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「証言」細野豪志×鳥越俊太郎

2013年03月16日 23時23分23秒 | 読書とか

「証言」細野豪志×鳥越俊太郎 2012講談社
「原発機器500日」の真実に鳥越俊太郎が迫る

この本の企画は細野豪志の方から持ちかけた。
民主党への信頼、支持率が落ちている最中だった。
それは、この本が出版されたころからさらに加速する。
細野豪志が選挙を意識して起こした行動と考えてもおかしくなかろう。
2枚目であるし、きれいな言葉を並べれば奥さんたちは騙されるだろう。

だが、2枚目は私の敵だ!
私は否定的な読み方を宣言する!
そういった目で見れば、この本も99%自己弁護、弁解、自画自賛である。
まえがきで鳥越俊太郎がいかに細野を褒めようとも、それが嘘か勘違いにしか見えなくなる。
だいたい鳥越俊太郎も自分が言っていることにブーメランな奴なのだ。
お前、この本もいい加減”宣伝臭”がプンプンするじゃないか!
狙い通りにきちんと将来への資料として歴史的な価値は出るのか?

個人である前に大臣であり、国民よりも国を優先した。しかし、福島になると安全性や将来性を無視して住民帰還優先となる。気持ちはあるのだろうが言葉だけだろう。なぜなら、何年先に帰れるのだということは示そうとしない。ただ、希望だけ与えて引き止める。

『読者も周知のように細野氏は原発事故収束・再発防止担当大臣として、また環境大臣として、最前線で指揮を執って(事故を矮小化して)きた政治家でもある』
()内ブログ主

