2014年04月06日(日) NHKニュース7
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2014年04月06日(日) NHKニュース7
「四度目の氷河期」荻原浩 2006新潮社
『小説新潮』2005年07月号~2006年07月号
ぼくはクロマニヨン人の子供だ。
ちょっと違う子供、周りの対応
友人
ぼくという人間は、ぼくしかいない。
P142に出てくるサチの父親が通う『ととや』、一度出てくるだけだが、「僕たちの戦争」にも『トト八』というのがあったよね、と思い出す。
ラストはそのまま雪の中で二人は美しい氷像、新しいアイスマンになるのだろうと涙を流していたら、猟師小屋が見つかっちゃった。ほっとして終わるのも悪くはない。(しかし、私の頭の中では小屋の直前で二人が倒れ、春まで見つからないというシナリオも展開されていた)
「押入れのちよ」荻原浩 2006新潮社
書き下ろしがきれいにし過ぎて一番面白くない。
怖い話を面白く読ませるのはいい。さすがだ。
「ママの狙撃銃」荻原浩 2006双葉社
『小説推理』2005年03月号~2006年01月号、加筆訂正
さすがに入り込みにくい設定、イメージが平板な劇画になってしまう。
しかし、事件をマスコミが取り上げたあたりからやっと、作品中の人が私の頭の中で存在を始めた。
まあ、暗殺者的な技術は高いけれど、社会的には無知な方に入る主人公なわけだな。
傾いた家を買わされて、賠償請求すらできないし。
携帯電話の扱いなど、暗殺者としても能力的には疑問が残るし。
自分の子供をいじめる性悪同級生をやりこめるのは気持ちいい。
上手く悪役にしているわ。
まあ、これもちょっと行動が迂闊なんだけど、結果オーライでよかったね。
旦那が上手く行かないのは、Kが裏で手を回しているのではないかという疑いが常にあったわけだが、作者はそれも選択肢に入れていただろうか。それともわざともったいぶらせて読者をやきもきするように誘導していたのか。
内容からすると、書き込みが足りなさ過ぎる気がする。
生活も過去も価値基準も全てがバラバラ。
まあ、それが狙いで書いているのであれば読み込みが足りないということだろう。
P321 秀太くん!きみは素晴らしく「ともお」的な少年だ!留守番を任せるとピンをコンセントに突っ込んだりするんだって?わかるよ。