奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

鷺池~永慶寺

2022-01-26 20:41:30 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第344弾


今日の午前中は天気が良かったので、郡山城の鷺池~永慶寺~天守閣跡を散歩しました。その時に撮った写真です。



車を三の丸駐車場に駐めて、大和郡山城のお濠の一部である鷺池に行ってみました。なぜだかあちこちの木が白くなっています。向こう側に見える建物は県立郡山高校です。どうやら、高校で増築工事をしていて、その影響で白くなっているようです。風の強い日に塗装でもしたのでしょうか。(追記2022/01/27:立西さんから、「木が白くなっている写真について、もしかするとその林にコロニーを作っているサギ類が落とした糞の影響ではないか、と思ったのですがどうでしょう。」というコメントをいただきました。今度行ったときによく見てみます。コメント、どうもありがとうございました





池では相変わらずハシビロガモが泳いでいました。





これはホシハジロ





それに、ヒドリガモ



それから、また、ハシビロガモ。そのほかに、カルガモ、カイツブリ、カワウぐらいかな。



このカメはたぶん、クサガメ。(追記2022/01/27:立西さんから、「キールがないことや顔にうっすら赤い模様があることから、カメはミシシッピアカミミガメだと思います。」というコメントをいただきました。カメは迷いに迷ったのですが、甲羅にわずかに筋が2本見えているのと、眼を図鑑と見比べてクサガメとしたのですが、やはりミシシッピーアカミミガメだったのですか。カメはどうもよく分かりません。コメント、どうも有難うございました



この後、鷺池のすぐ近くにある黄檗宗の永慶寺に行きました。ここは柳沢吉保の菩提寺になっているところです。これは殉国塔。



それから山門です。この門は郡山城の南御門として建築され、大和郡山市に残っている唯一の城門です。



そして、これは弁天門です。







弁天門から中に入りました。境内にはクチナシとナンテンがいっぱいで、クチナシにはこんな実ができていました。



赤だけでなく、こんな黄色の実もありました。



ここから本堂方面に歩いていきました。



向こうの建物が本堂です。



そして、これは柳沢家仏間と書かれていました。





建物を撮っていると、ジョウビタキがいたので、ついでに撮りました。





そして、これが本堂です。この間来た時は、お盆お彼岸のときで、お参りの人が多かったので、あまり写真が撮れませんでした。今日はほとんど人がいなかったので、たっぷり写真が撮れました。この後、郡山城の天守閣跡に行ったのですが、それは次回に回します。

雑談)腰の痛みも何とか治まってきたので、ぼつぼつ散歩に出かけ始めました。コロナもウイルス関係の勉強がだいたい終わり、まとめも書いたので、ちょっと空虚な気分に陥っています。それで、次のテーマを探すために、今日はワクチンがどのようにして効くのか、その機構を調べてみました。面白そうなので、次はこれにしようかなと思っています。

午後の散歩 猫と鳥

2022-01-25 19:54:09 | 奈良散策
奈良散策 第343弾


今日は午後から散歩に行ってみました。腰痛は治まったのですが、腰をかばってか、周囲の筋肉が痛いので、いつもの養魚池周辺をゆっくりと歩いてみました。





いつものところに黒猫がいました。以前、「クロ」と名付けたネコかなと思ったのですが、顔の下の方に白い毛が生えています。今まで、こんなネコはいなかったなぁ。



養魚池の横を流れている用水路を覗いてみると、タシギがいるのに気が付きました。



タシギもこちらに気が付き、用水路の端に寄り、まったく動かなくなりました。



しばらく見ていたのですが、やっと嘴の先を水からちょっと上げただけでやはり動きません。近くを犬を連れた人が通ると、突然、飛んでいなくなってしまいました。



いつもの水を抜いたため池に行ってみたのですが、この日は何もいませんでした。それで、ヨシ原の方に歩いていきました。突然、鳥が何羽か飛び上がり、近くの草に止まりました。ホオジロです。



