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●2018年9月15日(土) 午後2時~5時
●四條畷学園小学校科学準備室
●参加者(15名)
渡辺慶二(福祉法人豊年福祉会・相談役)
西村寿雄(科学読み物・地学研究)
音田輝元(大阪府高齢者大学校理事・大阪科学の授業をたのしむ会代表)
石本裕樹(守口市小学校教頭)
中嶋典子(枚方市小学校栄養教諭)
雁金 隆(四條畷学園小学校科学専科)
雁金美佐枝(「家政婦」)
木村直子(大東市小学校3年)
永岡 修(四條畷学園小学校1年)
室元昭雄(四條畷学園高校理科)
北村 修(枚方市小学校5年)
中井哲郎(ルネサンス大阪高校理科非常勤講師)
笠井 亮(大阪電気通信大学・ルネサンス大阪高校非常勤講師)
古川真司(岸和田市小学校特別支援)
水口民夫(ルネサンス大阪高校理科非常勤講師)
※常連の岡部智子さんは,三重県で開催されたマジックの大会出場のため欠席されました。
★渡辺慶二(福祉法人豊年福祉会・相談役)
相談役として毎日ホームに通われています。近況報告は?と聞かれると「毎日がたのしい」という一言が返ってきました。二次会まで参加されて元気な姿をみせてもらっています。いらっしゃるだけでまわりの人も元気になります。
★西村寿雄(科学読み物・地学研究)
「地層も磁化している」ことを示す実験を見せて頂きました。感度の良い磁力計(伏角計)に磁化させた砂鉄を近づけると反応しました(写真)。 「チバニアン層」や過去200万年間の「地磁気逆転史」など,最近,地質学会等で話題になっている内容をわかりやすく説明するにはいい教材だと思いました。
★音田輝元(大阪府高齢者大学校理事・大阪科学の授業をたのしむ会代表)
今回の資料は,科学教室の授業プラン,大阪府高齢者大学校 「教室日記 <こころの天気図>」 です。<力積>=力×時間という式から「力のないものは,時間をかけて,大きな効果<力積>を!」という人生哲学の元に,たのしい科学教室の活動に精力をかたむけています。
★中嶋典子(枚方市小学校栄養教諭)
学校給食調理従事者夏季研修の報告がありました。講師は元自衛隊員で東日本大震災のときに,救援の仕事をしていた女性です。そこで食の大切さを実感し,現在は自衛隊をやめて,専門学校で栄養士・栄養教諭になるための勉強をしています。参加された調理員さんも熱心に耳を傾けていたそうです。
45分の大人むけの講演でお薦めです。9月5日に給食で初めて非常食の献立をしました。始業式で非常食の話をし,自然災害の多い日本であるという知識のひとつ=地震の掲示物も作りました。学校全体としては,防災教育への関心は,まだまだ低いです。
★木村直子(大東市小学校3年)
北河内地区小学校理科教育研究会の見学会の「ビルの石材中に見られる化石たち」(渡辺克典さん作成)という資料の紹介がありました。ハービス大阪地下街には「アンモナイト」などたくさんの化石が見られます。「国際年代層序表」(写真)は区分がこまかいので専門家向きの資料ですが,これを一般大衆にも理解できるように編集して,地質年代の時代区分のイメージがもてるようなものができないかと思いました。<日本歴史の時代区分>では古代は「貴族の時代」というようなおおまかなイメージをもつことができます。
★雁金美佐枝(元・四條畷学園小学校 現・自称「家政婦」)
全国大会で湯沢さんの分科会に出て<音とほのお>というプランを学びました。そのなかで「学ぶことはたのしい」ことを実感したそうです。次回のサークルでこのプランの体験講座をやってほしいとお願いしましたが,実験道具を作るのがむずかしいようです。いつか,機会があったらぼくもこのプランを学びたいです。
★室元昭雄(四條畷学園高校理科)
ことしの夏は,<広島>というプランの研究のために帰省がてら各地を回ったそうです。8日のプラン研究会ではその調査の話がありました。広島での原爆投下では多くの犠牲者がでましたが,原爆の爆発のよる直接被害(放射線・熱線等)だけでなくその結果起こった火災による死者がとても多かったことにぼくは驚きました。資料は「校則指導についての考え方」が出され,参加者で議論しました。
