奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

馬見丘陵公園で散策(続き)

2021-12-12 21:05:06 | 奈良散策
奈良散策 第306弾


12月9日に家族と一緒に馬見丘陵公園に散策に行ったときに撮った写真の続きです。



この日は北エリアと緑道エリアに散歩に出かけました。これは北エリアから緑道エリアに向かう陸橋です。



しばらく歩くとこんな案内板が立っていました。この近くで後期旧石器時代の遺跡が発掘されたようです。読むと、2002年から2003年に発掘が行われたようで、この近くの2か所の谷で石器6,500点が見つかったようです。これから尾根部分に石器造りの場所があったと推定されています。今から、15,000~16,000年前のことだそうです。



この辺り、ひらひらと小さな蛾が飛び回っています。今頃いるのはクロスジフユエダシャクか、ナカオビアキナミシャクのどちらかです。それで、止まるまで追いかけて行ったのですが、なかなか止まりません。そして、やっと止まりましたが、この写真ではどこにいるのか分かりません。



ちょっと拡大してみました。中心にいるのが分かりますね。やはりクロスジフユエダシャクの方でした。これは冬に現れる冬尺と呼ばれる蛾の仲間で、♀は翅が退化していて飛ぶことができません。それで、枯葉の影などにいて、フェロモンで♂をひきつけます。その♀を探して♂は飛び回ります。もう8年ほど前のちょうどこのころ、枯葉の下で交尾している写真を撮ったことがあります。





紅葉しているこの木はコナラだと思います。



遠くから見ると、ホウキギみたいなのですが・・・。



拡大してみると、シソ科のようです。これは何でしょう。



緑道エリアから北エリアに戻る途中で見たオオタカです。



そして、北エリアに戻りました。この大きな構造物は奈良県の案内を見ると、「大型テント」となっていました。



これは南側「集いの丘」周辺を写したものです。大変広い空間になっています。







北駐車場周辺でもコダチダリアが咲いていました。ほとんど雲のない快晴だったので、青空を背景に写すととても映えます。



旅客機が低く飛んでいたので、思わず写してしまいました。機体にJA848Jという番号が載っています。写した時刻が12時24分なので、FlightAwareの「フライト追跡と履歴」というサイトで探してみると、11:27分羽田発、12:37伊丹着のJALの旅客機だったようです。



最後は花見茶屋の前にあったクリスマスツリーでした。

雑談1)今日はウイルスの分類の勉強をしました。昨日、図書館で本を3冊借りてきたのですが、さらに、南江堂の「生命科学のためのウイルス学」を注文したら、今日、届きました。これとネットの情報をもとに、分類について調べてみました。従来まで用いられてきたボルチモア分類体系ではウイルスゲノムがRNAかDNAか、それぞれ一本鎖か二本鎖か、さらに、一本鎖RNAでは+鎖か、ー鎖か、さらに、途中でRNAならDNA、DNAならRNAが中間体となるかで、全部で7群に分けられていました。ICTV(国際ウイルス分類委員会)はそれぞれの群に目、科、属、種を当てはめて、これが広く用いられてきました。ところが、2019年に生物で用いられている分類体系に準じた分類体系に変えられ、6レルムが新たに作られました。最近、植物の分類がAPGに代わってややこしくなったのですが、ウイルスの世界も分類が変わり、なかなか大変そうですね。

雑談2)今日の午前中は接写を持って虫探しに行きました。マンション近くの塀や用水路脇の草むら、佐保川土手まで行ったのですが、結局、マンション近くの塀が一番多かったです。佐保川土手はすっかり草刈りがなされてしまって、何もいませんでした。虫といっても小さなハエとかコバチとかが多いので、名前を調べるのは大変です。アリとコバチをそれぞれ1匹ずつ採集してきました。冬になって何もいなくなったら調べようと思っています。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