草の隙間からアオジも顔をのぞかせていました。





ちょっと離れた木にスズメが山のように止まっていました。これが一斉に飛び立って、近くに畑に行き、また、一斉に木に止まります。





ヨシ原から離れて、道路を歩いたら、てっぺんにダイサギが互いにそっぽを向いて止まっていました。

雑談)オミクロン株の特徴を調べてまとめていたのですが、昨日、テレビを見たら、今流行しているのはBA.1という株(亜種)で、デンマークでは別の亜種であるBA.2がすでに置き換わっているという話を聞きました。この2亜種は別種と思われるほど、変異が異なっているというので調べてみました。現在は、BA.1、BA.2、BA.3という3亜種があるのですが、確かにBA.2は特に変異が多く、細胞の受容体に直接結合するRBM(受容体結合モチーフ)の部分にも変異が加わっています。これがBA.1より感染力が2倍くらい高いというので、BA.1による感染が治まった後、再び、BA.2の感染が始まることも考えられます。心配ですね。ところで、BA.1~BA.3の親にあたるB.1.1.529とも塩基配列を比べてみたら、スパイクタンパク質をコードする塩基配列の変異がBA.1~BA.3は山ほどあるのですが、B.1.1.529にはまったくありません。たぶん、B.1.1.529とBA.1~BA.3の間には何代か中間の株があるような気がします。

午後の散歩 鳥と蛇

2022-01-24 20:27:29 | 奈良散策
奈良散策 第342弾


やっと腰痛が治まってきました。それで、今日は試しに家の周辺を歩いてみました。30分ほどの散歩だったのですが、一応、カメラを持って行ったので、撮った写真を載せておきます。



歩き始めてすぐにイソヒヨドリを見つけました。どうせ、今日はあまり撮るものがないだろうと思って、早速、撮りました。









ハクセキレイが歩くとき、首を前後に振りながら歩くので、ちょっと撮ってみました。ピントは合わなかったのですけど。



これはツグミ





歩いていたら、正面に若草山が見えました。一昨日の山焼きで下半分が真っ黒になっています。



畑の畔でシマヘビが死んでいるのを見つけました。奈良に来てからほとんどヘビを見たことがなかったので、何枚か撮ってみました。





頭を拡大して撮っていたら、そういえば、以前、鱗について調べたことがあったなと思って、クローズアップレンズを取り付けて撮っておきました。





家に戻ってから、保育社の「原色日本両性爬虫類図鑑」を見て、鱗に名前をつけてみました。P、F、SO、PFなどの記号はそれぞれ頭頂板、額板、眼上板、前額板などと名前が付けられています。鱗の枚数や配置は種によってだいたい決まっているので、種の確認にも使えます。シマヘビジムグリ幼蛇については以前も調べたことがありました。



最後は養魚池で泳いでいたキンクロハジロでした。

雑談1)腰が痛くて散歩に出かけられないので、その間に、オミクロン株のゲノムの変異について調べたことをまとめてみました。まとめてみると、何となく分かったような気になるので、ちょっと嬉しい感じです。折角、ウイルスのことがちょっと分かってきたのですが、WHOの欧州地域事務局長が「欧州でパンデミック収束も」という見解を示したという記事が出ていました。でも、本当にそうならいいのですけど。

雑談2)2月の初めに、もと住んでいた近くで会議があるという通知が先日来ました。電車で行くと2時間近くかかります。車で行っても1時間くらい。コロナが流行っているので、やはり車で行くしかないかなと思っていたら、今日、リモートで行う旨の連絡が来ました。リモート会議というのは初めてなのですが、とにかく、行かずに済むので助かります。今週木曜日にzoomがつながるかどうかのテストがあります。うまくつながるとよいのですが。

遠くから若草山焼き見学

2022-01-22 20:47:43 | 神社・寺・古墳など
まだ、腰痛が直っていません。それで、散歩には行けずに家でくすぶっていました。夕方6時ごろから若草山焼きがあるというので、家族と一緒にマンションの近くで若草山が見えるところまで行ってみました。

6時まではYoutubeのライブで若草山麓にある野上神社で行われた儀式と松明への点火を見ました。









その後、若草山が見えるところまで行くと、6時8分頃に花火が上がり始めました。大和郡山市と若草山は5kmくらい離れていますが、結構、よく見えました。花火は6時16分に終わりました。