分単位で時間を覚えているのは書類を見ながら話しているのか、記憶しているのか。自分のことになると1時間近く曖昧であったりすることから、その点はきっと何度も記録を読み返すうちに覚えてしまったのだろう。「菅総理は細部にこだわるから、私が総理の視点を引き戻すように心掛けた」うわ、嫌な奴だね。それならお前が補佐官としてずっと付いていれば良かったじゃないか。東電(本社)でさえ現場を把握できていなかった。って、そんなことを信じるの?それで済ませていいの?知らなかったこと自体が犯罪的であって悪でしょ。津波と原発の選択でおいしい方を取る。総理の指示ではない。15日から東京電力に行って情報はずいぶんスムーズに入るようになった。いろいろと判断が必要となった。腹を切る決意とか何回か言っているけど、お前の責任からすればもう10回以上切って背骨まで切断されているだろ。ベントとブローアウトパネルの構造の再考、これは素人にはいい情報だね。総理の現地(福島第一原発)視察はやめた方がいいと思ったが言わなかった。って、おまえ!何でも言うんじゃなかったのか!肝心のことを言わないでどうする。いつ言うの?今(その時)でしょ。まあ、総理に何かあったときは海江田・枝野で実務は引き継がれることになっていた?そうか、それが狙いだったのか。うまくすれば大好きな海江田に指揮権が移って、さらに自分の発言力が増すことを期待したのだな。現場に行ったことで総理に強烈な当事者意識が芽生えただと、行かなきゃ当事者意識がわかんのか。指令室に全局のテレビ放送が映し出されるくらいの設備はなかったのか。なんて貧弱なんだ!爆発映像を見るためにチャンネルを変えるんじゃなくて、上の部屋に移動しただ?アホなの?ザッピングも知らないの?班目さんの「可能性はゼロではない」という言い回しだって、あなたたち政治家の得意なウソにならないごまかしよりもましですよ。嘘じゃないしごまかす意図もないんだから。わかるだろ、「直ちに影響はない」というくらいなんだから。全員撤退という勘違いも、情報をきちんと取ろうとしないお前らの責任だろう。清水社長の言い方がわかりにくかったら、何度でも聞き直して確認をとれよ!ああ、疲れていたんだね。興奮していたんだね。高揚していたんだね。それでも許せないよ。あらゆる場面で意見を言ってきたが、東電の撤退発言では何も言えなかった。って、おまえ!またか!肝心のところではだんまりか!アホですか!東電の対策統合本部で総理の演説を聞いて、東電関係者が国家の危機を認識したなんて言いますが、それこそ勘違いで個人の感想です。それどころかますます情報を出しにくい環境を作ってしまったとは考えられないでしょうか。東電の中に歓迎する雰囲気はなかったって、当たり前じゃないですか。その後の良好な関係なんてのも個人の感想です。東電側があなたの扱い方に慣れただけでしょう。政治家になったきっかけは阪神大震災。しかし、本人も語っているがその体験が生かされたとは言い難い。責任をかわすことはできたけれど引き受けたっていうが、政治家としては目立ってなんぼなのでおいしくて仕方ないじゃないですか。何を自慢しているのだか。低線量被曝について鳥越が騒ぎ過ぎだというのに対し、同意するようでいてはっきり答えない。本を読んである程度その危険性と問題を認識しているからだろう。線を引いて社会全体(政府)が保証する。放射線被曝を見張るために手厚い医療で福島にも広島のように長生きしてもらう。その保障が徹底的、圧倒的に足りないだろう。ヘリコプターによる散水を強行させたのは細野豪志。本人は精神的な効果を自慢しているが、それは裏返せば効果がなかったことの証明でもある。アメリカ大使館に駆け込んで助けてもらった方がいいという声まで間接的に聞こえた。しかし、独立国として自衛隊に賭けた。おいおい、賭けだったのか。より確実に処理をするのであればアメリカに頼むべきだったが、国家の威信、独立国としての面子のために自衛隊に賭けた。結果的にどちらが良かったのかわからなかったが、そんな面子のために国の存在をかけてもらっては困る。根本的な部分で覚悟と認識が足りなかったのではないか。おまけに隊員に余計な被曝をさせることになったわけだ。自衛隊がやってくれたと国民は収束への期待を持ったなんて言うが、逆だろ。私はほとんど効果がなさそうだと失望したぞ。その後の地上からの放水もこれがあったから行われたなんてとんちんかんなことを言うが、それがなくても行われていただろ。アホらしい。なんちゅう、自己中、自画自賛。アメリカも自衛隊の放水を見て一緒にやろうと考えただと?おいおい、そんな生ぬるい国か、アメリカが。無理やり自分の評価を上げようとするなよ、やっぱりこの本は宣伝じゃないか。被曝量の上限引き上げ…状況を甘く見過ぎ。何を恐れていたんだ。目の前の事態が見えていないのか。有事と言いながら、非常事態である認識ができていなかったのか。後から批判されることを恐れての責任逃れでしかないだろう。染水の海洋投棄も細野豪志の判断。枝野幸男から記者会見の依頼があったが断った。原発に集中したかったというが、責任逃れで枝野に嫌なことを押し付けただけではなかったのか。その証拠に安定化して非難が弱まったころから会見に応じている。まあ、本人はやっと会見する余裕ができたと言っているがね。原子力の本を読んだのは4月になってから。それだから初期の判断が「急性被曝」を基準に考えていたらしい言動も頷ける。しかし、4月になって原発関連の本を読み漁ったのであれば、それが間違いであったことはわかったはずだ。3月20日に官邸も放射線量を計測するように指示を出し、自衛隊が航空機モニタリングのためにヘリコプターを出した。しかし、文部科学省の測定員と落ち合えなかったために把握できなかった。は?もう一度連絡を取って行えよ。子供の使いじゃないんだよ、計測できるまで帰ってくるな!そんなものが言い訳になるか。アホの子ですか。文科省はモニタリングしていた。データは官邸にも送った。緊急に放射線量を測定したら、深刻な被曝をした人は少なくとも検査した人の中にはいなかった。何を言っているのかな。自慢げだが、不幸中の幸いなんて言葉をつかえる状況ではないぞ。言い回しに注意すれば、きちんと検査をできていなかったことは明らかだ。政府への国民からの疑心暗鬼や不信感。これはもう12日の爆発から始まっていましたよ。SPEEDIの時には『ああ、やっぱり』と思ったくらいだった。『最悪のシナリオ』ああ、これは褒めてもいいと思うよ。発表についてはタイミング的に必要なかったか。っていうか、ネットではかなり早い段階でそれに近い想定が流れていたよね。