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なわて仮説サークル

 仮説実験授業の話題を中心にいろいろなことが毎回話題に上がっています。ぜひ,参加してください。

5月例会

2019-05-21 13:21:00 | ノンジャンル

●定例会=2019年5月18日(土) 午後2時~6時
●会 場=四條畷学園小学校科学準備室
●参加者(13名) 
西村寿雄(科学読み物・地学研究)
   音田輝元(大阪府高齢者大学校理事・大阪科学の授業をたのしむ会代表) 二次会参加
   岡部智子(高槻市小学校3年)
  岡田和成(大阪市小学校・6年)+息子さん(小3)
永岡 修(四條畷学園小学校3年)
  室元昭雄(四條畷学園高校理科教諭)
   中嶋典子(枚方市小学校栄養教諭)
 雁金 隆(四條畷学園小学校科学専科)
 木村直子(大東市小学校6年)
 北村 修(枚方市小学校2年)
   笠井 亮(大阪電気通信大学・ルネサンス大阪高校非常勤講師)
水口民夫(ルネサンス大阪高校理科非常勤講師)

<資料発表>
★西村寿雄(科学読み物・地学研究)
 『めんそーれ!化学』(盛口満 著)の紹介をしてもらいました。この本では白熱電球を使った通電テスターで水が電気を通すのか,という実験を紹介しています。西村先生は,白熱電球のかわりにLED電球を使って実験されました。さて,LED電球では水は電気を通して電球は光ったでしょうか?
実験結果は電球は光りました。LEDは白熱電球にくらべて少ない電流でも発光するので微弱な電流が水の中を流れて光ったということです。ぼくは光らないと予想していたので実験結果を見て驚きました。

★音田輝元(大阪府高齢者大学校理事・大阪科学の授業をたのしむ会代表)
この日は,音田さんは,<認定NPO法人 大阪府高齢者大学校>第11回の通常総会でした。後2年間,認定NPO法人大阪府高齢者大学校の理事(子ども事業推進部担当)をすることなりました。また<法円坂子どもプラザ>年8回講座や<科学フェスティバル8月4日>(1500名規模)の実施も正式に決定されました。音田さん曰く「これで遠慮なく堂々と実践することができます。音田の好きなようにやっていきたいと思います」ということです。音田さんは,二次会の中華料理屋さんでの飲み会から参加。なわて仮説サークルのメールで送られてきた「教室日記<こころの天気図>」には子どもたちの笑顔と出会えて幸せな音田さんの気持ちが綴られています。

★中嶋典子(枚方市小学校栄養教諭) 
『仮説実験授業研究会ニュース』の4・5月号に掲載されていた「工作用紙で<チロルチョコでアーチ橋>の土台づくり」をしました。このレポートは,池上隆治さんが書かれたものです。細かな設計図も書かれていて確実にアーチ橋の上にものをのせることができました。工作用紙に両面テープも貼ってあり,すぐに土台を組み立ててアーチ橋をつくることができました。

★木村直子(大東市小学校6年)
「チリメンモンスター親子合わせ」と「チリメンモンスター実習ガイド」(岸和田自然資料館発行)に掲載された小学校5年での実施報告の紹介がありました。学校の近くの公園で行ったアリ採集では,中型アリと小型アリをたくさん採集しました。集めたアリは「アリハウス」で飼うそうです。教室にもアリハウスと検索ブックをおいています。子どもたちの目が「アリ目」(アリの種類を正確に見分けられる目のこと)になったらいいですね。

★北村 修(枚方市小学校2年)
 法円坂にあるマジック教室に月2回通ってマジックの腕を磨いています。同じ建物に高齢者大学校の事務所があるので,音田さんにもたまに出会います。トランプマジック「13の不思議」を披露してもらいました。昨年度とはちがい学校での生活は楽しくやっています。

★笠井 亮(大阪電気通信大学・ルネサンス大阪高校 非常勤講師)
「サーク仲間とエジソンのメガホンの実験」の報告がありました。2年前の2017年5月20日,サークルの例会で,飯盛山山頂と学園の屋上との間で,巨大メガホンを使って通話実験に成功しました。その距離はほぼ1キロ。それから2キロに距離を伸ばして実験しようと思ったのですが,天候等の事情で2年間延期になっていました。今年の4月20日,ついに実験する日が来ました。飯盛山山頂から2キロほど離れた深北緑地公園との間で実験しました。公園にはたくさんの人がいて,その人たちの声にかき消されて山頂からの声は聞こえませんでした。山頂は静かだったのですが,公園と山との間には,鉄道線路や車道等があり,その音に妨害されました。残念ながら今回は成功とは言えませんでした。転んでもタダでは起きぬ,の精神で,次回は別のサークルの人が持っている金属製の本格的なメガホンを借りて別の静かな場所で実験したいと考えています。

