だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

ルーツを辿る???「出逢いの旅」 👣

2018年07月04日 | 日記
恒例の「墓参りツアー」?

毎年この時期「墓参りツアー」と銘打って、ルーツである信州方面を旅行してます、ワタクシメ。

今回も松本で墓参りをした後、浅間温泉のお馴染みの宿に泊まり、翌日は仲良くなった観光タクシーさんにお願いして「上田方面」を観光してきました。

まずは「ぼんぼん」

「ぼんぼん」は松本の一部の地域に伝わる「提灯行列@おまつり」のこと。
紙で作った花を頭に飾り、浴衣にほうずき提灯をさげ、「ぼんぼんとても今日明日ばかり、あさっては山のしおれ草」と町内をうたい歩く、
8月初めの女の子の行事だそうです。
ワタクシメ、幼少期はよく松本の親せきの家で過ごしまして、このマイナーなお祭りにも参加しました。
そのおぼろげな記憶をハッキリさせたくて、ン10年ぶりに松本の小母に手紙を書いたりメールしたりして、「ぼんぼん」を辿りました。
このことは作品にしたいので・・・お楽しみに ♥

  

メインは「無言館」


長野県上田方面にも、ワタクシメの「ファミリーヒストリー」があるそうなので、ずっといきたいと思っていました。
でも、「ここ」という当てはなく・・・
「どこがいいかなー?」と人に聞いたりネットで調べると「無言館」は必見とのこと!

「無言館」は、画家や彫刻家、あるいはデザイナーや建築家などになるはずの若者が、徴兵によりその夢を断たれ、戦場に散っていきました。
その方たちの遺した作品が展示されている美術館です。

無言館の第二展示館「傷ついた画布のドーム」と「オリーヴの読書館」。
こちらぱスケジュール的に寄れそうもなかったのですが、
「せっかく来たのだし、全館こみこみの入館料(券)なのだから入ろう・・・」と、相変らずみみっちい根性で(笑)がんばりました💦

でも案内の方(学芸員さん? 館長さん?)が、
「敷地内に『俳句弾圧不忘(ふぼう)の碑』と『檻の俳句館』がありますよ。
そこは二月に九十八歳で亡くなった金子兜太さん、『平和の句』の金子先生の“忘れ形見”です。
今日は館長が居るから、解説してくれますから、どうぞ、お寄り下さい」と。
ワタクシメは金子先生の新聞連載の愛読者で、亡くなられて本当に悲しかったので「行く行く、ぜひぜひ!」と寄ることにしました。
そこで出会ったのが館長のマブソン青眼さんです。
マブソンさんはフランス生まれ。パリ大学大学院日本文学を研究し、その後、早稲田大学大学院教育学研究科博士課程修了・・・。
現在は十文字学園女子大学、信州大学非常勤講師されています。
専門は小林一茶研究、俳文学、比較文学。

フランス人に俳句のことや、戦時中の日本人が弾圧されながらも様々な形で「平和」を訴えていたこと等など、たくさんのことを教えていただきました。

偶然立ち寄ったためゆっくり見学できず残念でしたが、
「時間がないのなら、 最後に“イマジン”を歌おう(^^♪」と言って、キーボードに向かうアブソさん。
だーばぁ一行はポカーン(^○^)

「ハミングくらいしてよ。イマジン、歌って―」とアブソンさん苦笑。
「スミマセン 🙇 次回お会いするまでに練習します(冷汗) 素敵な時間をありがとうございました」

「檻の俳句館」では十分お話しできませんでしたが、「Facebook」でつながることができたので、これからもっと勉強して教えを乞いたいです <(_ _)>


上田方面で「ファミリーヒストリー」をみつけるのは無理のようですが、アブソンさんとお近づきになれて新しい世界が拓けたのは、
先祖の導きかも知れません。
松本の「ぼんぼん」同様に、作品に結び付けたいと思っています。

毎度毎度まわりの皆さんにお世話をおかけしますが、身体が不自由なワタクシメでも、様々な縁によって人生を楽しめることに感謝です♥



   ↓ 写真は、無言館の敷地内にあるモニュメントの一つ「「開かないポスト」。
    平和への願いや、夢、想いなど、今の気持ちをこのポストに投函すると、このポストのまま永久に保存されるそうです。





コメント
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