濱の与太郎

祭り!ベイスターズ!なにより、ヨコハマが大好きだぁ~

三社祭 2016 その4

2016年05月18日 | 浅草(三社祭)

しかし、今年の本社神輿渡御は酷かった。年々、荒れ方が酷くなっている

荒れる理由として考えられるのは、
その1、なぜか「一之宮」だと荒れる。これはどの町会も共通!
その2、前の町会(雷門西部)からの受け渡しが夕方だった
その3、今年は、予定より約30分遅れで受け渡しされた

と、いろいろあるが、一番の原因はとにかく担ぎ手の数が多すぎること!!!!
推定で約2千人の担ぎ手がいるといわれている(実際に担げるのは約60人)
そして、夕方の渡御は、今年最後!!とばかりにヒートアップ!!!するからだ

オイラがお世話になっている雷門中部町会といえば浅草44ケ町のなかでも目立つ存在だ
なぜなら、多くの町会は「雷門」をくぐることができないが、中部町会はくぐれるし、
仲見世を通って観音様まで神輿渡御をすることができる

写真1

言い換えれば、浅草のメインストリートを“独り占め”できる町会だ
また、人が多ければ喧嘩も多い。血の気多く、力自慢の連中がこの町会に殺到する!!
本当に迷惑な話。こうした無礼な連中が神聖な祭りを“スポーツ化”させている

それでも担ぎ手の息があえば、どの町会にも負けないほどの実力はある
とくに、その見せ場は「雷門」、「宝蔵門」、そして「観音様(浅草寺)」のまえだ
たたまれた大提灯、神輿を担ぎながら見上げるのが快感!だね

写真2

もちろん、オイラは今年もこの3か所でハナ棒に肩を入れることができた
そして、三社様(浅草神社)でお祓いを受ける時も右のハナ棒だった
こういう奴は2千人のなかでもほんの一握り・・・別に自慢してるわけじゃないけど

頑張れっ!!朝弁慶

2016年05月18日 | ひとりごと・・

大相撲5月場所、幕内はさておき、十両では、10日目を終わって貴乃花部屋の佐藤、
九重部屋の千代の国、そして、高砂部屋の朝弁慶の3人が並んで8勝2敗でトップ!
とくに、幕下時代から親交がある“朝弁慶”にはなにがなんでも優勝してほしい!!

本名は酒井泰伸といい、神奈川県平塚の出身。実家は中華料理屋さんだ
2007年3月場所で初土俵、2009年5月場所から四股名を「朝弁慶」とした
命名したのは、高砂部屋付き行司である4代木村朝之助(神奈川県出身)

しかし、ここにくるまでは長かった。初めて紹介された時のことを今でも覚えている
「こいつ、名前は勇ましいんだけど、完全に名前負け!!」

その後、2010年11月場所で幕下に昇進するも、ケガなどで一進一退が続いたが、
辛抱を重ね、精進した結果、ようやく2015年9月場所後に新十両に昇進!!
神奈川県出身力士としては、22年ぶりの新十両が誕生した



そして、今場所は快進撃を続け、この週末には“優勝”の二文字が見えてきた!!
頑張れっ!!朝弁慶!!君は神奈川の輝く星だっ!!!
同部屋のイケメン呼び出し、リキさんこと、利樹之丞も応援しているぞっ!!



どうか、朝弁慶の名前を憶えといてほしい
そして、応援もよろしく!!!
もしかすると、ベイスターズの優勝より確率は高いかも!?

