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ブライアン・エルスリー原作のこのドラマシリーズはVRゲームの世界が舞台だ。VRと言えば今年、巨匠スティーヴン・スピルバーグが『レディ・プレイヤー1』で描いていた仮想空間の事だ。近未来、爆発的な支持を得ているVRゲームを介して起きた謎の事件を追うミステリー作品である。
『レディ・プレイヤー1』は80年代アイコンをふんだんにまぶした"ファミコン風”のゲーム世界が魅力的だったが(おまけにファミコンならではのクソゲー級難易度も再現していた)、こちらはPS登場以後の洋ゲー風。アバターはCGが人間へ近付き過ぎた"不気味の谷”をギリギリ歩いているような造形で感情移入しにくい。バトルシーンは第1話冒頭に少し出て来るが、ルールはほとんど描かれず、いったいどんなゲームで何がウケているのかよくわからない。
そうなると若者達がこのゲーム世界に没頭し、やがてカルト化していく展開はどうにも入り込めない。もちろん、自分の居場所を求める若者たちの彷徨がテーマなのはわかるが「何もそんなゲームの世界に…」と思ってしまうのは練達のオンラインプレーヤー達に弄ばれ、機嫌を損ねる僕が年を取り過ぎてしまったせいか。まさに“ゲームは続く”で終わる最終回にもウンザリだ。
収穫と言っていいのは主役レイラを演じるタルラ・ローズ・ハドンとの出会いか。ちょっとミア・ワシコウスカ似の色素の薄い美少女で、カーリーヘアを束ねた独特の髪型はまるで西洋絵画から抜け出てきたようなインパクトだ。意外や肉感的で芯が強く、本作は彼女の魅力で牽引していると言っていい。今後の注目株である。
『レディ・プレイヤー1』は80年代アイコンをふんだんにまぶした"ファミコン風”のゲーム世界が魅力的だったが(おまけにファミコンならではのクソゲー級難易度も再現していた)、こちらはPS登場以後の洋ゲー風。アバターはCGが人間へ近付き過ぎた"不気味の谷”をギリギリ歩いているような造形で感情移入しにくい。バトルシーンは第1話冒頭に少し出て来るが、ルールはほとんど描かれず、いったいどんなゲームで何がウケているのかよくわからない。
そうなると若者達がこのゲーム世界に没頭し、やがてカルト化していく展開はどうにも入り込めない。もちろん、自分の居場所を求める若者たちの彷徨がテーマなのはわかるが「何もそんなゲームの世界に…」と思ってしまうのは練達のオンラインプレーヤー達に弄ばれ、機嫌を損ねる僕が年を取り過ぎてしまったせいか。まさに“ゲームは続く”で終わる最終回にもウンザリだ。
収穫と言っていいのは主役レイラを演じるタルラ・ローズ・ハドンとの出会いか。ちょっとミア・ワシコウスカ似の色素の薄い美少女で、カーリーヘアを束ねた独特の髪型はまるで西洋絵画から抜け出てきたようなインパクトだ。意外や肉感的で芯が強く、本作は彼女の魅力で牽引していると言っていい。今後の注目株である。
『キス・ミー・ファースト』18・英
製作 ブライアン・エルスリー
出演 タルラ・ローズ・ハドン、シモーナ・ブラウン
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