奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

午後の散策 いかるが溜池

2022-01-20 21:00:51 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第340弾


最近、養魚池周辺や佐保川土手を散歩しても、これはという撮影対象になかなか出会えないので、今日は午後から斑鳩に行ってみることにしました。法輪寺には広い無料の駐車場があるので、そこに車を駐めて、周りをぶらぶらしてみようと思ったのです。



法輪寺を入り口から撮った写真です。今日は中には入らず、法起寺側に歩いていくことにしました。



如何にも斑鳩という風景です。この辺に「いかるが溜池」という池があることを思い出しました。遠くに見える土手が「いかるが溜池」のようです。今日の目的地はそこにしてみました。



歩いていると、神社の入り口が見えました。



正面から撮った写真です。山の中に入っていくような神社です。神社の名前を探したのですが、載っていません。後で調べてみると、素戔嗚神社(すさのおじんじゃ)というようです。





古そうな神社なのですが、由来などはよく分かりません。



神社の入り口付近でみたモズです。



その辺りから見た法輪寺三重塔です。





そして、「いかるが溜池」に着きました。思ったよりずっと広い溜池でした。





周りが周遊道になっていて、散歩をしている方がぽつぽついました。行くときは晴れていたのですが、この辺りに来ると黒っぽい雲に覆われ、風も強くなって寒く感じました。





一周は1.5kmもあり、これはほぼ一周したところの写真です。池の中にはカモ類が結構いたのですが、それらの写真は次回に回します。



溜池の入り口にあったカフェ(Cafe nagi)です。







溜池を一周した後、民家の間の道を歩いてみました。途中、こんな覆いがたくさんありました。中には木が植えてあり、枝が横に這わせてあります。たぶん、イチジク畑ではないかと思います。





三井瓦窯跡(みいがようせき)という案内もありました。飛鳥後期から奈良時代に瓦をやいた窯跡のようです。上に見える小屋がその跡かなと思って見に行ったのですが、中には特に何もありませんでした。



そして、道まで出てくると、そこから法起寺の三重塔がよく見えました。

午前の散歩 猫ばかり

2022-01-19 21:12:49 | 奈良散策
奈良散策 第339弾


今日の午前中はいつもの養魚池周辺を散歩しました。



今朝は冷え込んだので、養魚池には氷が張っていました。



赤い場所は金魚が固まっているところです。



氷はまさに芸術品ですね。



いつもの水を抜いたため池にはなにも来ていませんでした。近くの木にはカワラヒワがいました。近くにヨシ原があり、小鳥が飛び回っているので、少し粘ったのですが、結局、写真は撮れませんでした。



養魚池の縁にハクセキレイが止まっていました。そういえば、この間、凍ったときにはハクセキレイが氷の上を歩いていたなと思っていたら、



案の定、氷の上を歩き始めました。





そのうち、氷の上で金魚?を見つけました。



あっという間に飲み込んでしまいました。



また、歩いていたら、養魚池の縁にいるネコを見つけました。この猫は12月19日にほぼ同じ場所で見たことがあります。



近づいて撮ろうとしたら、近くの小屋に入ってしまいました。



草原でがさがさ音がするので、撮ってみたら、スズメでした。





そして、「シロ」がいました。以前いたところよりは東寄りのところです。この間もこの近くで見たので、勢力範囲が移ったのかもしれません。今日は近くにいっても逃げませんでした。近づいてみると、かなり小さく、やせていました。金魚ばかり食べているからかなぁ。





そのすぐ近くに「シロ」の子供もいました。こちらも私の姿を見ても逃げずにむしろ近寄ってきました。





養魚池の縁にカワセミが止まっていました。





じっくり撮ろうと思って、一脚を伸ばし始めたら飛び去ってしまいました。でも、すぐそばに止まったので、続けて撮れました。カワセミは後ろ姿が綺麗です。



家の近くに来たら、また、ネコがいました。こちらはまるまる太っています。たぶん、飼い猫かなと思ったのですが、耳の端が切れた「サクラネコ」なので、やはり野良猫かなぁ。



最後はトビとカラスのバトルです。

雑談)最近、家の近くを散歩しても、これはという撮影対象にはなかなか出会えません。仕方なく、猫ばかり撮っているのですが・・・。遠出をするには寒いし、人の多いところはコロナが怖いし、ということで遠出もなかなかできません。それで、家の中でコロナの勉強ばかりしています。オミクロン株には変異が多いというので、今日は、RNA依存RNAポリメラーゼ(RdRp)でRNAを転写するときのエラー率を調べてみました。通常、RNAウイルスでは1塩基について1万分の1から10万分の1の割でエラーを起こします。従って、29900塩基を持つSARS-CoV-2ではゲノム複製に際して、3~0.3個程度のエラーがあることになります。エラーが少なくなるように、SARS-CoV-2ではExoNという校正用の酵素を持っています。そのため、エラー率が10数分の1に減るようです。細胞に感染すると1つのウイルスが1000個くらいに複製されるのですが、その10数分の1は変異したものだという勘定になります。

大和民俗公園 鳥と植物

2022-01-18 20:28:36 | 奈良散策
奈良散策 第338弾


今日の午前中にまた大和民俗公園に行ってみました。この間と違い、天気は曇り。ちょっと寒い散歩になりました。この間はイカルやヤマガラが撮れたのですが、今日はさっぱりでした。