周りが楽観的で場当たりなことへの危機感から作った?そのあんたも結構あまかったよね。スラリーとコンクリートポンプ車(9台)を用意していたのであれば、それについては認めねばならないだろう。まあ、当たり前のことだけどね。プールの補強は馬淵に頼んだ。初期、アメリカとの窓口がバラバラで「どうにかしてくれ」とアメリカ側から要請された。その重要性を認識できずに数日放置したのか?アホだな。主従が逆転すれば歴史に禍根を残すだと?日本がなくなるかもしれない時にそんなことにこだわったのか。国民の生命にかかわる時にだぞ。そしてまた自慢(宣伝)する。「俺がアメリカの相手をした。毅然とした態度を見せた」と。お前はどれだけスーパーマンやねん。すごいですね(棒読み)「日本政府は事態を掌握できていますというところを見せ・・・」って・・・情報が取れていなかったというのに。それじゃまるであんたまで東電体質じゃないか。同盟国をだましたのか。失敗を隠す子供か!やっぱりアホですね。その「日米会議」は12月まで続いた。マスコミのネガティブ報道から作業員のモチベーションを心配していたというが、その原因を作っていたのはあんたたちじゃなかったのかね。で、その点に対しては反省もなく「自分は正しい」とまるで官僚の無謬性のようなことをおっしゃる。染まってらっしゃいますね。メディアは反省しない。では、あなたは?メルトダウンについては反省を述べてらっしゃいますが、その直前には何度も『メルトダウンの定義』にこだわる姿勢を見せていた。よほど悔しかったんでしょうね。しかし、メルトダウンといえばほとんどの人が圧力容器からの燃料の脱落だと思っているわけで、結果的にあなたはうそを言っていたんですよ。そして、それを認めたくないから言葉の定義にこだわったのでしょう。もしかして、反省の言葉も対談の中で思いついただけなのかもしれない。本当には反省なんてしていないのだろう。ああするべきだったという分析はできているようですが。事実は真実ではない。伝え方。専門家と言っても危機管理ができるわけではない。それを理解していなかった政治家も、いかに自分が村社会の住人であるかを気付かなければならない。コミュニケーション能力は班目さんのことですね。私もそう思いますよ。そしてあなたは自分の役割を果たせなかった。原発事故の経験は負の財産ではあるが、財産だという。これは活かさなければならない。反省ができているのであれば、低線量被曝のデータも貴重な財産となることを認め、その保障を保証することを宣言するべきだ。意思決定の話の中で細野は「日本の総理はその程度のものだ」という気持ちをのぞかせる。橋下の首相公選制について、自分もそう思っていたが変わってきたと語る。それもまたその村に染まってしまった証なのではないか。もはや、年齢が若いだけで悪い意味でも『政治家』になってしまったのかもしれない。議院内閣制の中に大統領制のようなものを中途半端に持ち込んでしまったことで責任の所在が不明確になった。ならば、中途半端ではなくすればいいだけの話。なぜ否定しようとするのか。原子力安全委員会と原子力保安院の在り方について、2007年にすでにIAEAから勧告があったが無視した。ああ、その時は自民党だなと、わざわざそれを乗せるのは、やっぱり選挙対策の宣伝本である証しだろう。エネルギー政策で賭けは出来ないと、国の存亡にかかわる時に自衛隊に賭けた方がおっしゃいます。大飯原発再稼働は大前研一に分析を依頼した。福島と同様の津波を想定し、炉心損傷に至らないことの確認。そんなんで再開していいのか?「どこまで行っても完全な安全はない」だから再稼働していいのか?近隣の避難体制ができるまでは無理だろう。なんという無責任!必ず次の事故が起こることを知りながら、その可能性が大飯にもあることを知りながら、対策を十分にすることなく再開したことは万死に値するだろう。「再処理・再利用を通じて世界の核不拡散に貢献する」なんて空虚な響き。すでに拡散している状況で、日本が国内で背負う問題ではない。世界にとってとか、貢献とか、言葉を飾る時にはたいてい後ろめたいことがあるもので、この場合にも『核保有』の可能性が隠れている。原発をすべてやめるとなると、プルトニウムを持つ建前・大義名分を失うということだ。それをはっきりとは言わないのが世渡り上手な政治家のずるいところだ。それでも安全保障とエネルギー問題の橋渡しをしようというところにそれが現れている。「地震のない国で日本の技術を活用する」鳥越もたまにはいいことを言う。その通りだ。「日本の事情で再処理なりの核燃料サイクルをやめてしまっていいのか」いいんだよ!『平和のためのMOX』怪しさ全開ですね。我々は『核の平和利用』で騙されてきたじゃないですか。「先頭集団を走ってきたわけで、ここで全部やめる、すべてから手を引くというのは、日本一国の事情で判断できない面もあるんですね」できるさ。地震の多い日本の地ではやらないという判断。細野豪志が自慢する除染ロードマップは、とてもじゃないが、そこで再び居住できる環境に戻すためのものとは思えない。何年先にどうなるのか、長期の展望は描かれていない。部分的な除染のみの表記であり、除染後の地域で住んだ場合の年間被ばく量の試算もない。『前を向いてほしい』と言いながら、そのために必要なデータと保障がない。細野は全部わかっている。わかっていて困難な道に踏み込もうとしている。一人一人の人生は割り切れるもんじゃない。その思いは貴重だ。しかし、何ができる?保障が足りないことも知っているじゃないか。本当に安全な地域になるのはずっと先だと知っているじゃないか。それを何十年も住民たちをだましながら希望を持たせようとするのか。まさに外道の所業。現地に行き過ぎて判断力が鈍ってしまったのだろう。無謬性と似ているが、そうではなく見直しや改正ができない状況に縛られてしまっているのだろう。それはこれまでの発言であり、避難が手遅れになった現状だろう。その福島への後ろめたさから、最終処分場を福島以外に作るという判断が生まれるのだ。そして現場も現地も『冷温停止』には冷ややかだ(冷温だけに)まさに独りよがりの自画自賛。作業員の緊張を緩めてやりたいと言いながら、実は一番楽をしたいのはご自身だったのではないか。自分のためにやったことを人のためと表現する狡さは気持ちが悪い。『収束宣言』は細野の判断。作業員の被曝線量を通常に戻したと自慢しますが、それによって孫請け作業員の仕事がなくなったり不正が横行したりしましたよね。予想できないほど世間知らずでもありませんよね。自慢されても困ります。

