「君は永遠にそいつらより若い」津村記久子 2005筑摩書房
第21回太宰治賞
えっ・・・10年前になくした自転車の鍵?
まあ、それは終わりの方までとっておいて、学生生活が描写されていく。
それを読みながら、忘れていた友人・知人の顔を思い出したよ。
童貞女175センチ~って、要は妥協できなかっただけなのね。
穂峰君、「君、でかい女に求婚されたくらいで将来を悲観して自殺しなくてもいいだろ」なんて笑いながら読んでいたことを反省させられちゃったよ。「そうだったな、君、両親に虐待されている子どもをかばって、誘拐犯の汚名を着せられたんだっけ」アレ、もしかして本当は自殺に見せかけて、その翔吾くんの両親に殺されたんじゃないのか。それはないか、遺書もあったしね。( ゜д゜)ハッ!もしかして・・・「君も幼い頃、両親から虐待を受けていたのか?」
ん、ん~。
しかし、ホリガイさんってば、あやういな~。
はらはらするね。
翔吾くんのこれからは・・・怖いな。
ホリガイさんは「両親をなくした」彼の将来へ責任を持ってやるのかな。
そいつらは老いて弱くなり、君は成長して強くなる。