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なわて仮説サークル

 仮説実験授業の話題を中心にいろいろなことが毎回話題に上がっています。ぜひ,参加してください。

5月例会

2015-05-18 20:17:00 | ノンジャンル
2015年度【5月号】
≪日 時≫ 5月16日(土)
14時~ 17時
≪場 所≫ 四条畷学園小学校

≪参加者 11名≫
音田 輝元/渡辺 慶二/笠井 亮/
水口 民夫/中嶋 典子/永岡 修/
畑中 真一/岡田 和成/岡部 智子/
木村 直子/石本 裕樹
音田 輝元 『教室日記<こころの天気図>(No.3~5)』
『化学の世界へご招待!(わくわく科学教室 授業プラン)』など
 これまでに作成してきた<わくわく科学教室 授業プラン用パワーポイントデータ>を、今後一覧表にまとめる予定だそうです。(確かに、その数はとても膨大で、さらにパワーポイントの需要が高まってきていますからね!)
さらに、高大で出た疑問点などは、予想される科学的な根拠やイメージをパワーポイントで視覚化し、みなさんで共有しながら解消していく方法をとっているとのこと。(なるほど!)
 そして、もう一つの大きな話題は、「ものづくりにおける科学教育とは…」というもの。高大では、ものづくりのスペシャリストや経験豊富な方が非常にたくさんいらっしゃいます。その方々にも音田先生の考えは、十分に納得でき、受け入れられているようです。(「ものづくりは、立派な科学教育である!」って言葉、本当に素敵ですね~。)

笠井 亮 『二階堂さんの会のまとめ 感想文』
『大学生と仮説実験授業 その2』など
 京大生に仮説実験授業を講義していた笠井さん。昨年度の終わりに『仮説実験授業の
ABC』や『たのしく学び続けるために』を読んでもらい、書いてもらった感想を紹介してくださいました。「京大生の感想は、深い!」というのが、サークルの皆さん一致の意見。
また、現在は大阪電気通信大学で講義をされていて、授業書≪自由電子が見えたなら≫を学生と楽しんでいるとのことです。(小学生でも、優等生でも同じように仮説実験授業を楽しめるということを、改めて実感できました!)

木村 直子 『3回目ですが初めまして!』
 なわて仮説サークルに3回目の参加の木村さん。今回、自己紹介と「春の花クイズ」について、お話してくれました。大学では、小学校課程理科を専攻し、ゼミは物理だったそうで、そこでは狭山の坪郷さんも偶然一緒だったそうです!
また、ご実家がある福井県のエンゼルランド(児童科学館)に行った際に、とても興味深い<シャボン玉のサイエンスショー>があり、お子さん以上に木村さんが興味津々だったそうです(笑)。(私もそのような経験があるので、分かります!)

畑中 真一 『牧小・科学通信(No.1)5年生』
『若い教師の管理意識の高さとたのしい授業!』など
 学校の若い先生達から一目置かれる存在の畑中さん。5・6年担任の若い先生達は、「畑中さんの理科はすごい!」ということで、いつも理科室で一緒に授業を受けているのだそうです(笑)。
しかし、子どもたちの授業規律がほんの少しでも乱れると(畑中さんは、全然そう思っていない程度なのに…)、担任の厳しい注意というか怒鳴り声が、子どもたちに飛ぶのだそうです。
「子どもたちには、のびのびと楽しく授業を受けてもらいたい。」と考える畑中さんにとっては、少し気が重くなってしまうそうです。(厳しくしつけることが正義と思っている若い先生にとっては…、という感じですね。。。)
また、『たのしい授業』の5月号に載っていた、東京の木下 富美子さんの「あっさり読み」の授業も紹介してくださいました。

水口 民夫 『愛とは何か?』
『茂木 貴明さんの授業通信「いつも笑顔で元気です!」』
 「あなたにとって、愛とは何ですか?」これは、ノートルダム学院小学校の校長を長らく勤めた仮説の先生であるシスター・ベアトリスさんの言葉だそうです。
 その他にも、シスターの言葉をいくつか紹介してくださり、私自身いろいろと考えさせられる、心地よい時間でした。
(以下は、水口さんの資料からの抜粋【シスターの言葉】)

