「絶望の裁判所」瀬木比呂志 2014講談社現代新書2250
この門をくぐる者は、一切の希望を捨てよ。
ダンテ『神曲』
裁判官にとって事件も被告も「記号」に過ぎない。
「事件」をそつなく「処理」するだけ。
「裁判をする官僚、法服を着た役人」
細かなヒエラルキー・・・相撲のような番付表を毎年発表すればいいのに。
庶民からすると、裁判官になったらもう出世にこだわらず、自らの良心と能力によって判決を下せばいいと思うよね。でも、言われてみれば、ずっとトップを走ってきた人たちだから、その性質が変わるはずもないのはもっともだ。そうなれば、出世のために事なかれ主義になるのも当たり前か。
人事評価の非公開、二重帳簿(?)
基本的人権を剥奪された人々(裁判官)が、国民・市民の人権を守ることができるのか。
現在の裁判官の置かれた立場は「憲法違反」に違いない。
徹底的な『異分子排除システム』
法理論は『始めに結論ありき』の結論正当化のための理屈(という性格も含む)
杜撰な拘留審査
三権分立の要として行政や立法を適切にチェックする機能は…
自浄能力は無し