公園に着いて、歩き始めたら、メジロの声がしていたので、一枚撮りました。





ロウバイが満開でした。今頃の花は貴重ですね。



これはモズ。この辺りから、今日は何もいないなという予感が出始めました。



ついでに菜の花を撮りました。









小さな残り柿がいっぱいなっている木にヒヨドリとメジロが何羽か来ていました。近づいたら、ヒヨドリは逃げたのですが、メジロはそのまま動き回っていました。



ひとしきりメジロを撮影してから、カキノキを離れたら一羽の鳥が飛んできて、近くの枝に止まりました。撮ってみると、シロハラでした。





ここから公園の北の端まで歩き、それから林の中をずっと歩いたのですが、およそ鳥の姿を見かけません。やっと残り柿に来ているヒヨドリが撮れました。







さらに、林を歩くと、また、シロハラに出会えました。でも、枝が邪魔でどちらから撮ってもうまく撮れません。



最後の実はたぶん、ソヨゴです。

雑談)今日は大変悲しい知らせを受け取りました。これまで何度か観察に行ったり、何年かの間、公民館講座で一緒に講師をされていた方が昨年亡くなられたという知らせです。何も知らずに年賀状を出していたら、そのお返事をいただきました。昆虫に詳しくて、私と違ってじっくり観察されるので、いろいろなことを見つけられ、お話を聞いていても大変楽しかったことを覚えています。ご冥福をお祈りいたします。

午後からの散歩 とにかく寒かった~

2022-01-17 20:43:04 | 奈良散策
奈良散策 第337弾


ブログに出す写真が無くなったので、午後から散歩に出てみたのですが、ともかく寒かった。風が強くて、とても写真どころではありませんでした。佐保川土手まで行って、30分ほどで戻ってきたのですが、その間に撮った写真です。









電線にぱらぱら止まっている鳥がいたので撮ってみたら、ニュウナイスズメでした。ニュウナイスズメは以前100羽から200羽くらいの群れで見たことがあったのですが、あれは朝だけだったのだろうか。それとも今頃の季節はばらばらで暮らすのだろうか。ちょっと興味が湧きました。





しばらく歩いていたら、また、電線に止まっている鳥がいたので撮ってみたら、これもニュウナイスズメでした。





こちらはスズメです。この日はスズメよりニュウナイスズメの方が多かった感じです。



ついでにいたカワラヒワです。







佐保川土手に行ったら、とにかく風が強くて、ずっと帽子を押さえたままでした。川を見ても岸に上がったコガモばかり。早々に退散しました。

雑談)ウイルスの勉強が終わったら、目的をなくしてしまったようで、今日は一日ぼんやり過ごしました。オミクロン株のserial interval distribution(感染後、何日目にどのくらい感染させるかという確率分布)を探していたら、英国のデータが見つかりました。これによると、オミクロン株はデルタ株より感染確率のピークは早く来るのですが、逆に長く尾を引くようです。それでも、感染後8.5日で感染確率は5%にまで減少するので、濃厚接触者の待機日数は10日で十分だと思われます。

大和民俗公園の鳥

2022-01-16 20:35:04 | 奈良散策
奈良散策 第336弾


今日は晴れていたので、久しぶりに大和民俗公園に行ってみました。日曜日なので、駐車場は6割ぐらいが埋まっていました。でも、鳥を見に来ている方は少なくて、散歩をされている方が多かったです。





車を降りて、空を見上げると、ワシタカがまっすぐに飛んできました。あまりに速く飛びすぎていて、カメラのピントを合わせる間もありませんでした。ピントは合っていなかったのですが、図鑑と見比べました。最初、クマタカかもと思ったのですが、やはりサシバかもしれませんね。





休憩所にあった「矢田の熊五郎狐」です。説明を読むと、神通力のある狐がいて村人が困っていると助けてくれたので、熊五郎狐と呼ばれて崇められていたそうです。





これはジョウビタキ





それにツグミ









この日はメジロがあちこちで鳴いて賑やかでした。そんなメジロの声に合わせるように、公園中にひちりき(篳篥)かと思える笛の音が鳴り響いていました。どなたか練習をされていたようです。



また、ツグミです。



それにモズ







ヤマガラ、シジュウカラ、エナガ、コゲラの混群がいたので、撮ろうとしたのですが、結局、シジュウカラだけが撮れました。



これはまたメジロです。





林の中を歩いていたら、ヤマガラが地面に降りてきていました。下を覗いています。





と思ったら、大きな実をつまみ上げました。







ツグミやヒヨドリの声に混じって、何か分からない短い鳴き声がするので、必死になって探し回ったら、木の上の方にイカルが止まっていました。1時間半ほどの散歩だったのですが、いつもの養魚池周辺とは違う鳥が撮れました。

雑談)この間からウイルスの勉強をして、それを「雑感第4報」という形でまとめていたのですが、今日、やっと完成しました。ウイルスの基礎と新型コロナウイルスの構造や生活環についてまとめたものです。私はウイルスのことは全く知らなかったのですが、まとめてみることで大変よい勉強になりました。最近、ファイザー社が経口薬として認可申請を出した「パクスロビド」が3CLプロテアーゼ阻害剤だと言われたときに、すぐにどの部分を阻害するのかが分かりました。ちょっとした進歩だと喜んでいます。ウイルスが細胞に侵入して最初に行う行為を阻害するので、素人目にもこの薬はよいのではと思いました。今日は、オミクロン株の基本データを集めようと思って、serial interval distributionのデータを探しました。ぼちぼちと進んでいます。