 人はだれでも、自分自身の中に自分を癒す力をもっているのだと思います。力量のある教師ほど、あるいは、力の有り余った時期の教師ほど、自分の思いを訴えることのみに心を奪われすぎて、聞いてあげることで子どもが癒されるということに気づかないことが多いのではないでしょうか?
 聞いてあげることでその子の成長を助ける…、聞いてあげることで子どもが自分の中の宝に気づくことができるようにしてあげる…、それも教師の重要な仕事ではないかと思うのです。

中嶋 典子 (口頭での発表)
 栄養士の中嶋さんは、3年生の授業で『溶解』の授業を始めたそうです。理由は、「砂糖と塩の勉強が出てくるんだし…。」とのことで、サークルの皆さんは、その連想というか授業書に結び付けようとするアイデアに、思わず笑顔になっていました!
そして、今回は子どもたちに紹介された絵本2冊を紹介していただきました。どちらの本も、自由に予想(空想)する楽しさや面白さを教えてくれる、心がやわらかくなるような絵本でした。(おすすめです!)

岡部 智子 『学級通信 どきどき(No.6~8)』
 2年生担任の岡部さん。今回は、図工の色作りをする際の授業の進め方について、実際の作品を見せながら、丁寧にお話してくれました。
 その中でも、まるで絵本のような素敵な仕上がりだったものが、『じぶんだけの いろ』の作品です!レオ=レオニの絵本をもとに、三原色を基本として、薄くてやさしい色を作り、枠だけのトカゲに塗っていくという授業の進め方です。
 お話のページ全てが完成したら、製本テープで仕上げをし、1冊の絵本のようにして子どもたちに持って帰ってもらうそうです。(この完成度は、感動もの!)

永岡 修 『4年 科学通信 「空気と水(第2部)」の感想』
 ≪空気と水(第2部)≫の感想を紹介してくださいました。「新年度の科学の授業のスタートを、とてもよい形で切れました。」と笑顔の永岡さんでした!
岡田 和成 『たのしい授業をしよう』
『不思議なドア(ものづくり)』
ここ数年は、科学クラブの担当だという岡田さん。年度当初のクラブでは、サッと作れて楽しいものをということで、『不思議なドア』を子どもたちと一緒に作ったそうです。
さらに、どのような口上で子どもたちに見せてあげれば喜ぶか?ということが話題になり、皆さんが工夫されている口上を岡田さんに伝授されていました。
また、最近は図工がお気に入りとのことで、原点に戻って、松本キミ子さんの三原色での色づくりを取り入れた作品を仕上げたそうです。

石本 裕樹 『学級通信 ひまわり(第5号)』
『野崎祭りで見つけた!割れないシャボン玉』など
 私の学校は、今年度に耐震工事があるため、例年秋に開催している運動会が6月に行われます。新年度が始まってから、次から次へと行事はやってきます…。教務と体育主担を兼ねている私にとっては、この1学期は踏ん張りどころです(笑)。
 さて、先日のGWのお話。歴史ある野崎祭りの会場で<割れないシャボン玉>を持って歩く子どもを発見!割れないシャボン玉がお祭りの商品として販売されていることにとても興奮し、お店を隈なく見て歩くと…、<くるくるレインボー>という商品名で、1つ400円ほどでヨッシー花丸さん(腹話術師)という方が販売されていていました。
 そのものづくりの完成度の高さ、演示の丁寧さ、持ち帰る際の小道具へのこだわりやアイデアなどは、参考になるものばかりでした!



≪日 時≫ 6月20日(土) 14時 ~ 17時
≪場 所≫ 四条畷学園 科学室



 さて、私の資料紹介の中で書きましたお祭り会場での商品<くるくるレインボー>についてのお話には、もう少しエピソードが。
 それを販売していたヨッシー花丸さんとは、なんと我がサークルの岡部さんと同じ高槻市に勤めていた元先生だとのこと!岡部さんが、「どこかで聞いたことがあるな~。」ということで、サークル後に調べてくださいました。

 その先生は、腹話術を極めるために退職され、海外でもショーをされるほどの方だとのことです。なるほど、道理で実演販売をされているのを見た私自身が、とても自然に商品に引き込まれたわけです。
さらに、たくさんの家族連れも興味津々に集まってきていて、実際に商品が次から次へと売れていました!!
お客の心をつかむ、<完成度の高い商品>や<親切で丁寧な接客>は、大いに今後の参考になりました。

 調べてくださった岡部さん、ありがとう!