なわて仮説サークル

 仮説実験授業の話題を中心にいろいろなことが毎回話題に上がっています。ぜひ,参加してください。

2月例会

2012-02-19 19:51:00 | ノンジャンル
2012年2月号

<2月18日(土)14:00~18:00 四條畷学園小学校>

【参加者】                       13名
渡辺慶二・音田輝元・雁金美佐枝・雁金隆・笠井亮・岡部智子・永岡修・水口民夫・中嶋典子・宮本なつ江・石本裕樹・平尾二三夫・畑中真一              

今月のサークルは,いつものメンバーが用事で来られなかったりして,参加人数が少なかったのですが,平尾二三夫さんが参加してくれたりして,サークル内容はいつも通り盛り沢山で楽しくサークルを行うことが出来ました。
ぼくは先月,違う研究会に行っていて,なわて仮説サークルに参加できなかったのですが,サークルのメンバーにあって話しをするとホッとするし,楽しいですね。サークルはやっぱり元気の源です。
〈畑中 真一〉

◇ 音田輝元 「大阪高齢者大学校2012年度」,〈こころの天気図〉
「子ども科学教室実施の報告」「大阪たのしい授業塾」
いつものように,資料はたくさんです。高齢者大学で精力的に活動され,教師時代より忙しいのでは・・・と思われるほどです。高齢者大学の2012年度の募集があり,2878名の応募者に対して合格者は1825名ということでした。1000人以上の人が落ちるのですね!人気の講座は「英会話」「パソコン」「美術」等だそうです。
音田さんの子ども教室研究科では「高齢者大学校発仮説実験授業」ということで,渡辺慶二さん,西村寿雄さん,井藤伸比古さん,岸勇司さん,伊藤善朗さん,山本俊樹さん,吉田秀樹さん,出口陽正さん,時哲朗さんといった方々を講師としてお招きするそうです。何かすごいですね!子ども科学教室も規模が大きくなりそうです。

◇ 笠井亮  〈ロボット楽入門〉「ロボットってなーに!」
サークルが始まる前から,笠井さんのロボットにみんな釘付けでした。笠井さんの声に反応して,指示通りに動きます。びっくり!
今は教科書が気になり,仮説実験授業は出来ていないのですが,教科書マッキーノだけで喜んでくれるそうです。中学生もマッキーノ大好きなんですね。岩石を覚えるために,替え歌を作り,笠井さんの奥さんに歌ってもらった曲を生徒に聞いてもらうと大好評だったそうです。

◇ 岡部智子  ものづくり「ストロートンボ」「紙てっぽう」
       図工のプラン「じぶんだけのいろ」
  地域のお年寄りの昔遊び。「ストロートンボ」はストローと牛乳パックで作ります。プラトンボみたいな感じ。「紙てっぽう」は新聞紙で作るパンッと音が鳴るものです。エコで楽しいものづくりです。
図工のプラン「じぶんだけのいろ」はレオレオニ作の『じぶんだけのいろ』をもとに岡部さんが作りました。キミ子方式の色作りを使って塗っていきます。まさに自分だけの色。1年間かけて1冊の本に仕上げるのですが,どんどん絵の具が上手くなっていきます。参加者全員が「これいい!」と絶賛のプランです。是非やってみたいです。
◇ 渡辺慶二  紙上討論会「あなたはどう考える」
新聞の社説や投書をもとに,渡辺先生の一言でまとめられています。毎回考えさせられる話題が多く,いつも楽しみにしています。今回はホロコーストの話題。知らない人が増えているということです。後は橋下市長による「職員アンケート」。何とかならないでしょうか。

◇ 雁金美佐枝  授業プラン「ふしぎな紙の輪」
坪郷さんのプランを参観日で行ったそうです。改訂で良くなったところと,改定前の方が良かったところもあり,研究していきたいです。帯に線を引くだけより,帯を色分けすると子ども達もちゃんと予想が出来るようになり,良かったそうです。最後の2つの輪を垂直につなげて輪の真ん中を切る問題は,2つの輪をそれぞれ違う色(4色)でやると,とても分かりやすかったです。

◇ 石本裕樹  学級通信「Let’s go to school」 
「らくらくココアボール」
先月,校長のひどいやり方にサークルのみんなは怒り爆発だったのですが,あれ以降はそこまで酷いことはなく,自分にやれることをやっているそうです。
「らくらくココアボール」(『ものづくりハンドブック4』)は毎年バレンタインでの定番だそうです。2年生の嬉しそうな顔が良かったです。西田隆さんの「星座盤」も2年生の子達は意欲的に作っていました。かけ算を使ったパズルも2年生の復習として大好評だそうです。

◇ 畑中真一 「中一夫さんのたのしい教育研究発表会に参加して」
教師10年目にして,初めての子ども達の強烈な反抗。完全に自信を失っていたのですが,中さんの研究会に参加して,少し元気を取り戻すことが出来ました。たくさんの人に応援して頂いて,とても嬉しいです。ありがとうございます。
◇ 中嶋典子 「栄養教諭の行う食育について」
管理職から中嶋さんの食育について,職員全体で共有しないと行けないと言われ,作成した資料です。1年《空気と水》,2年《にていると親子にてない親子》,3年《タネと発芽》,4年《食べ物とウンコ》,5年《大豆と豆の木》,6年「あなたの夢は何ですか」
ほとんど仮説実験授業です!

◇ 雁金隆 テクノロジー超蝶「キアゲハ」 「原発と〈自由〉」
    「カマキリクイズ」
超蝶すごいです!本当の蝶のように動きます。インターネットで検索すると購入できます。欲しくなりました。
カマキリクイズは驚きの連続!カマキリの目の話しは「へぇー」という感じでした。ストローで作った模型の目で納得!

