なわて仮説サークル

 仮説実験授業の話題を中心にいろいろなことが毎回話題に上がっています。ぜひ,参加してください。

10月例会

2011-10-18 17:54:00 | ノンジャンル
                              2011年10月号
   〈10月15日(土)14:00~18:00 四條畷学園科学準備室〉

[参加者]
音田輝元、西村寿雄、渡辺慶二、水口民夫、畑中真一、笠井亮、
中嶋典子、岡部智子、石本裕樹、雁金美佐枝、宮本なつ江、
永岡修、森下貴夫、古川真司、、岡田和成   15名

□音田輝元「こころの天気図」「ビー玉CDごま」
 来年度は「子ども教室を楽しむ科」「SA子ども教室研究科」を担当します。高齢者大学の講座の中で行った西村先生の「ものづくり教育論」の話がとてもよかったです。午後にしたものづくりで「ビー玉CDごま」のかんたんものづくりが参加者に感心され、とても評判がよかったです。

□西村寿雄「ものづくりの授業の考え方」
 学生に教育論を語るとき、ものづくりで作ったものを利用しながら説明していきます。紙グライダーや山のぼりなどの作品で、教育をどのようにしていけばいいのか伝えます。それから、仮説のよさを伝えるようにしています。


□笠井亮「いろんなタイプの先生がいいのかな」「予想と討論と実験と」「電気ハンド」
髪の毛を抜くくせがある女の子に「笠井先生みたいなお父さんがよかったわ」と言われました。「なぜかというと、親も教師もギャーギャー怒るから」だそうです。この子の仮説での感想は、「予想が両方当たってよかった」でした。これを見て、板倉さんの「1時間でも楽しいことがあれば決定的にちがう」という意味がわかったような気がしました。電気ハンドの実験では、カラーの蛍光灯で見せました。明るくてもできるので、とてもよかったです。

□岡田和成「続・いちばん星」
《月と太陽と地球》の感想では、「普段じっくり見ない月を観察できてよかった」という感想の多くもらいました。平和学習や修学旅行で忙しく、1カ月仮説をしていません。こんなことは珍しいです。でも、黒田さんのプラン「切り絵」をしています。子どもたちは折り紙のカラフルさに喜び、とても集中して作業をしています。

□渡辺慶二「あなたはどう考える」
 大阪府の橋下知事の教育改革「命令、強制で教育はよくならぬ」と思います。センターの職員はつい入居者に対してのことば使いが悪くなってくるのに、注意をしています。「のどもと過ぎれば熱さ忘れる」でついていねいさを忘れてしまう職員が多いです。

□岡部智子「どきどき」「実習生がやってきた」「不思議なドア」
 〈ザリガニ〉の勉強は楽しかったです。でも子どもたちのザリガニはほとんど死んでしまいました。6月からした《足はなんぼん》が終わりました。4年生の時に担任した教え子が実習にやってきました。期末懇談会には、18人の方が来てくれました。「子どもが楽しく、勉強が楽しいと言って学校に通えているのは、岡部先生のおかげです」と言われ、うれしいです。

□中嶋典子「1年生との《空気と水》」
 1年生に6時間で《空気と水》をしました。子どもたちへの声かけで「予想を聞いていいですか」から「まだ考え中の人はいますか」に変えました。考えている人に聞いてもらいたいからです。感想文の書き方が分からない子がいました。去年より早めに授業書をしたし、もう少していねいにやった方がよかったかもしれません。

□石本裕樹「学校へ行こう」
参観では〈ころりん〉をしました。「楽しい授業をありがとうございました。自分の考えをよく発表していました」などうれしい感想をいただきました。運動会では、「応援ガイドブック」を作りました。パソコンを駆使して作り、保護者が子どもたちの演技場所をすぐ見つけられるように作ったので、評判がとてもよかったです。

□水口民夫「たのしい授業プラン研究会報告」「問題意識」 
 「《温度と分子運動》と社会体制の問題」や「地震予知は可能か」などについて最近よく考えています。ロバートケラーさんは「地震の予知はむずかしい」と言います。日本では地震はいつ起こってもおかしくkないので、、緊急地震速報を有効に用いて、避難対策をするべきであると思います。

□宮本なつ江「《足はなんぼん》評価文」
 6月から2年生全クラスで《足はなんぼん》をしました。他のクラスは虫のところだけでしたが、私は最後までしました。「楽しい」「もっとやろう」と感想をもらい、元気になった。2年目のこの学校で、仮説を受け入れてくれる雰囲気がなく、自信がなかったので、よけいに元気になりました。

□古川真司「雛型資料」
 特別支援学級担当をしています。掃除時間には、支援学級にきてくれる子どもたちに〈びりりん〉などをしています。どうするか、最初は掃除をして、残った時間で「百人おどし」などをしています。子どもたちにねだられ、ついものまねをしていましたが、サークルの方に言われ、これからは注意していこうと思います。

ひとこと
 めずらしく畑中君の資料がありませんでした。2学期最初から《ものとその重さ》はできていたのですが、運動会の練習などで時間が取れなく、楽しい授業ができずにいました。すると、いじめが起こり、子どもたちに指導中には対教師暴力もあったりして、かなりつらい様子でした。
サークルのみんなで意見を出し合いました。音田さんは「いい勉強になる。畑中君を育ててくれているよ。」などのことを言っていました。
様々な意見が出ましたが、私たちたのしい授業派は、「とにかくたのしい授業を多くすること」で乗り切ることが必要ではないのでしょうか。学校体制等で最近はかなりしばりがきついとは思いますが、なんとか時間を見つけて、たのしい授業系のことができるといいですね。
渦中にある時はなかなか大変で「どちらに転んでもシメタ」とは思えないでしょうが、元気を出してほしいものです。
来月は五百住の会。準備など進めていきたいと思っています。あと自分の学校へ宣伝も。
記録 岡田 和成

