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●2018年10月20日(土) 午後2時~5時
●四條畷学園小学校科学準備室
●参加者(13名)
渡辺慶二(福祉法人豊年福祉会・相談役)
西村寿雄(科学読み物・地学研究)
音田輝元(大阪府高齢者大学校理事・大阪科学の授業をたのしむ会代表)
岡部智子(高槻市小学校2年)
岡田和成(大阪市小学校5年)
中嶋典子(枚方市小学校栄養教諭)
雁金 隆(四條畷学園小学校科学専科)
雁金美佐枝(「家政婦」)
木村直子(大東市小学校3年)
北村 修(枚方市小学校5年)
笠井 亮(大阪電気通信大学・ルネサンス大阪高校非常勤講師)
古川真司(岸和田市小学校特別支援)
水口民夫(ルネサンス大阪高校理科非常勤講師)
※永岡 修(四條畷学園小学校1年)さん,石本裕樹(守口市小学校教頭)さんは学校の仕事の都合で欠席でした。
★渡辺慶二(福祉法人豊年福祉会・相談役)
いまでも相談役として毎日ホームに通われています。二次会でもおいしそうにお酒を飲まれていてご機嫌です。渡辺先生が若いころ,白衣を着て中華料理屋さんに行って食事をされていたそうです。その白衣姿を見てノーベル賞をもらった科学者のようだったとお店の方との昔話に花が咲きました。いらっしゃるだけでまわりの人も元気になります。
★西村寿雄(科学読み物・地学研究)
西村先生の出版記念のお祝いをしました。その本とは『石はなにからできている?』(岩崎書店)です。本にサインをしていただきました。そこには「石ころは地球の花」と書かれていました。なんともいえない,ロマンを感じることばです。「地球の歴史唱歌」(西村先生作詞)の歌も聞かせてもらいました。
★音田輝元(大阪府高齢者大学校理事・大阪科学の授業をたのしむ会代表)
1991年から12回にわたって四條畷学園小学校で開催された「仮説実験授業 授業公開および研究会」の案内チラシと「子どもに向かって歩く四條畷学園小学校」(1998年)などの資料は,音田さんの仮説実験授業(板倉科学)にたいする愛情に満ちています。
★中嶋典子(枚方市小学校栄養教諭)
資料は,「ダイズと豆の木」というミニプランの問題一覧と大豆の需要量,栄養成分などのデータ一覧表,教科書教材「すがたをかえる大豆」の説明文です。「ダイズ」は日本では,製油用として6割が消費されていて,日本は大豆の一人当たりの消費量が世界一だそうです。これらの資料を使って,「ダイズ」という総合読本がつくれたらいいなあ,という話が出ました。
★木村直子(大東市小学校3年)
研究授業で使う「石ころってなぁに?」のスライドができました。授業では石の標本づくりもしますが,石にくわしい先生から譲り受けた大きな石をハンマーで砕くのにアスファルトの上に石を置いてたたいても下がやわらかくてなかなか割れないそうです。石を砕くには石の上で割る,ということが経験的にわかったそうです。研究授業の結果が楽しみです。
★雁金美佐枝(元・四條畷学園小学校 現・自称「家政婦」)
以前,このサークルニュースを読まれた岸和田市の会員の方から写真の「立体お星さま」の折り方を教えてほしいというお手紙が来
ました。作り方の資料を送ったところ「これほどご親切な折り紙解説は初めてです」といううれしいお葉書が届けられました。その方は,平面が立体になる楽しさを満喫されたそうです。
★北村 修(枚方市小学校5年副担)
校内事情で8月から同じ市内のちがう小学校に転勤して3か月になりました。学校現場の話を聞いて,そういう状況の学校に勤めていたころのことを思い出しました。担任の先生を支える北村さんの心意気を感じました。
★笠井 亮(大阪電気通信大学・ルネサンス大阪高校 非常勤講師)
大阪電気通信大学「理科教育法」の講義通信には,毎回たのしい講義のようすがのせられています。出会いの授業として<卵はうくか?>(入江さん作)をやりました。授業評価も全員が「とてもたのしかった」,「たのしかった」,でした。