★永岡修(四條畷学園小学校1年) 1年のときの教え子さんが教育実習に来ていて,はじめて「指導教官」をしています。指導する立場ということで,自分自身の勉強になっているそうです。9月は<おきあがりこぼし>の授業などを見てもらいました。実習生さんに学園で学んだころの仮説の思い出を聞いても自分が期待しているほど仮説実験授業のことを覚えていない,そうです。学園では1年から6年まで仮説実験授業を受けるので,子どもは教科書授業との比較はできません。ふつうの理科の授業を受けていた子どもが担任がかわって仮説実験授業を受けるとあまりに大きい格差のために逆に記憶に残るということがないのかなあ,と思いました。
★北村 修(枚方市小学校5年)
校内事情で8月から同じ市内のちがう小学校に転勤になりました。いまは5年の副担をしています。講師という立場なのですが年度内の転勤はなかなか大変だと思いました。しかし,北村さんの力で,いまの学校をよりたのしい場にしてほしいと願っています。
★笠井 亮(大阪電気通信大学・ルネサンス大阪高校 非常勤講師)
「三河大会」の提出資料「仮説実験授業って」「理科教育法で伝えたいことって」「ルネサンス大阪高校で数学の授業書・プランを」の3本を持ってきてくれました。 8日のプラン研究会では<静電気で遊ぼう>という新作プランに取り組んでいます。10月の例会で体験講座をやる予定にしています。乞うご期待。
★石本裕樹(守口市小学校教頭)
PTA行事で「教頭先生の特別授業」をすることになりました。テーマは「流れ星の不思議」です。吉村先生のプラン「流れ星」をPP版にして夜の体育館でやります。新しいスタイルの教頭先生として期待しています。
★中井哲郎(ルネサンス大阪高校理科非常勤講師)
なわて仮説サークル初参加です。 資料は「<仮説実験授業と心理学>その後」。 かつて学園で公開研究会をしていたころ,中井さんは,心理学の講座をしたことがあります。板倉先生はそのときの中井さんの話を聞かれています。板倉先生は「心理学は科学ではない」と言われたそうです。一時期,「アドラー心理学」が研究会の中でも話題になったことがありましたが,その後の中井さんの考えをまとめた資料です。
★古川真司(岸和田市小学校特別支援)
岸和田市の小学校は先日の台風で3日間休校になりました。先生たちも復旧作業で大変だったようです。理科クラブを担当していて,こんど分子模型つくりをするそうです。以前違う学校で理科クラブを担当していたころ学校でも有名なやんちゃさんが分子模型作りにはまって,自分の作った模型を先生に見せて自慢していたそうです。分子模型はハンパないですね。
★雁金 隆(四條畷学園小学校科学専科)
定年退職までのこすところ半年です。今回の資料は,「折り紙算数」。今年の夏は久しぶりに数教協の大会に参加したそうです。折り紙で算数を教える実践は以前から知っていましたが,どのように教えるのか,その指導内容は知りませんでした。じっさいに折り紙をおって教えてもらいました。
★水口民夫(ルネサンス大阪高校理科非常勤講師)
岩手の平賀さんがつくられた「地球ゴマ」を使ったプランを体験してもらいました。実験結果がシャープに出ないので難儀しましたが,ジャイロなどの機能は,現代でもスマホや宇宙衛星にも使われています。
コマは回転することで方向を安定させることができる,というのがこのプランのテーマです。これは,人生観にも通じます。「コマ(人間)は回転(行動)することで(人生の)方向がぶれない」ということだと思います。「地球ゴマ」はだんだん回転力が弱くなるとぶれてきます。それと同じように活動することをやめると自分の人生もぶれてきます。 一生を通して回転し続けてきた,つまり研究活動を続けてきた板倉先生はほんとうにぶれない強さを持った人だったと思います。 今年の夏の全国大会で買った 『板倉聖宣の考え方』(仮説社)はすばらしい内容です。この本の出版に刺激されて来年の5月5日(子どもの日)にルネサンス大阪高校で「<板倉聖宣の考え方>と私の生き方」というテーマで研究会を開催します。講演講師は,犬塚清和・板倉正典・桃井隆良の3氏です。ご期待ください。
「家族でトランプ」
四條畷学園小学校 雁金 隆
子どもたちは,同年代の友だちと遊んでいるときが,一番生き生きしているかもしれません。その時には,お互いの欲求がぶつかる場合もあります。でも,遊びたいためにお互いに我慢するようになってきます。これは,当然人間としての成長には欠かせないものなんですが,その分家ではわがままになったり,親に甘えたりするときもあると思います。お父さんお母さんが忙しいときに限って,わざと困らせたりします。家でも,気を遣って「いっしょにあそんで。」となかなか言えない子もいます。