アメリカに任せていれば、今頃福島に子供は暮していないだろう。
アメリカ主導を断ったのはこの細野という男。
将来子供たちに健康被害が広がればこの男の責任。
国の威信を守ったという評価があればこの政治家の手柄。
低線量被曝の影響データが大量に手に入るのも細野豪志の人類的功績。(しかし、それはその時の国民への裏切り。

細野のあとがきに夢の中のフラッシュバックに苦しんだことが書かれている。この本はその思いを吐露し、反省と自己弁護によって自らが楽になりたいという意図もあったのではないだろうか。それ故に歴史的な価値は半減したと思われる。だから、私もこのような本に対してはうっぷん晴らしをブログに綴っても構わないだろう。
世界の目が徐々に厳しく変わっていく。それについての反省はないのか。それはお前(たち)のやったことへの評価なのだぞ。
「私は福島の米を食べている」ほお、では家族はどうだ。中学生の子供には食べさせているのか?実に政治家らしい発言(表現)だ。『私は』という時はあくまで『私』なのだ。うそを言わなければごまかしてもいい、それが今の政治家だから。さすがに自分の子供を福島で育てるだけの覚悟はないだろう。自分の子供には安全な食材を取り寄せているのが目に浮かぶ。「福島をわがことと捉える」、福島の復興が天命だというのであれば、家族で福島に引っ越すくらいの覚悟は見せてもらいたい。

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20130316

2013年03月16日 19時27分10秒 | ニュース7

2013年03月16日(土) NHKニュース7

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