今後の予定
11月19日(土)20(日)五百住の会
12月17日(土)13:30~ たかつガーデン



9月例会

2011-10-10 10:44:00 | ノンジャンル
                              2011年9月号
   〈9月17日(土)14:00~18:00 四條畷学園科学準備室〉

[参加者]
音田輝元、西村寿雄、渡辺慶二、水口民夫、畑中真一、笠井亮、
中嶋典子、雁金隆、石本裕樹、雁金美佐枝、永岡修、宮本なつ江、
森下貴夫、北村修、古川真司、大月正雄、岡田和成   17名

□音田輝元「こころの天気図」「幹部養成講座」「科学教室講座案内」
 高齢者大学での活動では、わくわく科学教室の相談をしています。来年の夏に行います。助成金が出る活動なので、しっかり領地を広めていきたいと思っています。SA子ども教室での実践研究では、来年度の案を提案したところ、受講生のかたから「もっと実践的に行いたい」との意見が。うれしい悲鳴に、自分のやりたいことと離れて言っているのではないかと迷うこのごろです。


□笠井亮「わくわく理科」「電気ハンド」
1年生と《光と虫めがね》を始めました。第4部の内容にとても感動しました。凹面鏡の実験がとてもおもしろかったです。焦点距離の虫めがねの問題では、湯沢さんのやり方をしました。黄色のボールと樹の大の真ん中に虫めがねをおくと、木の台には何ものっていないのに、黄色のボールがあるように見える。電気ハンドの実験では、持つ手の位置によって、蛍光灯が途中までつくという楽しい実験を見せました。

□岡田和成「続・いちばん星」
9月の出会いの授業では、〈分子は動く〉をしました。うずら卵スッポンの実験がなかなかうまくいきませんでしたが、最後に成功し子どもたちは喜んでいました。現在、《月と太陽と地球》を学年の先生にも広め、しています。「月のもう完璧にわかった」という子どももいて、楽しい毎日です。

□西村寿雄「新居信正さんの資料」「科学読み物研究」
 徳島の新居さんがお亡くなりました。新居さんの業績を振り返るために資料をもってきました。「バスの運転手と母親」など道徳的なプランも作られていました。とても個性的な教師でしたが、学ぶことが多かったです。

□大月正雄「不思議な輪」
  松崎さんの〈輪切りわかるかな〉のプランを改訂して作ってきました。30ページにもわたるプランで、「少し長いのではないか」という意見がありました。

□水口民夫「仮説対話」 
 「1時間ほどそのままにしたアルコールと水では、どちらの温度がさがるのか?」というミニ実験をしました。メンバーでかなり討論になりました。実際は水の方が温度が下がるのですが、今回の実験ではうまくいかず。何が原因なのでしょうね。

□雁金隆「使いすてカイロでミニ実験」
 「カイロの粉をフラスコに入れ、ピンチコックでふたをしたら、水が入るか?」「空きカンに入れたらどうなるか?」「さらに酸素をいれたら?」などのおもしろ実験をしました。出会いのプランに使えそうな感じがします。

□石本裕樹「学校へ行こう」
夏休みには暑中見舞いをだしました。始業式にはポリ袋の実験をしました。9月の参観では、〈ころりん〉をし、子どもたちは楽しんでいましたが、校長には授業として認められませんでした。懇談会では、「クラスの子どもに聞きました」をして、とても好評でした。

□中嶋典子「授業のまとめとは」
 授業書の終わり方について考えてきました。「授業書はあっさり終わっていいんだな」と思っています。余計なことを言わない方がいいと気をつけています。子どもたちに押しつけなく楽しさを伝えるにはそれがいいのだと改めて感じました。

□雁金美佐枝「学級通信」
 夏休みの思い出スピーチをしています。少し気になる子どもがいて、その子も楽しく過ごしていることが感じられ、安心しています。学園小の「いすあしカバー」にはびっくりしました。

□渡辺慶二「あなたはどう考える」
 ジージーゼミのものづくり体験をします。松やにをとかしたものを棒につけ、あとはサランラップの筒を使って作ります。やかましいセミの音が本当に聞こえ、楽しいものづくりです。

□永岡修「笑顔で元気」
  〈ドライアイスであそぼう〉を参観でやりました。友人に仮説を紹介するという話から、学園小でミニ公開授業ができないかな?と管理職に提案したところ、12月3日(土)にできる予定です。サークルの方にも来てもらい、これで学園での会の足がかりにしたいですね。

□畑中真一「軟弱教師のつれづれ日記」
 荒れたクラスをなんとかしたいと思っています。2学期は出会いの授業で、「アクアボールの実験」から始めました。夏休みに板倉さんの本を読んで、リフレッシュして、《ものとその重さ》を始めました。言うことを聞かない子どもたちは仮説の授業では、とても盛り上がって発言しています。1日に1時間この授業があることは本当に大きいです。僕も1時間でも楽しく過ごせることが、うれしいです。

ひとこと
 五百住の会のものづくり担当を決めました。
①ジージーぜみ …渡辺
②キツツキ   …岡部
③くるくるどり …森田
④トムボーイ  …岡田
⑤クリップバッタ…石本
⑥とかげ君   …森下
⑦べっこうあめ …音田
11月の会では、参加者はものづくりをかなり楽しみにしていると思います。その体験者の方とお話をすることで、仮説のよさを知ってもらえるかもしれません。講師になる自分は楽しい授業を広めるためにがんばっていきたいと思っています。
記録 岡田 和成
今後の予定
10月15日(土)14:00~ 四條畷学園科学準備室
11月19日(土)20(日)五百住の会