「痴漢 冤罪裁判」池上正樹 2000小学館文庫
以下、きょくたんの私見も含めたまとめ
- 満員電車に乗るならドアの方を向け
- つり革につかまれ
- 駅事務所には行くな
- その場で女性にやっていないことを説明
- 駅事務所は警察への連絡(業務)しかできない
- 弁護士をすぐに呼べ
- すぐに家族・友人・知人へ連絡を
警察に連れて行かれればすでに犯罪者と決め付けられている。潔白を証明する(闘う)のであれば、雑談もしてはいけない。小さなことでも捏造とも言えるような解釈で調書を作られる。しゃべっていいのは「家族や会社への連絡をさせてくれ」と、「やっていない」だけ。
- やっていなくても罪を認めて罰金(5万円)を払えば釈放(前科になる)
- 罰金については、自治体の条例による
- 50万円以下(20~30万円)
- 常習者は高額になり、禁固も。
- (前科になるので、女性に狙われたら簡単に常習者にされる)
- 潔白を証明するには多くの犠牲が
- 1年以上の時間(2年前後)
- 最初の拘留3日間+拘留延長10日間+拘留延長~
- 保釈金払って保釈
- 10回以上の公判
- 1審で無罪になっても控訴されたら3年以上
- 経済的負担600万円以上~(さらに、仕事を首になったら収入がなくなる)
- 社会的な不利益
- 起訴されると名前が出る
- 御近所の目
- 不必要な聞き込みなど検察側からの嫌がらせ
- 雇用・昇進の不利
- 無罪になっても前歴はつく
- (また、訴えた女性も被害者(または勘違い)であり、真犯人は見つからず、自分が無罪になっても救われない)
痴漢被害者詐欺
親告罪なので「罰金だと記録が残って5万円だよ。3万円出せば示談にしてあげる」
逆に居直り痴漢
本当の痴漢はよくわかっているのでまず捕まらないそうだ。なので、もしも捕まったら相手に”勘違い”だと思わせるように芝居をするかもしれない。それによって相手に訴えを取り下げてもらうのだ。被害者も裁判の面倒は嫌だし、勘違いだとしたら罪のない人間を責めていることになるから取り下げるかもしれない。※但し、二枚目(ハンサム)に限る。
都内取締件数(正式発表見ておらず)
94年271件
98年866件
05年~08年2200件
半分以上が「やってないけど金を払って済ませたほうが面倒ない」という人のような気がしてしまう。
ネズミ捕りや駐車監視員と同様の集金制度になっているのかもしれない。簡単に金を集められるもんね。
【痴漢などによる性犯罪撲滅キャンペーン】と言いながら、根本的な解決を図らず(?なんかやっていたらごめんなさい。女性専用車両くらいしかやってないよね)に取締件数ばかりを増やそうとしている事からも、金を集める事と実績を作り上げることによる警察自体と警察の天下り組織の安定が目的と疑われる。
裁判員裁判で強制わいせつが扱われ、求刑よりも重い刑を求めたそうだが、”高度の蓋然性が認められる”だけの証拠はあったのだろうか。
迷惑防止条例違反(衣類の上から触る)ではなく強制わいせつ(直に手を触れる)だったことから、おそらく被疑者の指に証拠が見つかったのだろう。(※自転車の女性を押し倒して下半身を触る。女性は肘に怪我。前歴4回)それであれば心情的にもこいつらを憎む気持ちは分かるので、思いっきり重い刑にしてもらいたい。でも、これまでの通りの”いい加減な”証言だけから罪を問うのであれば、裁判員裁判は非常に罪深いものとなる。
日本国民救援会
痴漢冤罪については、警察と検察と裁判所が痴漢以上に重い罪を犯している。