<宇宙への道>も高評価でした。
★古川真司(岸和田市小学校特別支援)
古川君は2009年に仮説実験授業研究会の会員になりました。そのときの入会願いがぼくのUSBに残っていたのでそれをプリントアウトして持って行きました。そのことを前もって伝えていなかったので,彼は驚いたようでした。来年は入会10周年になるので,お祝いの会でもしようと元担任としては思っています。ちなみに,ぼくは入会して来年で30年になるので,同時にお祝いできます。
★雁金 隆(四條畷学園小学校科学専科)
学園内の植物観察会をしてもらいました。24種の植物リストとその解説を用意してもらい,たっぷりと学ばせてもらいました。たまには,外に出てこういう野外活動をするのもいいものです。オリーブの実を見つけたので,さっそくスクーリングの<あかりと文明>の授業で使わせてもらいます。
★岡田和成(大阪市小学校5年)
夏休みの井上さんの舎利寺での科学教室では<しゅぽしゅぽ>をやりました。参加した児童の保護者の評判もよく,こんなたのしい先生に担任してほしいという声も聞かれたそうです。学校では,<ブタンガスの実験>≪空気と水≫をやりました。意見も活発に出たそうです。また,先日の参観では<ころりん>を久しぶりにしました。11月には作品展があります。キミコ方式の絵,折り染めを使った作品作りをすすめています。来年も持ち上がりで6年担任になってたのしい授業をしたいと,笑顔で語ってくれました。
★岡部智子(高槻市小学校2年)
高槻は二学期制ということで先日前期の終業式がありました。子どもたちに通知表を一人ひとり渡す間,<足はなんぼん?><にている親子・にてない親子>の「絵合わせカードゲーム」(伊藤正道さん作)をしました。休み時間は,子どもたちと鬼ごっこをしています。岡部さんが鬼の役をしているので,ずっと走り回らなければいけないので正直たいへんだそうですが,それでもがんばっています。
★水口民夫(ルネサンス大阪高校理科非常勤講師)
「なわて仮説サークル創設30年の年図」を持って行きました。まだ,不十分なところがあるので,うめていきたいと思います。それにしてもぼくのかかわったイベントの量には感激します。
<渡辺慶二さんを語る>
仮説の影武者!
当時・四條畷学園小学校 雁金美佐枝
四條畷学園小学校に産休講師として勤めたのがそもそもの始まり。それから8年の歳月が過ぎようとしています。未だに,自分が教師であることに対して自信がないにもかかわらず,やめないでいるのは「仮説」を知ったからだと思います。その仮説との出会いに大きく関与したのが渡辺先生。
私が知っている小学校のカリキュラムには無い,「科学」(仮説)の授業をせねばなりませんでした。「どうしよう」と不安が先に立つ前に,渡辺先生から「あんたも仮説するんやから,まずはこの本を読んでしっかり勉強しとき」とか言われて,『仮説実験授業のABC』(仮説社)という本を手渡されたように記憶します。「本当にこんなすばらしい授業ができるのかな」「こんな教育を本当に実践しているんだろうか」「早くやってみたい」と,私の「教育」という重苦しいイメージは塗り替えられてしまいました。
渡辺先生は,子どもたちには一見こわそうな印象を与えるようですが,一分もたたないうちに子どもたちをひきつけてしまわれます。簡潔明瞭,そして楽しい話術,魔法にかかったようにひきつけられていくようです。
いつも,子どもたちを大事に!と考えられていらっしゃいます。それは,一人ひとりの人間を尊重していると言い換えられるでしょう。だから,偉そうぶった言い方をしはるけど,好かれるのでしょうね。そこには,仮説が見え隠れしています。そしてこの仮説という二文字の裏には,渡辺という二文字が隠されています。私にとって,「仮説の影武者」こと渡辺先生なのです。(『仮説実験授業でひろがる世界』渡辺慶二より)
編集後記
