奈良散策 第148弾
7月11日の朝の散歩は佐保川土手でしゃがみこんで虫探しをしましたが、佐保川までの道や佐保川土手を歩いて撮った写真も載せておきます。この日はチョウを新たに3種、クマゼミ、それに、ジャンボタニシの卵など、奈良に来て初めての生き物がたくさん見つかりました。
これはマツヨイグサの仲間です。花後が黄色いので、マツヨイグサやオオマツヨイグサではなくてメマツヨイグサか、アレチマツヨイグサだと思われます。この2種、どの図鑑を見ても、花弁と花弁の間に隙間のあるのがアレチで、ないのがメだとすることがあるが、境界ははっきりしないというようなことが書かれています。ここではメマツヨイグサということにしておきます。
これはシロバナサクラタデだと思っている花です。
こんなジャンボタニシの卵がいっぱいついている田んぼがありました。イネの害虫というのに、なぜそのままにしているのでしょう。なお、Wikipediaによると、ジャンボタニシは通常リンゴガイ科のスクミリンゴガイ Pomacea canaliculataという和名で呼ばれているようです。
これはワモンノメイガ。
佐保川の土手にある木でクマゼミがうるさく鳴いていました。ちょうど前日あたりから鳴き始めたので、クマゼミも撮っておこうと思って近寄ってみました。2回羽状複葉でこんな実がなっています。図鑑で調べて、センダンではないかと思っています。
そして、クマゼミ。もう少し胸の部分が黒かったと思ったのですが、こんなものだったかなぁ。(追記2021/07/28:ささきさんから、「クマゼミは羽化したてのころは全身に金粉をまぶしたような色調です(ちょっと褒めすぎかな・・・)。日が経つにつれて金粉が落ちて(?)真っ黒になるようです。」というコメントをいただきました。そうなのですか。どうも色が違うので、どうしてなのかなと思っていました。これからときどき撮ってみようと思います。コメント、どうも有難うございました)
この植物はずっと名前が分からなかったのですが、ネットを見ていて、オオブタクサらしいことが分かりました。
これはヤブマオ。
このすぐ横にゴマダラチョウがやってきて止まりました。まるで、写してくれとでもいうようにちっとも逃げません。奈良に来てからはこれが始めてです。
これはツバメシジミ。
そして、これはコアオハナムグリ。
それからルリシジミ。
そして、ウスバキトンボ。
このくらい写してから、帰ろうと思ったら、ムラサキツメクサにセセリが止まっているのを見つけました。奈良に来てから見たセセリはだいぶ前のキマダラセセリ1匹だけだったので、最普通種のイチモンジセセリだったのですが、じっくり撮りました。
すぐ横に別のセセリも来ていました。チャバネセセリです。これで奈良に来てから写したチョウも31種になりました。
これはヒメアカタテハ。
そして、最後はキムネクマバチでした。
雑談1)ブログに出した生き物の種名や分類、撮影場所や年月日、それにブログと写真へのリンク先をEXCELファイルに入れたデータベースを作っていたのですが、今日やっと7月17日分まで入力が終わりました。これをもとにしてホームページや手作り図鑑を作っていこうと思っています。それにしても、「奈良のむし探検」ではすでに3,900枚の写真を出したことになります。
雑談2)梅雨明けになって、晴れる日が多くなったので朝の散歩を再開しました。カメラの持ちすぎで筋肉を傷めてしまったので、最近は1台だけを持っていくので、そのせいか痛みは少し治まっています。毎朝7時前に出かけているのですが、とにかく暑くて暑くて、その割には虫もいなくて、いまいち充実しません。やはり冬から春にかけて鳥がいろいろといたころが面白かったですね。
そうなのですか。どうも色が違うので、どうしてなのかなと思っていました。これからときどき撮ってみようと思います。コメント、どうも有難うございました。