奈良散策 第68弾
4月25日の朝の散歩は久しぶりに稗田環濠集落に行ってみました。この間行ったのは2月10日で、その時、賣太神社には行かなかったので、今回は神社が目的です。
稗田環濠集落は大和郡山市を流れる佐保川の東側にある濠に囲まれた集落です。「大和郡山市埋蔵文化財発掘調査報告書 第3集」によると、もともと弥生時代の戦乱の中でも濠で囲った集落があったようです。稗田環濠集落は平城京と藤原京を結ぶ下ツ道に沿った場所にありました。その後、戦国時代には村の防御のために本格的な環濠が掘られ、実際に城砦としての役割を果たしていたようです。稗田環濠集落は縦横およそ260mの矩形の形をしています。
その南側に賣太神社はありました。昔の地図を見ると、この神社の場所近くに枝濠が掘られ、ここが砦の本陣があった場所であると想像されています。
ここは稗田阿礼を祭った神社ですが、猿田彦命、天宇受賣命を副斎神としているようです。本殿はいま修理中でした。
そのすぐ脇の木から「焼酎一杯グィー」というセンダイムシクイの声が聴こえました。なかなか姿は見えなかったのですが、一瞬姿が見えたので、写真に写すことができました。
鳴いていたのは御神木の上で、これはおそらくアラカシではないかと思います。
神社から外に出て、お濠沿いを歩くと、ノビルがいっぱい生えていました。以前、山菜取りに行ったときに採取したことを思い出しました。
神社を一周して入り口に戻ってきました。
神社の木の中に花がいっぱいついている木がありました。たぶん、バラ科のカナメモチかな。
帰る途中にヒバリが鳴きながら飛んでいたので、ちょっと撮ってみました。
地蔵院川に着くと川辺に花がいっぱい付いた木が見つかりました。これはハリエンジュかな。
雑談1)今日は一日中雨。仕方がないので、「奈良のむし探検」に出した写真をデータベースに登録する作業をしていました。2月初めから出した写真に載っている動植物の種名や分類、撮影日や場所などをEXCELに入力していきます。ブログと写真のアドレスはVBAで自動的にデータベースに入れられるようにしてあり、また、種名や分類名などは過去のデータをコピペするだけなので、比較的に楽な作業です。それでも、3月終わりまで来たところで、くたびれて今日の作業は終わりです。
雑談2)この間本屋に行ったら、森昭彦著、「帰化&外来植物 見分け方マニュアル 950種」、秀和システム (2020)という本が置いてあったので購入しました。帰化植物と在来種の見分け方が簡単に書かれているので、かなり役立ちそうです。この間から迷っていたニセカラクサケマンはそれでよさそうです。また、畑に生えていたのがスカシタゴボウか、イヌガラシかで迷っていたのですが、スカシタゴボウでよさそうです。
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