今月の例会では,音田さんから「子どもに向かって歩く四條畷学園小学校」(1998年)という資料発表がありました。時間の関係で音田さんの資料をみなさんで検討したり感想を述べあうことはできなかったのですが,あとで,読んでみると自称「イベント屋」としての音田さんの真骨頂がわかります。四條畷学園小学校では,1972年から1978年にかけて,7回にわたって「仮説実験授業入門講座」が開催されています。第一回の1972年といえば,ぼくがまだ17歳のころです。1978年を最後に学園の研究会はそれ以後開催されなくなるのですが,おそらくぼくは,最後の方の学園の研究会に参加しています。とくに印象に残っているのは,渡辺先生が,子どもと一緒に体育の授業でラグビーをしている光景でした。それ以外に,「活動科」でうどん作りをしていたのもよく覚えています。子どもたちの自由な雰囲気を作り上げていた「影武者」は渡辺先生だったと思います。もちろん,それを支えていらした山本正次先生らの力も見逃せません。
この例会報告にも書きましたが,10月の例会では科学専科=雁金隆さんの案内で学園内の植物観察会を行いました。そのときに,高校のある敷地内を歩いていたら銅像がぼくの目に入ってきました。「ヘェー,こんなところに銅像があるんだ。いかにも私学らしいなあ。でも,創始者でもないのになんでこの人の銅像だけが置かれているんだろう?」という疑問を投げかけたら,渡辺先生から「この○○という理事長は,ワシと犬猿の仲でよく現職のときは喧嘩したもんだ」という答えが返ってきました。当時,教職員組合の委員長をされていた渡辺先生は,その理事長と激しいやりとりをしたそうです。当時,その理事長が学園小学校の仮説実験授業に対してどのような態度をとっていたのか聞きそびれてしまいましたが,もし学園の仮説に対する「弾圧」があったとしてもそれを教職員全員の力で跳ね返したことは実験結果として明らかだと思います。(水口民夫)
●2018年10月20日(土) 午後2時~5時
●四條畷学園小学校科学準備室
●参加者(13名)
渡辺慶二(福祉法人豊年福祉会・相談役)
西村寿雄(科学読み物・地学研究)
音田輝元(大阪府高齢者大学校理事・大阪科学の授業をたのしむ会代表)
岡部智子(高槻市小学校2年)
岡田和成(大阪市小学校5年)
中嶋典子(枚方市小学校栄養教諭)
雁金 隆(四條畷学園小学校科学専科)
雁金美佐枝(「家政婦」)
木村直子(大東市小学校3年)
北村 修(枚方市小学校5年)
笠井 亮(大阪電気通信大学・ルネサンス大阪高校非常勤講師)
古川真司(岸和田市小学校特別支援)
水口民夫(ルネサンス大阪高校理科非常勤講師)
※永岡 修(四條畷学園小学校1年)さん,石本裕樹(守口市小学校教頭)さんは学校の仕事の都合で欠席でした。
★渡辺慶二(福祉法人豊年福祉会・相談役)
いまでも相談役として毎日ホームに通われています。二次会でもおいしそうにお酒を飲まれていてご機嫌です。渡辺先生が若いころ,白衣を着て中華料理屋さんに行って食事をされていたそうです。その白衣姿を見てノーベル賞をもらった科学者のようだったとお店の方との昔話に花が咲きました。いらっしゃるだけでまわりの人も元気になります。
★西村寿雄(科学読み物・地学研究)
西村先生の出版記念のお祝いをしました。その本とは『石はなにからできている?』(岩崎書店)です。本にサインをしていただきました。そこには「石ころは地球の花」と書かれていました。なんともいえない,ロマンを感じることばです。「地球の歴史唱歌」(西村先生作詞)の歌も聞かせてもらいました。
★音田輝元(大阪府高齢者大学校理事・大阪科学の授業をたのしむ会代表)
1991年から12回にわたって四條畷学園小学校で開催された「仮説実験授業 授業公開および研究会」の案内チラシと「子どもに向かって歩く四條畷学園小学校」(1998年)などの資料は,音田さんの仮説実験授業(板倉科学)にたいする愛情に満ちています。
★中嶋典子(枚方市小学校栄養教諭)
