「戒(かい)」小山歩(あゆみ) 2002新潮社
第14回日本ファンタジーノベル大賞(優秀賞)
天才、戒 乳のみ兄弟の王の影として生きる舞舞い
蝉の抜け殻とかなますとか、どきどきして読めますが、ファンタジーですか?
悲劇展開~反省~原因(占い、入れ替え)~
ちょっと御都合主義(運任せ)だけど、ちゃんとわかってやっているので納得。
蝉の抜け殻
大好きな母親に誉めてもらおうと蝉の抜け殻を持っていくじゃないですか。
それを母親は握りつぶしてしまう。
その映像がずっしりとのしかかってきたんですよ。
そして、その理由が・・・真実を知ったあと変る。
わたしにとって、この部分だけでもこの作品の存在価値は高い。