2012年10月号
〈10月20日(土)14:00~17:30 四條畷学園科学準備室〉
[参加者]
音田輝元、渡辺慶二、西村寿雄、水口民夫、岡部智子、笠井亮
雁金美佐枝、中嶋典子、宮本なつ江、永岡修、畑中真一、雁金隆、
石本裕樹、古川真司、中岡俊晃、佐藤和次、岡田和成、 17名
□笠井亮「サイエンスフォーラム」「電気ハンド覚書」「漢字の不思議」
前任校交野1中の科学部がサイエンスフォーラムで理科奨励賞をもらいました。前年から引き続き研究などしてきた分で、今年はメールでアドバイスしていました。「影に色をつけることはできるか?」という実験です。中さんの研究会で、「電気ハンド」を紹介してきました。今後は〈電気ハンドで遊ぼう〉をいうプラン化をしていこうと思っています。「漢字の不思議」というDVDでは、文科省と現職教員の漢字の正答をどう評価するか?というところのずれがおもしろかったので、みなさんに見てもらおうと思いました。
□西村寿雄「体験講座〈回路を流れる電気〉」
《電池と回路》では、「電気はくるっとひとまわり」と教えています。離れた2つの回路の真ん中を共通の導線にしても、豆電球はつくのかという実験をしてみます。さあどうでしょう?これがつくのです。メンバーもびっくりしていました。しかも、共通した回路の中の電流の向きが逆であってもつきました。自由電子はものすごく小さいので、導線の中では、お互いうまく一列になってつくのです。
□水口民夫「仮説対話」 「差別語について」
《あしはなんぼん》で、「かたわ」という言葉が出てきます。岡部さんは、校長にプリントを印刷していてチェックを受けたそうです。そのことをきっかけに、差別語について調べてみました。板倉さんは、「かたわということばを差別語として使っていない」と言います。しかし、たいていに人は教室で使うのをためらってしまいます。「かたわということばは差別がある」と正義を振りかざしてくるのだから、それに対抗するには、それ以上の常識的正義が必要だ、と板倉さんは言いますが…。むずかしい問題ですね。
□岡田和成「続・いちばん星」
9月には〈日本の水産業〉をしました。子どもたちは楽しんでいました。今回初めてですが、楽しかった度よりわかった度の方がいいという傾向があります。その後、《もし原》を環境学習としてやりました。「すべてのものが原子でできている」ということには、とても驚いていました。理科専科で、自然科学ができないので、たのしい授業「浮世絵砂絵」「朝の連続小説」などを取り入れて、なかなか大変ですが乗り切っていきたいと思います。
□畑中真一「スライム時計にアクアボール」「トクトク99のうた」「今年のわくわく科学教室」
アクアボールをスライム時計に入れても初めは見えないけれど、5日ほどたつと水色にきれいに見えてきます。それを100均の電飾台座の上にのせるととてもきれいなりました。トクトク99の歌のDVDは見て聞いて覚えるので、支援学級の子にはとてもよかったです。昨年クラスがうまくいかなくて自信を回復できません。しかし、今年は科学教室を何回もさせてもらい、「子どもたちと楽しい授業をできる」と少しずつ自信を取り戻しつつあります。
□石本裕樹「ひらがなマッキーノ」「応援ガイドブック」
授業参観でトカゲ君作りをしました。初めは保護者に手伝ってもらい、あとは子どもたちと作りました。ひらがなマッキーノは、校長から弾圧されているので、こっそりやっています。運動会応援ガイドブックでは、イラストをたくさん載せ、今年も作ってみました。
□中嶋典子 「《空気と水》の感想文」
今回、空きかんの中に水が入るという問題で、綿棒のプラケースを使ってみました。ふたのすき間をきちんと閉めれば、水が中に入る様子が見れたのでよかったです。1年生で、「こんなん当てるだけでおもしろくない」という感想を言う子がいたので、授業通信に、空気と水のしくみについて、ていねいに書いてみました。