資料は,「ダイズと豆の木」というミニプランの問題一覧と大豆の需要量,栄養成分などのデータ一覧表,教科書教材「すがたをかえる大豆」の説明文です。「ダイズ」は日本では,製油用として6割が消費されていて,日本は大豆の一人当たりの消費量が世界一だそうです。これらの資料を使って,「ダイズ」という総合読本がつくれたらいいなあ,という話が出ました。
★木村直子(大東市小学校3年)
研究授業で使う「石ころってなぁに?」のスライドができました。授業では石の標本づくりもしますが,石にくわしい先生から譲り受けた大きな石をハンマーで砕くのにアスファルトの上に石を置いてたたいても下がやわらかくてなかなか割れないそうです。石を砕くには石の上で割る,ということが経験的にわかったそうです。研究授業の結果が楽しみです。
★雁金美佐枝(元・四條畷学園小学校 現・自称「家政婦」)
以前,このサークルニュースを読まれた岸和田市の会員の方から写真の「立体お星さま」の折り方を教えてほしいというお手紙が来
ました。作り方の資料を送ったところ「これほどご親切な折り紙解説は初めてです」といううれしいお葉書が届けられました。その方は,平面が立体になる楽しさを満喫されたそうです。
★北村 修(枚方市小学校5年副担)
校内事情で8月から同じ市内のちがう小学校に転勤して3か月になりました。学校現場の話を聞いて,そういう状況の学校に勤めていたころのことを思い出しました。担任の先生を支える北村さんの心意気を感じました。
★笠井 亮(大阪電気通信大学・ルネサンス大阪高校 非常勤講師)
大阪電気通信大学「理科教育法」の講義通信には,毎回たのしい講義のようすがのせられています。出会いの授業として<卵はうくか?>(入江さん作)をやりました。授業評価も全員が「とてもたのしかった」,「たのしかった」,でした。
<宇宙への道>も高評価でした。
★古川真司(岸和田市小学校特別支援)
古川君は2009年に仮説実験授業研究会の会員になりました。そのときの入会願いがぼくのUSBに残っていたのでそれをプリントアウトして持って行きました。そのことを前もって伝えていなかったので,彼は驚いたようでした。来年は入会10周年になるので,お祝いの会でもしようと元担任としては思っています。ちなみに,ぼくは入会して来年で30年になるので,同時にお祝いできます。
★雁金 隆(四條畷学園小学校科学専科)
学園内の植物観察会をしてもらいました。24種の植物リストとその解説を用意してもらい,たっぷりと学ばせてもらいました。たまには,外に出てこういう野外活動をするのもいいものです。オリーブの実を見つけたので,さっそくスクーリングの<あかりと文明>の授業で使わせてもらいます。
★岡田和成(大阪市小学校5年)
夏休みの井上さんの舎利寺での科学教室では<しゅぽしゅぽ>をやりました。参加した児童の保護者の評判もよく,こんなたのしい先生に担任してほしいという声も聞かれたそうです。学校では,<ブタンガスの実験>≪空気と水≫をやりました。意見も活発に出たそうです。また,先日の参観では<ころりん>を久しぶりにしました。11月には作品展があります。キミコ方式の絵,折り染めを使った作品作りをすすめています。来年も持ち上がりで6年担任になってたのしい授業をしたいと,笑顔で語ってくれました。
★岡部智子(高槻市小学校2年)
高槻は二学期制ということで先日前期の終業式がありました。子どもたちに通知表を一人ひとり渡す間,<足はなんぼん?><にている親子・にてない親子>の「絵合わせカードゲーム」(伊藤正道さん作)をしました。休み時間は,子どもたちと鬼ごっこをしています。岡部さんが鬼の役をしているので,ずっと走り回らなければいけないので正直たいへんだそうですが,それでもがんばっています。
★水口民夫(ルネサンス大阪高校理科非常勤講師)
「なわて仮説サークル創設30年の年図」を持って行きました。まだ,不十分なところがあるので,うめていきたいと思います。それにしてもぼくのかかわったイベントの量には感激します。
<渡辺慶二さんを語る>
仮説の影武者!
