時間などは多少いじってあります。(それでも、その気になって調べたら私の正体を調べることも可能でしょう。まあ、そこまでする人はいないでしょうが)
それから大げさな表現になっている部分はフィクションですので、ジャロに連絡しないようにお願いします。
◆老大姉のそれまでの近況
2005-春
御婆様に大腸がんが見つかるが、現在、こういった高齢の方へのがん治療はほとんど行われないそうです。手術に耐える体力が無いことと、薬物による長期にわたる治療も効果を期待できず副作用による弊害のほうが大きいと考えられるようです。だから、痛みが出るようなら鎮痛剤を投与するくらいしか打つ手が無いらしい。(幸い、傷みが出ることは最期まで無かった)
まだ元気に庭の花に水をやっている。
自分の身のまわりの事はすべて自分で片付けていた。
2005-11-末
いきなり歩行が困難になり、一人では歩けず車椅子で介護を受けるようになる。
それでもまだまだ元気、毎週二回の福祉コミュニティーは休まず通う。
2005-大晦日
起き上がることが出来なくなる。車椅子に乗ることも出来ず。
2006-01-14
家族の顔を区別できなくなり、日に日に痩せていく。
2006-01-20
夕方、呼吸音が乱れ医者に抗生剤を投与される。
様子が落ち着き、約1時間後、食事を済ませた家族が見たときには
笑顔というのではない、寝顔でもない、ほんのわずかに開いた口と片目。
確かに眠っていると言われたらそう思い込むかもしれないほど静かな
そっとそれを閉じた顔は きれいだった。
◆式次第
ちょっと、上の記述と同じ記事には出来ない… 別記事とします。