2008年12月号
<12月20日(土)13:30~17:00 たかつガーデン>
【参加者】
渡辺慶二・音田輝元・西村寿雄・雁金美佐枝・水口民夫・藪木智子・坂尻由美子・雁金隆・笠井亮・岡部智子・永岡修・中岡利晃・森下貴夫・岡田和成・中嶋典子・畑中真一 16名
今月のサークルは2学期末の忙しい時期で,参加人数は少ないかなぁと思っていましたが,いつも通りのメンバーで楽しくサークルを行うことが出来ました。
サークルが終わってからは,井上直之さんの喫茶店(パライソ)で忘年会。この日のために特別に用意してくださったおいしい料理と岡部さんのマジックショーで大いに盛り上がりました。〈畑中 真一〉
◇水口民夫 「ガウスライフルの実験」,道徳の授業プランが多数
音田輝元さんの講演記録2つ
球形のネオジム磁石を使った実験は以前にも一度サークルで紹介してくださったのですが,実はアメリカでは「ガウスライフルの実験」として学校でも教えられているそうで,今回はその「ガウスライフルの実験」を紹介してくださいました。迫力のある実験で,何度やっても楽しめます。
◇笠井亮 科学通信「液体空気で遊ぼう」「水素+酸素」水合体
「光と虫めがね」を終えて
今年は中学校で理科を教えている笠井さん。生徒達からの感想文集です。「液体空気で遊ぼう」は文化部発表会の科学部の発表の時に行い,好評だったようです。
《光と虫めがね》の感想文は小学生の感想文とほとんど同じ内容でビックリしました。虫めがねで新聞紙を燃やすことは小学校でもたくさんしたはずなのに・・・。実験の様子を詳しくイラストにしてくれた感想文もあり,中学生から授業書に対する意欲を感じました。
◇雁金隆 「ミウラ折りの折り方」 「いんすうカード」ゲーム
「カーリーの科学通信」
普通大きい紙を小さく折ったものを広げるときは,何度も何度も広げていかないといけませんが,ミウラ折りだと端と端を引っ張るだけで簡単に開きます。折り畳むときも逆の動作で簡単に折り畳めます。
「いんすうカード」は雁金さんが開発したカードで,遊びながら数字感覚を養えるというものです。倍数・約分・通分が苦手な子に効果がありそうです。興味のある方は雁金さんまで。
◇西村寿雄 科学読み物「寺田寅彦が見た日本列島のなぞ」
科学読み物です。ドイツに留学した寺田寅彦はウェーゲナーの大陸移動説を知り感動する。「そんなことなら,日本にも陸地が動いた証拠があるかもしれない」と言って日本列島の謎解きを始めます。
◇岡部智子 ものづくり「紙クリスマスツリー」
昨年は牛乳パックでクリスマスツリーを作ったのですが,牛乳パックを用意するのが大変。と言うことで今年は簡単に紙で作れるクリスマスツリーをしました。詳しくは『たのしい授業』2000年11月号に載っています。
◇音田輝元 学級通信「こころの天気図」 楽ラク「道徳論」
学級通信はすでに59号。中にはいい話がたくさん使われていて,いつも参考にさせていただいています。
◇渡辺慶二 紙上討論会「あなたはどう考える」No.317~320
算数授業プラン「メートル法」
老人ホームで毎週発行している通信です。新聞の投書を元に,教育や社会のことなどを渡辺先生がヒューマニズムの視点で答えていきます。渡辺先生の考え方が学べるので,いつも楽しみに読んでいます。とても勉強になります。
◇中嶋典子 「煮干しの解剖」
栄養教諭の中嶋さんは食育の授業で「煮干しの解剖」をしました。サークルでも実際に「煮干しの解剖」を行い,部屋中が煮干しのいいにおいで包まれました。
◇畑中真一 「おりぞめ体験講座」のビラ 「2学期を振り返って」
支援学級を担任するまでは「仮説実験授業をしない自分」というものが考えられなかったのですが,支援学級を担任して2年目。やっと「仮説実験授業が出来ない場合の教育」について自分なりに納得が出来るようになりました。
◇坂尻由美子
6年生のクラスで《生物と種》の授業書を行い,今まで《燃焼》のような派手な実験の時は興味を示さなかった子が,とても楽しんでくれたそうです。やはり色々な授業書をするのが大事なようです。
◇岡田和成
今《宇宙への道》を10年位ぶりにしているそうです。授業はシーンとして淡々と進んでいるそうですが,感想を聞いてみるととてもいい評価だったそうです。
あと高槻でのフェスティバルがきっかけで,職場で《世界の国旗》が広まりだしたそうです。こういう話を聞くとフェスティバルをして良かったなぁと思います。
〈畑中 真一〉