奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

漢國神社の獅子神楽奉納2

2024-01-07 20:40:07 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第1033弾


奈良市にある漢國神社で12月29日午後から獅子神楽奉納がありました。その続きです。





演目の6番目は「抜身 荒神祓」です。これは獅子神楽の練習に使われるものだそうです。抜身というのは獅子頭などを付けないことで、口には紙をくわえ、激しい舞をしなければなりません。抜身なので手を抜くことができないし、紙をくわえているので口から息はできないし、唾液で濡らすこともできないしとなかなか厳しい練習です。







この演目も「抜身 中村」で若手が中心に舞いました。





これは「荒神祓崩し」。



これは「へべれけ」という演目です。獅子は舞台に上ってすぐに寝てしまいます。



そこにひょっとこが出てきて、観客に酒をつぎ始めます。



女性にばかりついでいるとひょっとこが怒られています。



それで、男性の方にもつぎました。



最後は獅子が酒を飲み干します。





これは「参神楽」という演目です。







そして、これは「太神楽」という演目で曲芸です。いろいろな演目があって楽しませてくれます。



これは「荒廻剣」で、こんな天狗が出てきます。





天狗は観客の頭を叩き回るのですが、最後に獅子の頭を叩きます。そうすると獅子が起きだします。







これは「四方鎮」という演目で、獅子は高く伸びあがったり、床に寝そべったりします。

これですべての演目が終わりで、全部で1時間40分ほどでした。終わってから、南京の入ったぜんざいのふるまいをいただきました。こんなに近くで獅子神楽を見るのは初めでした。先日は田楽も見ることができ、奈良に来てから伝統芸能を間近で見ることができ大変幸せです。