◇ 平尾二三夫  「7月1日の3時間」
全12ページ,とても長い資料です。「教師が子どもの話に耳を傾けて聞き,それをクラスに投げかける。そこから子ども達は考えだし,真実を話し出すということ。そして,その話しは子ども達の心に広がっていく。子どもは子どもから一番学ぶ」何度も読みたい資料です。

◇ 水口民夫  人権資料「自分にとって大切な友達は」
      「〈ヒューマニズム〉について考える」
 k小学校5年生,60人に聞きました。自分にとって大切な友達はどんな人と聞かれたら何と答えますか?10項目の中から4つ選びます。ベスト3を当てようというもの。

◎次回 3月17日(土)14時~ 四條畷学園小・科学準備室


1月例会

2012-02-19 19:49:00 | ノンジャンル
                              2012年1月号
   〈1月21日(土)14:00~17:30 四條畷学園科学準備室〉

[参加者]
音田輝元、西村寿雄、渡辺慶二、水口民夫、雁金美佐枝、雁金隆、
中嶋典子、石本裕樹、森下貴夫、宮本なつ江、永岡修、
平尾二三夫、岡田和成、   13名

□音田輝元「子ども研究科のみなさまへ」「高齢者大学での活動」
20日(金)は、講義で吉田秀樹さんに来てもらい、《オリンピックと平和》をしてもらいました。現職のときは簡約版でしていましたが、今回完全版を受けて感動しました。SA子ども教室科は、来年度も開講予定。提案書を作成しました。その中には、7月29日(日)の法円坂フェスティバルも含まれています。3月31日(土)には、たのしい授業塾「新学期作戦会議」を予定しています。

□岡田和成「続・いちばん星」
2学期末には、《世界の国旗》をしていました。「十字国旗や三日月国旗探し」「同じ国旗探し」などとても盛り上がりました。3学期始業式の出会いの授業では、〈トーキングバルーン〉をしました。廊下側から扉にトーキングバルーンテープやオルゴールを当てるととても大きな音が聞こえました。子どもたちもそれに感動していました。
□西村寿雄 「電池で可能なイオンテスター」
  《イオンと食べもの》で使イオンテスターは交流100vの電源を直接使い交流端末がむき出しになっています。こういう使い方はふつうは禁止されています。まして,子どもたちが自分でも試してみたいというときには,推奨できません。そこで,なんとか電池で作れないか模索していました。電池とLEDを使う「イオンテスター」の試作です。

□永岡修「授業を見る会2のお知らせ」
 2月25日(土)には、12月にした会の2回目ということで、授業を見る会をします。今回は、《電池と回路》と〈吹き矢の力学です。新任と仮説について知りたいという先生向けです。もしよければ参加してください。

□渡辺慶二「あなたはどう考える」
 橋下知事の「教育基本条例制定」に反対しています。しかし、親は受験に対して助成を行うという面から見て知事を支持する人が多いです。しかも、公立学校教員にダメという評価を持っている人もいます。学校の先生はがんばっているということをわかってもらうためにこの文章を書きました。

□水口民夫「水池のまめ噴水」「《空気と水》の正答率には規則性があるか」 
 どのように電気が流れて、豆電球が明るく光るのかということを理解するために、水を使って実験を見せました。1番上のコップから下のコップへ水を移すには?という広島の城さんの問題を考えました。僕が出した答えは、ストローですき間に息をふきかけるというものですが、20秒では無理でした。長男は《空気と水》の授業記録を使って論文を仕上げました。問7の「1つ穴」ではまちがえて、問8の「2つ穴」では、正答率が上がると思っていたけれども、3クラスとも下がっていました。子どもたちの考えでは、1つ穴でも2つ穴でも変わらないと考えるのが大筋なんでしょうか?

□雁金隆「ロボット楽入門」
 音田さんのお願いからロボットに関するプランの作成をしています。楽しいということを中心に作ってきました。最初は〈ゼネコンで遊ぼう〉の問題を入れながら進めていきます。最後には、手回し発電機を使ったロボットを動かす作業を取り入れます。右手、左手、足、頭と4人でゼネコンを回しながら楽しむ作業を取り入れているのが、このプランのおすすめの所です。

□森下貴夫「森下版〈オリンピックと平和〉授業書」
 出会いの授業では、〈長い吹き矢と短い吹き矢〉をしました。2時間以上やっても、子どもたちが意見をたくさん言ってくれるので終わっていません。3学期も総合で《電子レンジ》や《ものとその重さ》などをしていきたいと思っています。
□宮本なつ江「オーストラリアで仮説」
 数年前、校長に仮説を反対され、会員になりました。今まで、オーストラリアで〈ころりん〉や〈しゅぽしゅぽ〉をやってきました。しかし、やぱり仮説の授業書がしたいと思うようになりました。今年の夏もオーストラリアに行きます。

□平尾二三夫「原子スタンプ作り」
 消しゴムを使って、原子スタンプ作りのものづくりを開発しました。使うものは100均で買ったハトメです。ハトメで型をくりぬき、周りをカットします。大きさを変えたものをいくつか作って、青、赤、黒などのインクをつけて、押せば完成。サークルでもものづくりをして、とても楽しくできました。

ひとこと
中さんの会と重なっていたので参加者は少なめでしたが、資料が多く充実したサークルでした。箕面の平尾さんも来てくださり、ものづくりもあったので、みんな満足の様子でした。石本くんの対校長はどうなるのやら。僕は少し心配しています。
記録 岡田 和成

今後の予定
2月18日(土)14:00~ 四條畷学園科学準備室
3月17日(土)14:00~ 四條畷学園科学準備室
3月31日(土)10:00~ エルおおさか 「新学期作戦会議」