当時・四條畷学園小学校 雁金美佐枝
四條畷学園小学校に産休講師として勤めたのがそもそもの始まり。それから8年の歳月が過ぎようとしています。未だに,自分が教師であることに対して自信がないにもかかわらず,やめないでいるのは「仮説」を知ったからだと思います。その仮説との出会いに大きく関与したのが渡辺先生。
私が知っている小学校のカリキュラムには無い,「科学」(仮説)の授業をせねばなりませんでした。「どうしよう」と不安が先に立つ前に,渡辺先生から「あんたも仮説するんやから,まずはこの本を読んでしっかり勉強しとき」とか言われて,『仮説実験授業のABC』(仮説社)という本を手渡されたように記憶します。「本当にこんなすばらしい授業ができるのかな」「こんな教育を本当に実践しているんだろうか」「早くやってみたい」と,私の「教育」という重苦しいイメージは塗り替えられてしまいました。
渡辺先生は,子どもたちには一見こわそうな印象を与えるようですが,一分もたたないうちに子どもたちをひきつけてしまわれます。簡潔明瞭,そして楽しい話術,魔法にかかったようにひきつけられていくようです。
いつも,子どもたちを大事に!と考えられていらっしゃいます。それは,一人ひとりの人間を尊重していると言い換えられるでしょう。だから,偉そうぶった言い方をしはるけど,好かれるのでしょうね。そこには,仮説が見え隠れしています。そしてこの仮説という二文字の裏には,渡辺という二文字が隠されています。私にとって,「仮説の影武者」こと渡辺先生なのです。(『仮説実験授業でひろがる世界』渡辺慶二より)
編集後記
今月の例会では,音田さんから「子どもに向かって歩く四條畷学園小学校」(1998年)という資料発表がありました。時間の関係で音田さんの資料をみなさんで検討したり感想を述べあうことはできなかったのですが,あとで,読んでみると自称「イベント屋」としての音田さんの真骨頂がわかります。四條畷学園小学校では,1972年から1978年にかけて,7回にわたって「仮説実験授業入門講座」が開催されています。第一回の1972年といえば,ぼくがまだ17歳のころです。1978年を最後に学園の研究会はそれ以後開催されなくなるのですが,おそらくぼくは,最後の方の学園の研究会に参加しています。とくに印象に残っているのは,渡辺先生が,子どもと一緒に体育の授業でラグビーをしている光景でした。それ以外に,「活動科」でうどん作りをしていたのもよく覚えています。子どもたちの自由な雰囲気を作り上げていた「影武者」は渡辺先生だったと思います。もちろん,それを支えていらした山本正次先生らの力も見逃せません。
この例会報告にも書きましたが,10月の例会では科学専科=雁金隆さんの案内で学園内の植物観察会を行いました。そのときに,高校のある敷地内を歩いていたら銅像がぼくの目に入ってきました。「ヘェー,こんなところに銅像があるんだ。いかにも私学らしいなあ。でも,創始者でもないのになんでこの人の銅像だけが置かれているんだろう?」という疑問を投げかけたら,渡辺先生から「この○○という理事長は,ワシと犬猿の仲でよく現職のときは喧嘩したもんだ」という答えが返ってきました。当時,教職員組合の委員長をされていた渡辺先生は,その理事長と激しいやりとりをしたそうです。当時,その理事長が学園小学校の仮説実験授業に対してどのような態度をとっていたのか聞きそびれてしまいましたが,もし学園の仮説に対する「弾圧」があったとしてもそれを教職員全員の力で跳ね返したことは実験結果として明らかだと思います。(水口民夫)