★雁金 隆(四條畷学園小学校科学専科)
学園の科学の授業で使っている「飯盛公園の野草」という草花の写真が印刷されたカードを持って観察をしました。ハルジオンとヒメジョオンのちがい,ヨモギの葉の裏に生えている毛は何に使うかなど,興味深い話を聞くことができました。ハルジオンの茎を折ってみると中が空洞になっています。ヒメジョオンは中が詰まっています。ヨモギの葉の毛から「モグサ」を作るそうです。ぼくは子どものころモグサで灸をされた覚えがあります。

★岡部智子(高槻市小学校3年)
 4月号でもお伝えしましたが,転勤した新しい学校では学級通信を出せなくなりました。それがとてもつらいです。子どもたちのようすを親に伝える手段がなくなりました。これも学年同一歩調のためです。元気すぎる子どもたちとの毎日で,とっても疲れています。そんなクラスの子どもたちが喜ぶことはといえば,『銭天堂』の朝の読書。授業中集中しない子どもたちも,とても集中して聞いているそうです。社会では「地図記号カルタ」国語では「部首カルタ」をしてとても喜ばれています。子どもたちが一番喜ぶのは毎朝している「マッキーノ」。授業書は≪足はなんぼん≫をしています。

★室元昭雄(四條畷学園高校理科教諭)
 一年の担任をしています。4月はしんどかったようですが,5月は楽しくなりました。担任している生徒さんの中に「ヘルプカード」をもっている生徒さんがいてけがをしないように気を使っています。クラスの生徒さんたちもみんな気を使って対応してくれているのでとても助かっています。

★岡田和成(大阪市小学校・6年)
クラス替えをして持ち上がりの6年担任になりました。11回目の6年担任です。ここまで来たら6年担任記録を作ろうと思っています。始業式は〈爆発〉からスタート。コーヒーかんのふたが吹っ飛ぶ実験は,なかなか成功しませんでしたが,時間切れになりそうなときに成功しました。図工ではキミコ方式の「ブリキのバケツ」を描きました。月末の一日学校公開では,〈かがやけ十円玉〉をします。忙しさを言い訳にしないで,すこしでも「たのしい授業」の時間を増やしたいと思っています。
★水口民夫(ルネサンス大阪高校理科非常勤講師) 
 「元号」を考えるための問題集を作りました。こんな問題を考えてみてください。

「問題」
元号が変わると,なにか不都合なことが起こらないのでしょうか?そこで,次のような事例を考えてみてください。
 神戸のポートピアには無人電車が走っています。かつて,その電車がある日,朝から動かなくなりました。その無人電車は毎朝係員がボタンを押して走らせるのですが,その日は「いつものようにボタンを押したのに,走らなくなった」というのです。そこで,どこが故障したのかいろいろ調べてもわからずじまいで,その日は一日中動かなかったということです。あなたは,この原因が予想できますか?

(正解)
ところが,一日たってやっと原因がわかりました。その無人電車は,係員が毎朝その日の年月をコンピュータに入れてからゴーのボタンを押すと走り始めるようになっていたのですが,その日は,係員が変わって,198ε年と入れるべきところを昭和5ε年と入れていたのです。「コンピュータに今年の年数・日付を入れたか?」とダメを押すと,「たしかに入れました」と返事をされたので,年数の入れ違いとは気がつかず,一日中走らせることができなかった,というわけです。コンピュータのようなものは,あるのかないのかわからない未来の年号を入れておくわけにはいきません。そこでどうしても西暦の年号を入れることになるのです(板倉聖宣『近現代史の考え方』より)。

板倉先生は「元号」には未来がないとこの本で書かれていました。過去はあっても未来がないものを使うのは,どうなんでしょうか?


<板倉聖宣の考え方>

2019-05-15 13:30:00 | 研究会
<板倉聖宣の考え方>と私の生き方
昨年2月に亡くなられた板倉聖宣さんから学んだことを語る
板倉正典,岡林香世子,犬塚清和,桃井隆良

2019年5月5日
(10:00時開始)
ルネサンス大阪高等学校

詳細はダウンロードしてください
  ↓
u.pdf




犬塚清和氏が参加できなくて残念でした。報告はダウンロードしてください
  ↓

2019.docx