久しぶりに養老孟子さんの本を読んだ。内容は過去に読んだ本の中に書いてあったことが多くを占めていたので特に発見はなかったが、だから余計に養老さんのさばさば江戸っ子(?)ぶりがよく分かった。その思考は気持ちがいいくらいにはっきりしている。いや実際読んでて気持ちがいいです。
ようこそ此の世。
遙か10cmの彼の世から。
命懸けの旅。
お疲れ様。
君はもうふたりじゃない。
晴れてひとりだ。
おめでとう。
この世界は素晴らしいよ。
なにしろ苦しくて楽しいんだ。
退屈な彼の世とは大違い。
それだけで興奮するだろ。
毎日が今日は最高。
何をしてもいいんだよ。
殴っても、やさしくしても。
助けても、迷惑かけても。
飛んでも、這っても。
殺して食べても。
生かして飼っても。
盗んでも、施しても。
信じても、信じなくても。
しゃべっても、しゃべらなくても。
世界を救うヒーローになるかい?
なんなら世界を滅ぼすかい?
なんにせよ。
これだけは憶えてほしい。
くだらない、どうでもいいこと。
泣いたって笑ったって。
僕は死ぬまで。
君を守るよ。