奈良散策 第854弾
6月30日の午後から郡山八幡神社に行ってみました。ここで「茅の輪くぐり」ができると聞いたので。
郡山八幡神社の入り口です。
中に入って拝殿の方を見てみました。
拝殿の前に茅の輪が置かれていました。茅の輪の茅はチガヤを指しているのですが、ここは人工のものでした。「茅の輪くぐり」は無病息災を祈願する夏越しの祓いのときに設けられます。「茅の輪くぐり」の由来については、なぜか、京都産業大学のホームページに載っていました。それによると、「茅の輪くぐり」は蘇民将来の伝承に由来しているそうです。かつてスサノオノミコトが一夜の宿を裕福な蘇民将来の兄に求めたのですが、断られてしまいました。それに対して、貧乏な蘇民将来は快く引き受けてくれたので、そのお礼として茅の輪を授けたということです。この輪を腰につけたおかげで、疫病から逃れることができ、子孫が繁栄したとのことです。
茅の輪のくぐり方について書かれていました。「祓え給え、清め給え、守り給え、幸へ給え」と唱えながら、一礼をして左足から入り左に回ります。次に一礼をして右足から入り右に回ります。もう一度、一礼をして左足から入り左に回り、最後に一礼をして左足から入り、拝殿に進むとのことでした。
これは拝殿の中です。
本殿の前にはガラスで囲まれた狛犬が置かれていました。
これはお供えです。
境内には稲が植えられていました。おそらく新嘗祭に用いるのでしょう。