ドラマ嫌いのきょくたんが、今年になって『鈴木先生』と『リバウンド』を見ていたりするわけですが。
『下流の宴(全8回の第1回)』!!!これは!さすがNHK!
いやいや、もう、原作がいいのか演出がいいのか、両方なのか。
価値観の違う存在の両方の正しさと間違いを目の当たりにして、何度も通ってきたはずの判断や割り切りを振り返らずにはいられない。そして妥協と後悔の隠している部分を掘り起こされる。
それでいて暗くならずに笑いが誘い出される。
これは間違いなく最後まで見てしまうだろう。
島田先生を下流からの逆襲として、かあちゃんの同級生にしたのはそれなりに面白いわ。そうだよ、「見返してやる」だよ。それはありだよ。
第6回・・・姉貴の結婚式・・・ううう、おとうちゃん・・・それはないわ。やっちまったな!自分には何も能力がなくて肩書きだけの人生だと気付いただめ親父。息子のためじゃないよ、それは自分へのいいわけだ。まだ大丈夫だと思いたいだけだ。かあちゃんを追い込むにはいいエピソードなんだけど、かっこつけんなだめ親父!これはもう、この先は詐欺にでも遭って破産してもらいたい。
あと2回か・・・すこしもやもやしてきたな。
第7回・・・ううう、おとうちゃんを見ていると原作と違うラストがあるのかもしれないと不安になってしまうぞ。翔ちゃんを救おうなんてことを考えるんじゃないぞ!変な救いは意味のない軽薄な作品にするだけだぞ!
第8回(2011-07-19) 家族の落ち着いてしまった状況はあんまりです。もっとぎすぎすした家族関係になってください!どうせなら、ショックで落ち込んで、狂いそうになってから孫の顔を見てにやっとわらって立ち直るとか。翔ちゃんのタマオを振るセリフで気付いて(反省)変わるなんてやだん!まあ、孫でもう一度ってことでよしにしますが。ああ、人間関係を丸くして終わるなんて。あ、下流だからだ。全員が自分たちを下流と認めたから、それで家族が上手く丸くなった。そういう下流表現か!