□宮本なつ江「英語で仮説」
百合の会で、「英語で仮説」のガイダンスをすることになって、その資料をサークルメンバーに先にみてもらおうを思いました。日本で仮説をすることができないので、海外でする道を考えた、こんなことを発表してよいのでしょうか?音田さんや渡辺さんの意見から、海外の実践報告の楽しさを中心に伝えた方がいいのでは、とアドバイスをいただきました。
□佐藤和次「子ども研究科授業ものづくり一覧」
高齢者大学で行った記録を、授業、ものづくりと整理して、表にまとめてみました。伝承玩具の作り方も、A41まいに24枚の写真をいれて、まとめてみました。
□音田輝元「SA子ども研究科のみなさんへ」
夏休みに引き続き、秋も大忙しです。毎週のようにあるわくわく科学教室の準備、高齢者大学では、生徒のみなさんに講座の準備、秋も精力的に頑張っております。それでも、現職のときのほうが充実していました。今はなんとさみしいことか。それでもこれからも楽しい授業普及のために、生きていきます。
ひとこと
今月は定例のメンバーがほとんど集まり、楽しいサークルとなりました。笠井さんが持って来てくれた「漢字の不思議」のDVDは、特に小学校教員には「うーん」と考えさせられるものでした。なわての資料発表は、仮説の授業実践だけではなく、多岐にわたるもので、とても充実しています。僕自身は、自分のクラスのこと、学年のことを考えるのがせいいっぱいで、そこまでいきません。しかし、1カ月に1回、学校から離れたのしい授業にふれる機会を大切にしていきたいと思います。作品展と11月は学校も大忙し、その中で百合の会の準備も進めていきたいと思っています。
記録 岡田 和成
今後の予定
11月23日(金)24(土)9:00~
大阪たのしい授業フェスティバル(百合学院)
12月15日(土)14:00~ 四條畷学園科学準備室
〈10月20日(土)14:00~17:30 四條畷学園科学準備室〉
[参加者]
音田輝元、渡辺慶二、西村寿雄、水口民夫、岡部智子、笠井亮
雁金美佐枝、中嶋典子、宮本なつ江、永岡修、畑中真一、雁金隆、
石本裕樹、古川真司、中岡俊晃、佐藤和次、岡田和成、 17名
□笠井亮「サイエンスフォーラム」「電気ハンド覚書」「漢字の不思議」
前任校交野1中の科学部がサイエンスフォーラムで理科奨励賞をもらいました。前年から引き続き研究などしてきた分で、今年はメールでアドバイスしていました。「影に色をつけることはできるか?」という実験です。中さんの研究会で、「電気ハンド」を紹介してきました。今後は〈電気ハンドで遊ぼう〉をいうプラン化をしていこうと思っています。「漢字の不思議」というDVDでは、文科省と現職教員の漢字の正答をどう評価するか?というところのずれがおもしろかったので、みなさんに見てもらおうと思いました。
□西村寿雄「体験講座〈回路を流れる電気〉」
《電池と回路》では、「電気はくるっとひとまわり」と教えています。離れた2つの回路の真ん中を共通の導線にしても、豆電球はつくのかという実験をしてみます。さあどうでしょう?これがつくのです。メンバーもびっくりしていました。しかも、共通した回路の中の電流の向きが逆であってもつきました。自由電子はものすごく小さいので、導線の中では、お互いうまく一列になってつくのです。
□水口民夫「仮説対話」 「差別語について」
《あしはなんぼん》で、「かたわ」という言葉が出てきます。岡部さんは、校長にプリントを印刷していてチェックを受けたそうです。そのことをきっかけに、差別語について調べてみました。板倉さんは、「かたわということばを差別語として使っていない」と言います。しかし、たいていに人は教室で使うのをためらってしまいます。「かたわということばは差別がある」と正義を振りかざしてくるのだから、それに対抗するには、それ以上の常識的正義が必要だ、と板倉さんは言いますが…。むずかしい問題ですね。