やはり,たまの休日にじっくりと遊んであげると,翌朝の元気やる気にプラスになるようです。大人でも新しい世界へ飛び出すには,結構エネルギーが要ります。子どももエネルギー充電が必要なのかも知れません。
しかし,わがまま気ままを許さず,十分甘えさせてあげるのは,なかなか難しいことですね。
そこで,月並みですが,「家族でトランプ」をお勧めします。勉強しながら遊べて,しかも大人もそこそこ楽しめる,手軽なカードゲームを見直しましょう。今,私はいろいろなカードやリバーシ(オセロ)を使った算数的活動や算数ゲームを研究しています。今回は,まだ作りたてなので研究段階ですが,カーリーオリジナルのトランプゲームをいくつか紹介します。ぜひ,ご家庭でもお試し頂いて,家族団らんにお役立て下さい。
(2014年『なわて』掲載)
<編集後記>
●9月12日(水)の夜に喫茶「パライソ」の開店10周年の会がおこなわれました。仮説実験授業研究会の会員の井上直之さんがオーナーです。
井上さんは小学校の先生でしたが10年前に早期退職をされて実家の酒屋さんの家屋を改装されて喫茶店を開業されました。音田さんの新しい出発を祝う会や渡辺先生と平林先生の傘寿のお祝いの会をここでおこなったこともたのしい思い出です。お店には,スライム時計やたのしいグッズおいてあり,お客さんとして親子連れが来たときは,オーナーの井上さんが子どもさん相手に実演をして楽しませてくれます。井上さんが現役の頃担任した元生徒さんもよくお客さんとしてこられます。オーナーの温かいおもてなしの気持ちが,コーヒーやサンドイッチなどのおいしい料理,店内を流れる心地よい音楽などにあらわれています。2か月に1回,水曜の夜にサークルメンバーの有志が集まりいろいろな話に花を咲かせています。木曜日が定休日です。みなさんもぜひお立ち寄りください。( 店の住所=大阪市生野区舎利寺1-8-28 電話=06-6180-9765)
●来年の2月に中さんの会を開催します。ぜひ,ご参加ください。
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●2018年9月15日(土) 午後2時~5時
●四條畷学園小学校科学準備室
●参加者(15名)
渡辺慶二(福祉法人豊年福祉会・相談役)
西村寿雄(科学読み物・地学研究)
音田輝元(大阪府高齢者大学校理事・大阪科学の授業をたのしむ会代表)
石本裕樹(守口市小学校教頭)
中嶋典子(枚方市小学校栄養教諭)
雁金 隆(四條畷学園小学校科学専科)
雁金美佐枝(「家政婦」)
木村直子(大東市小学校3年)
永岡 修(四條畷学園小学校1年)
室元昭雄(四條畷学園高校理科)
北村 修(枚方市小学校5年)
中井哲郎(ルネサンス大阪高校理科非常勤講師)
笠井 亮(大阪電気通信大学・ルネサンス大阪高校非常勤講師)
古川真司(岸和田市小学校特別支援)
水口民夫(ルネサンス大阪高校理科非常勤講師)
※常連の岡部智子さんは,三重県で開催されたマジックの大会出場のため欠席されました。
★渡辺慶二(福祉法人豊年福祉会・相談役)
相談役として毎日ホームに通われています。近況報告は?と聞かれると「毎日がたのしい」という一言が返ってきました。二次会まで参加されて元気な姿をみせてもらっています。いらっしゃるだけでまわりの人も元気になります。
★西村寿雄(科学読み物・地学研究)
「地層も磁化している」ことを示す実験を見せて頂きました。感度の良い磁力計(伏角計)に磁化させた砂鉄を近づけると反応しました(写真)。 「チバニアン層」や過去200万年間の「地磁気逆転史」など,最近,地質学会等で話題になっている内容をわかりやすく説明するにはいい教材だと思いました。
★音田輝元(大阪府高齢者大学校理事・大阪科学の授業をたのしむ会代表)
今回の資料は,科学教室の授業プラン,大阪府高齢者大学校 「教室日記 <こころの天気図>」 です。<力積>=力×時間という式から「力のないものは,時間をかけて,大きな効果<力積>を!」という人生哲学の元に,たのしい科学教室の活動に精力をかたむけています。
★中嶋典子(枚方市小学校栄養教諭)
