奈良散策 第419弾
4月10日は家族と一緒に平城京羅城門跡に行ってみました。もともとの目的は先日、奈良文化財研究所でセンダンの実を見たので、家の近くにもセンダンの木がないかなと思って探したところ、佐保川土手にあることが分かって見に行きました。
郡界橋から佐保川を見ると、川べりに菜の花がいっぱい咲いていました。
これは橋のたもとにある枳殻地蔵です。このお堂の中にお地蔵さんがたくさん納められています。もともと、奈良時代にこの辺りは下ツ道に沿った船着き場になっていて、ここが矢田地蔵に行く分岐点でもあったために、お地蔵さんが置かれ、その周りにカラタチ(枳殻)が植えられたので、枳殻地蔵といわれたようです。
川の土手で咲いていたノヂシャです。
「大和郡山市内 佐保川と下ツ道マップ」に載っていた栴檀(センダン)の大木と「下三橋の野神さん」に着きました。が、どこを見渡してもセンダンの木がありません。
どうやら切られてしまったようです。ずいぶん大きな木だったようですが。
諦めてもう少し北にある羅城門跡に行ってみることにしました。途中で見たシロバナタンポポです。
佐保川土手を歩いていると、途中で下に降りる階段があって、それを降りると平城京羅城門跡公園に着きます。前にも来たことがあったのですが、草刈りがされていなくて、何となく荒れ果てた公園でした。
この日もそんな感じだったのですが、八重桜が満開でした。ちょっと得をした感じです。
平城京羅城門跡の石碑がありました。これは昭和54年に建てられたものだそうです。
こちらは北浦定政という、江戸時代に平城京跡などの調査をした方の歌のようです。
公園全体を見たところですが、やはり荒れ果てた感じがします。
佐保川を渡る橋の上にも羅城門跡の説明がありました。
橋のたもとにはミモザが咲いていました。
橋の下にはやはり羅城門跡の碑がありました。羅城門はいったいどの辺にあったのでしょう。
この後、来世墓地で六地蔵を見たりしたのですが、お墓なので写真はパス。そして、帰る途中で見たハナズオウです。
雑談1)コロナの勉強はそろそろ終わりに近づいてきて、今日は奈良県の現状をまとめてみました。ついでにオミクロン株が膜融合では細胞に侵入できずに、エンドサイトーシスでしか侵入できないのに、感染の速度が膜融合ができるデルタ株より大きいのは何故かという問題の解決がついたかなと思って、今年出た論文をいくつか読んでみました。実際に数十倍細胞への侵入が速いという実験結果は出ているのですが、理由については書かれていません。エンドソーム内でのカテプシンが関係しているようなことが書かれていましたが。
雑談2)今日はこれまで観察した動植物のリストを作り、製本しておこうと思ってまとめ始めました。長年、大阪北部に住んでいたので、そこで見た種をまとめておくのも悪くはないだろうと思って。果たしてできるかどうか分かりませんが。
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