェ、と今更(2015年から2016年のことが書かれている)知ることも多くて楽しいです。
昔、アンアンに連載されていたエッセイはキャピキャピしていて好きになれなかったですが
著者の年齢の所為かはたまた週刊文春(中年の男性が読むイメージがある)だからか、落ち着いた文章で良いです。
読書はストレス解消にいい、とTVで心理学者の方がおっしゃっていました。
その効用を調べて見ました。
STUDY HACKERと言うサイトからのコピペでスミマセン。
詳しく知りたい方のためにリンクしておきます。こちら
自粛でストレス貯めないようにしましょうね。