学校給食調理従事者夏季研修の報告がありました。講師は元自衛隊員で東日本大震災のときに,救援の仕事をしていた女性です。そこで食の大切さを実感し,現在は自衛隊をやめて,専門学校で栄養士・栄養教諭になるための勉強をしています。参加された調理員さんも熱心に耳を傾けていたそうです。
45分の大人むけの講演でお薦めです。9月5日に給食で初めて非常食の献立をしました。始業式で非常食の話をし,自然災害の多い日本であるという知識のひとつ=地震の掲示物も作りました。学校全体としては,防災教育への関心は,まだまだ低いです。
★木村直子(大東市小学校3年)
北河内地区小学校理科教育研究会の見学会の「ビルの石材中に見られる化石たち」(渡辺克典さん作成)という資料の紹介がありました。ハービス大阪地下街には「アンモナイト」などたくさんの化石が見られます。「国際年代層序表」(写真)は区分がこまかいので専門家向きの資料ですが,これを一般大衆にも理解できるように編集して,地質年代の時代区分のイメージがもてるようなものができないかと思いました。<日本歴史の時代区分>では古代は「貴族の時代」というようなおおまかなイメージをもつことができます。
★雁金美佐枝(元・四條畷学園小学校 現・自称「家政婦」)
全国大会で湯沢さんの分科会に出て<音とほのお>というプランを学びました。そのなかで「学ぶことはたのしい」ことを実感したそうです。次回のサークルでこのプランの体験講座をやってほしいとお願いしましたが,実験道具を作るのがむずかしいようです。いつか,機会があったらぼくもこのプランを学びたいです。
★室元昭雄(四條畷学園高校理科)
ことしの夏は,<広島>というプランの研究のために帰省がてら各地を回ったそうです。8日のプラン研究会ではその調査の話がありました。広島での原爆投下では多くの犠牲者がでましたが,原爆の爆発のよる直接被害(放射線・熱線等)だけでなくその結果起こった火災による死者がとても多かったことにぼくは驚きました。資料は「校則指導についての考え方」が出され,参加者で議論しました。
★永岡修(四條畷学園小学校1年) 1年のときの教え子さんが教育実習に来ていて,はじめて「指導教官」をしています。指導する立場ということで,自分自身の勉強になっているそうです。9月は<おきあがりこぼし>の授業などを見てもらいました。実習生さんに学園で学んだころの仮説の思い出を聞いても自分が期待しているほど仮説実験授業のことを覚えていない,そうです。学園では1年から6年まで仮説実験授業を受けるので,子どもは教科書授業との比較はできません。ふつうの理科の授業を受けていた子どもが担任がかわって仮説実験授業を受けるとあまりに大きい格差のために逆に記憶に残るということがないのかなあ,と思いました。
★北村 修(枚方市小学校5年)
校内事情で8月から同じ市内のちがう小学校に転勤になりました。いまは5年の副担をしています。講師という立場なのですが年度内の転勤はなかなか大変だと思いました。しかし,北村さんの力で,いまの学校をよりたのしい場にしてほしいと願っています。
★笠井 亮(大阪電気通信大学・ルネサンス大阪高校 非常勤講師)
「三河大会」の提出資料「仮説実験授業って」「理科教育法で伝えたいことって」「ルネサンス大阪高校で数学の授業書・プランを」の3本を持ってきてくれました。 8日のプラン研究会では<静電気で遊ぼう>という新作プランに取り組んでいます。10月の例会で体験講座をやる予定にしています。乞うご期待。
★石本裕樹(守口市小学校教頭)
PTA行事で「教頭先生の特別授業」をすることになりました。テーマは「流れ星の不思議」です。吉村先生のプラン「流れ星」をPP版にして夜の体育館でやります。新しいスタイルの教頭先生として期待しています。
★中井哲郎(ルネサンス大阪高校理科非常勤講師)
なわて仮説サークル初参加です。 資料は「<仮説実験授業と心理学>その後」。 かつて学園で公開研究会をしていたころ,中井さんは,心理学の講座をしたことがあります。板倉先生はそのときの中井さんの話を聞かれています。板倉先生は「心理学は科学ではない」と言われたそうです。一時期,「アドラー心理学」が研究会の中でも話題になったことがありましたが,その後の中井さんの考えをまとめた資料です。
★古川真司(岸和田市小学校特別支援)
