だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

書き初めと虫の知らせ

2015年01月07日 | 日記
人生はアンレギュラーの積み重ね

前回書いた「母の日記帳」をはじめとして、年末年始には喜怒哀楽が凝縮していました。
アンレギュラーなスケジュールの中で起こる出来事に疲れてしまうけど、本来「人生はアンレギュラーの積み重ね」なのかも・・・です。
それに気付かせるために「お正月」の節目があるのかも知れません。

妹母子がけさアメリカに帰りました。
この年末年始は例年より滞在が長いので「ゆったり過ごせるかなー」と期待しましたワタクシメ。
それは、まんまと裏切られ(苦笑)
「せわしさ」が長く続き、ぐったり感がとうぶん抜けない気がしてごじゃる(´Д⊂ヽ

そんなこんなでも今週明けから、ワタクシメの通常の生活がスタートしました。

    ぜーぜー

40年ぶりの書き初め

年明け最初のトピックス!
真面目(?)に通っている「リハビリ」で、年頭オプションの「書き初め」やらせてもらうことに!

何を隠そうワタクシメ・・・案外・・・お習字好きなんですぅ。
肢体不自由児の養護学校(特別支援校)にいっていましたが、ワタクシメの時代は普通校と変わらぬカリキュラムで「習字の授業」があり、
オマケに低学年の時の担任はその道の(書道の)大家で、高学年3年間の担任も書をたしなまれていました(後でも師範になられたみたたい)。
お二人の先生にしごかれて、不自由ながらも「お習字」してました。

それから父方の親戚に「書道の先生」がいて、ワタクシメ以外の「岡田家縁者」は全員その教室に通っていました。
母上も専業主婦の頃は手習いに通っていました。

だから、ワタクシメの幼少期は家でも学校でも「習字」が身近にあったんです。
墨汁の香りとか筆の動きが、とても好きです。

それで「リハビリ」のオプションも軽いノリで、
「書きまーす」
と手を挙げてから、
「 四十年ぶりじゃん」
冷や汗たらり(笑)

それでも、筆を持ったら童心に戻って、気合が入りました!

我ながらなかなかの出来栄え・・・「自己流」ではなく、ちゃんと習おうかしら・・・ハマりそうです(*^^)v

PTさんもOTさんもビックリ(@_@)
自宅に持って帰ってきて、飾ってもらいました。
ヘルパーさんのナイスディスプレイのお陰で、とっても立派!(^^)!




虫の知らせか???

この日「リハビリ」の合間の話の流れで、闘病中の友人のことを話しました、ワタクシメ。
「話の流れ」とはいえ、新年早々「闘病中の友人」の話をしたんだろうと、少し反省しました。
夢中で筆を持っていても、頭の片隅で、
「彼女はどうしているかな~?」
「お年賀メール、送ってみようかな!」と考えていた気がします。

ーー無意識の中の「意識」とでも言いますか・・・

その晩、彼女の訃報が届きました。

「最悪の事」は予想していたけれど、何とか持ち直してほしいと祈っていました。
「祈る」ことしかできなくて悔やまれました。
去年の「お年賀メール」に辛い闘病の様子が書かれています。
でも彼女は前向きに頑張っていたから、残念でなりません。

彼女は病気になってからワタクシメの著書を探して読んでくれたと言いました。
「岡田なおこがいてくれて、よかった・・・」とメールをくれたこともあります。

ワタクシメがスランプでうだうだしている頃に、彼女が壮絶な闘いをしていたことを思うと、恥ずかしくて情けなくて涙が止まりません。

ワタクシメは今年きっと「お習字」を始めます。
そして、書くたびに彼女と過ごした時間を思い出すでしょう・・・
                             合掌


コメント
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