□岡田和成「続・いちばん星」
9月には〈日本の水産業〉をしました。子どもたちは楽しんでいました。今回初めてですが、楽しかった度よりわかった度の方がいいという傾向があります。その後、《もし原》を環境学習としてやりました。「すべてのものが原子でできている」ということには、とても驚いていました。理科専科で、自然科学ができないので、たのしい授業「浮世絵砂絵」「朝の連続小説」などを取り入れて、なかなか大変ですが乗り切っていきたいと思います。
□畑中真一「スライム時計にアクアボール」「トクトク99のうた」「今年のわくわく科学教室」
アクアボールをスライム時計に入れても初めは見えないけれど、5日ほどたつと水色にきれいに見えてきます。それを100均の電飾台座の上にのせるととてもきれいなりました。トクトク99の歌のDVDは見て聞いて覚えるので、支援学級の子にはとてもよかったです。昨年クラスがうまくいかなくて自信を回復できません。しかし、今年は科学教室を何回もさせてもらい、「子どもたちと楽しい授業をできる」と少しずつ自信を取り戻しつつあります。
□石本裕樹「ひらがなマッキーノ」「応援ガイドブック」
授業参観でトカゲ君作りをしました。初めは保護者に手伝ってもらい、あとは子どもたちと作りました。ひらがなマッキーノは、校長から弾圧されているので、こっそりやっています。運動会応援ガイドブックでは、イラストをたくさん載せ、今年も作ってみました。
□中嶋典子 「《空気と水》の感想文」
今回、空きかんの中に水が入るという問題で、綿棒のプラケースを使ってみました。ふたのすき間をきちんと閉めれば、水が中に入る様子が見れたのでよかったです。1年生で、「こんなん当てるだけでおもしろくない」という感想を言う子がいたので、授業通信に、空気と水のしくみについて、ていねいに書いてみました。
□宮本なつ江「英語で仮説」
百合の会で、「英語で仮説」のガイダンスをすることになって、その資料をサークルメンバーに先にみてもらおうを思いました。日本で仮説をすることができないので、海外でする道を考えた、こんなことを発表してよいのでしょうか?音田さんや渡辺さんの意見から、海外の実践報告の楽しさを中心に伝えた方がいいのでは、とアドバイスをいただきました。
□佐藤和次「子ども研究科授業ものづくり一覧」
高齢者大学で行った記録を、授業、ものづくりと整理して、表にまとめてみました。伝承玩具の作り方も、A41まいに24枚の写真をいれて、まとめてみました。
□音田輝元「SA子ども研究科のみなさんへ」
夏休みに引き続き、秋も大忙しです。毎週のようにあるわくわく科学教室の準備、高齢者大学では、生徒のみなさんに講座の準備、秋も精力的に頑張っております。それでも、現職のときのほうが充実していました。今はなんとさみしいことか。それでもこれからも楽しい授業普及のために、生きていきます。
ひとこと
今月は定例のメンバーがほとんど集まり、楽しいサークルとなりました。笠井さんが持って来てくれた「漢字の不思議」のDVDは、特に小学校教員には「うーん」と考えさせられるものでした。なわての資料発表は、仮説の授業実践だけではなく、多岐にわたるもので、とても充実しています。僕自身は、自分のクラスのこと、学年のことを考えるのがせいいっぱいで、そこまでいきません。しかし、1カ月に1回、学校から離れたのしい授業にふれる機会を大切にしていきたいと思います。作品展と11月は学校も大忙し、その中で百合の会の準備も進めていきたいと思っています。
記録 岡田 和成
今後の予定
11月23日(金)24(土)9:00~
大阪たのしい授業フェスティバル(百合学院)
12月15日(土)14:00~ 四條畷学園科学準備室