岸和田市の小学校は先日の台風で3日間休校になりました。先生たちも復旧作業で大変だったようです。理科クラブを担当していて,こんど分子模型つくりをするそうです。以前違う学校で理科クラブを担当していたころ学校でも有名なやんちゃさんが分子模型作りにはまって,自分の作った模型を先生に見せて自慢していたそうです。分子模型はハンパないですね。
★雁金 隆(四條畷学園小学校科学専科)
定年退職までのこすところ半年です。今回の資料は,「折り紙算数」。今年の夏は久しぶりに数教協の大会に参加したそうです。折り紙で算数を教える実践は以前から知っていましたが,どのように教えるのか,その指導内容は知りませんでした。じっさいに折り紙をおって教えてもらいました。
★水口民夫(ルネサンス大阪高校理科非常勤講師)
岩手の平賀さんがつくられた「地球ゴマ」を使ったプランを体験してもらいました。実験結果がシャープに出ないので難儀しましたが,ジャイロなどの機能は,現代でもスマホや宇宙衛星にも使われています。
コマは回転することで方向を安定させることができる,というのがこのプランのテーマです。これは,人生観にも通じます。「コマ(人間)は回転(行動)することで(人生の)方向がぶれない」ということだと思います。「地球ゴマ」はだんだん回転力が弱くなるとぶれてきます。それと同じように活動することをやめると自分の人生もぶれてきます。 一生を通して回転し続けてきた,つまり研究活動を続けてきた板倉先生はほんとうにぶれない強さを持った人だったと思います。 今年の夏の全国大会で買った 『板倉聖宣の考え方』(仮説社)はすばらしい内容です。この本の出版に刺激されて来年の5月5日(子どもの日)にルネサンス大阪高校で「<板倉聖宣の考え方>と私の生き方」というテーマで研究会を開催します。講演講師は,犬塚清和・板倉正典・桃井隆良の3氏です。ご期待ください。
「家族でトランプ」
四條畷学園小学校 雁金 隆
子どもたちは,同年代の友だちと遊んでいるときが,一番生き生きしているかもしれません。その時には,お互いの欲求がぶつかる場合もあります。でも,遊びたいためにお互いに我慢するようになってきます。これは,当然人間としての成長には欠かせないものなんですが,その分家ではわがままになったり,親に甘えたりするときもあると思います。お父さんお母さんが忙しいときに限って,わざと困らせたりします。家でも,気を遣って「いっしょにあそんで。」となかなか言えない子もいます。
やはり,たまの休日にじっくりと遊んであげると,翌朝の元気やる気にプラスになるようです。大人でも新しい世界へ飛び出すには,結構エネルギーが要ります。子どももエネルギー充電が必要なのかも知れません。
しかし,わがまま気ままを許さず,十分甘えさせてあげるのは,なかなか難しいことですね。
そこで,月並みですが,「家族でトランプ」をお勧めします。勉強しながら遊べて,しかも大人もそこそこ楽しめる,手軽なカードゲームを見直しましょう。今,私はいろいろなカードやリバーシ(オセロ)を使った算数的活動や算数ゲームを研究しています。今回は,まだ作りたてなので研究段階ですが,カーリーオリジナルのトランプゲームをいくつか紹介します。ぜひ,ご家庭でもお試し頂いて,家族団らんにお役立て下さい。
(2014年『なわて』掲載)
<編集後記>
●9月12日(水)の夜に喫茶「パライソ」の開店10周年の会がおこなわれました。仮説実験授業研究会の会員の井上直之さんがオーナーです。
井上さんは小学校の先生でしたが10年前に早期退職をされて実家の酒屋さんの家屋を改装されて喫茶店を開業されました。音田さんの新しい出発を祝う会や渡辺先生と平林先生の傘寿のお祝いの会をここでおこなったこともたのしい思い出です。お店には,スライム時計やたのしいグッズおいてあり,お客さんとして親子連れが来たときは,オーナーの井上さんが子どもさん相手に実演をして楽しませてくれます。井上さんが現役の頃担任した元生徒さんもよくお客さんとしてこられます。オーナーの温かいおもてなしの気持ちが,コーヒーやサンドイッチなどのおいしい料理,店内を流れる心地よい音楽などにあらわれています。2か月に1回,水曜の夜にサークルメンバーの有志が集まりいろいろな話に花を咲かせています。木曜日が定休日です。みなさんもぜひお立ち寄りください。( 店の住所=大阪市生野区舎利寺1-8-28 電話=06-6180-9765)
●来年の2月に中さんの会を開催します。ぜひ,ご参加ください。