渡辺さん家

スイーツ大好き渡辺さんの時々日記

アパートの人々

2010-03-18 19:46:30 | ブログ

結婚生活をしていたアパートは、

雇用促進住宅といって、

所得によっては、2万円弱で入れる古いアパートでした。

5階建て、エレベーターなし、6畳と4畳半が1部屋ずつ、

狭いキッチンに、コンクリートの床のシャワーなしのお風呂、

洗濯機はベランダにしか置けず、そのベランダも、

かなり狭くて洗濯物を干すのも不安でした。幸い、トイレは洋式の水洗でした。

甘い新婚生活を夢見ていた21歳の新妻である私は、

いきなり出鼻をくじかれた思いでしたが、

借金まみれの夫を選んだのは、自分の責任だと

現実を見据え、いわゆる節約生活をはじめました。

狭くても、古くても、住めば都で、そこを

自分たちの居場所として生活しているときは、

それほど苦になりませんでした。

アパートに住む住人も、いろいろな人が居て、

家を建てる為に、安いから一時的に住む人(一番前向きで理想的)、

私たちのように、お金のない若い夫婦。

2世帯隣同士の部屋を借りて、頻繁に行き来する家族。

年金暮らしで、病を患い、「出費を抑えないと生活できないんです。」

と言って、町内会や隣組の退会を申し出る夫婦。

たまにトラブルで、警察が来りもします。

「きのう、警察が来てたみたいだけど、男の人がどなってたからかなぁ」

なんてアパートの人達と話してると、

「それ、うちです。お騒がせしてごめんね・・・(-“-)

という会話もありました。

となりに住む家族は、20歳前後の年頃の子供が、男女1人ずつ居て、

仕事もバイトもしないで2人共家にいるようでした。

どうやって部屋を割り振っているのか不思議でしたが、

あいさつもろくにできない子たちで、そのわりに

母親はなにかとうちに苦情を言ってくるので(エアコンの室外機の音がうるさいとか)

世間話もできなくて、謎の家族でした。

もう一方のお隣さんは、私たちが入居するときに、夜逃げをした後だったらしく、

ドアに張り紙がしてありました。黒塗りの車が駐車場に居座り、

人相の悪い男の人がずっとその部屋を監視していたことも

あったそうです。ドラマみたい(+o+)

アパートの人たちは、今頃どうしているのでしょう。

引き続き、住み続けている方もいるんだろうと思いますが、

本来、仕事を見つけて、自立して出て行かなければいけない

住宅なんですよね^_^;

コメント (1)
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