花火が終わって、若草山方面を見ると、1カ所で火のついているのが見えました。



と、見る間に左側面と下側一列に火がつけられました。





火はどんどん広がっています。でも、寒いので、ここからはテレビでライブを見ようと、家に戻ることにしました。

若草山焼きはいつごろからされていたのでしょう。若草山焼きのサイトには起源が載っていました。山焼きは江戸時代くらいからされていたようです。初め、山頂にある鶯塚古墳から出る幽霊を恐れて人々が勝手に山焼きをしていたのですが、火が東大寺などに迫ってきて危険なので、東大寺、興福寺、奈良奉行所が一緒になって山焼きを始めたのが起源のようです。

雑談)今日もコロナの勉強をしました。Natureダイジェストに「新型コロナウイルスが細胞に侵入する仕組み」という記事が載っていて、そこに、新型コロナウイルスのSタンパク質(スパイクタンパク質)が揺らぐ様子や、Sタンパク質の作用でウイルスが細胞に膜融合する様子がアニメで載っています。文章で書くより、こんなアニメを見ると直感的によく分かりますね。Sタンパク質が揺らぐことにより、受容体と出会う確率が増すとされています。

いかるが溜池の鳥

2022-01-21 21:15:27 | 奈良散策
奈良散策 第341弾


昨日(1月20日)の午後、車をちょっと走らせて、いかるが溜池まで行きました。一周、1.5kmもある大きなため池で、そんなに数は多くなかったのですが、水鳥がぽつぽつと群れで浮かんでいました。そのときの写真です。



最初はオオバンです。これも群れでいました。







遠くの方でヨシガモの群れがいました。池が大きいので、望遠でも苦しいのですが、池を回っていくと近くになるかなと思っていたら、人が近づくと岸から離れていくので、結局、どこで撮っても遠くになってしまいました。



歩いている途中で木のてっぺんにハシボソガラスが2羽止まっていました。



これでほぼ半分ほど歩いたことになります。近くにカイツブリの群れがいました。



その中にちょっと変わったカイツブリがいました。たぶん、カンムリカイツブリですね。奈良に来てからは初めてです。顔を羽の中に埋めているので、なかなか顔を写せません。







しばらく待っていたら、顔をひょいっと持ち上げ、また、羽の中に埋めてしまいました。



それで、この場を離れて池の周辺を歩き始めました。遠くにカルガモがいたので、池にいる鳥は撮っておこうと思って撮りました。





岸に近かったヨシガモも、そちら側に歩いていくと、どんどん岸から離れてしまいます。





それにひきかえ、カイツブリは近くにいるので、バッチリ写せました。



これはマガモ



そして、カワウ







カンムリカイツブリが頭を上げて泳いでいました。これでバッチリ撮れました。







池にいる鳥はこんなものかなと思って、双眼鏡を覗いていたら、ミコアイサの♂がいるのに気が付きました。結構、いろいろな水鳥がいますね。



また、カンムリカイツブリです。結構、数がいるようです。



ちょうどそのときカイツブリが着水したので、慌てて撮りました。



近くにマガモがいたので、これも撮っておきました。





そして、最後はミコアイサの♀でした。

この日は曇っていて寒かったのですが、もう少し晴れていたら、きっと気持ちのよい散歩ができたでしょう。また、行こうと思います。

雑談)今日は朝からずっとオミクロン株のゲノムについて調べていました。朝起きてから3時間ほどぶっ続けで調べていたら、腰が痛くなって歩けなくなってしまいました。それで、散歩はやめて、一日中、ごろごろしていました。今日のオミクロン株の勉強はSタンパク質(スパイクタンパク質)についてです。Sタンパク質のサブドメインであるS1とS2の間に「PRRA」というアミノ酸配列があり、これがフリンというプロテアーゼの開裂個所になっているということでした。ところが、オミクロン株ではP(プロリン)がH(ヒスチジン)に変わってしまっています。この変異により、フリンによる開裂効率がどうなるか気になったので調べてみました。実は、同様の変異はデルタ株でも起きていて、変異により開裂効率がむしろ上がっているという報告がありました。ウイルスは細胞内にあるフリンにより細胞内でSタンパク質をあらかじめ開裂しておき、感染時にSタンパク質が受容体に結合すると、すぐにタンパク質は変形することができ、その後の膜融合を起こしやすくしています。これで、当然、人から人への感染率も上がるのではと思ったのですが、確かに細胞への感染効率は上がるのですが、それがすぐに感染拡大とは結びつかないということのようです。