残念ながら、11日目(18日)に「黒星」・・・8勝3敗
佐藤、そして千代の国は揃って勝ち9勝2敗と1歩リード

三社祭 2016 その3

2016年05月18日 | 浅草(三社祭)

神輿渡御をみるとき、真っ先にどこを見るか?通は飾紐につけられた「紐房」に目が行く
この房が、左右同じように“ゆっくりと横に揺れている”これが最高の状態
担ぎ手の呼吸が合わなければこれがバラバラの動きをし、時には神輿を壊してしまう



さて、神輿とスカイツリーのコラボ!!数年前までこうした風景は想像もしていなかった
スカイツリーと黄金に輝くアサヒビールの本社ビルがあるのが吾妻橋
浅草から吾妻橋で隅田川を渡った先だ。例の金色のウンコがあるところだ

三社祭 2016 その2

2016年05月18日 | 浅草(三社祭)

三社様の御神輿は、過度な装飾をせず、上品な造りだ
なんといってもそのプロポーションが美しい!!もちろん、材質も贅沢な最高品ばかり
さらに、屋根の曲線がなだらかで、かつ、堂(ウエスト)がほっそりしている

といっても、本社神輿の渡御当日は装飾が外され、さらしが巻かれているので、
その美しさを見るなら、渡御前日の土曜日まで(画像は本社一之宮・田原町町会)

また、氏子44ケ町の町会神輿もそれぞれに個性があり、ひとつとして同じものがない
紐の色、彫刻、彫金、とくに、その町会の個性にあわせた彫刻を探し出すのが楽しみ



そして、なんといっても屋根の上に立つ大鳥(鳳凰)が見事だ!!
こうして、御神輿は、約3千パーツに及び、木工、金工、漆工など、20数職の職人の
手でこしらえられる



とくに、三社様の神輿の大きな特徴としては「蕨手(わらびて)」
蕨手は屋根の延長線上にある「の」字の逆さまをしたような形状のものであり、
ここに太い「飾紐」が巻き付けられている



当町会の飾紐は“緑”こうした神輿の特徴により、遠くからでも識別が可能となる
ちなみに、本社神輿の飾紐は“紫”だ

その蕨手が屋根の延長線ではなく、屋根の下から飛び出ているのが三社の特徴
当町会の蕨手も同じ。これだけで“三社通”になれること間違いなし!!

三社祭 2016

2016年05月18日 | 浅草(三社祭)

近頃は、手抜きしているわけじゃないけど、能書きばかりで画像なし
これじゃプロフィールに偽りあり!!画像をUpしなけりゃ申し訳ない
ということで、ボチボチ2016版「三社祭」のハイライトを載せなきゃ!

ところで、不思議な現象が起きている
今年の三社祭はサミットの影響を受けて例年より1週間前倒しされ、
先週末(14~15日)に神輿渡御が執り行われたのはご承知の通り

ところが、今週、しかも、昨日のこと。去年UPした「三社祭」の記事、
このシリーズの閲覧数が驚異的な数字を叩き出した!!どうして???

これにはオイラも正直ビックリ!!どうせなら、事前に閲覧してくれれば
何も知らないより、数百倍!!は「三社祭」を満喫できたはず!!

できりゃ~~オイラのウンチクで予習して、祭り当日は生で見る!!
そうすりゃ「通」になった気分で三社祭を楽しめると思うんだけど

品格って?

2016年05月18日 | ひとりごと・・

熊本であれだけ甚大な被害が発生!さらに余震は一向に終息する気配がみえない
それに忘れちゃいけない!東日本大震災だっていまだ復興途中!!
これから先、どれだけ時間を要するのか?まったく先がみえない・・・

しかし、世間ってーのは“喉元過ぎれば・・・”熊本の地震発生から1か月、
巷の話題といえば低レベルでゲスなことばかり。ところが、関東でも月曜の夜、
久しぶりに“緊急地震速報”が鳴り響いた!あれには驚いたね

こうした刺激(緊張感)がなけりゃ、人ってーのはすぐに怠けてしまう
緊張感を持て!とまでは言わないけれど、けして気配りだけは忘れちゃいけない
目配り、気配り、そして“打てば響く”これが日本人の品格の原点!

さて、品格を、 国語辞書で調べてみると、その人やその物に感じられる気高さや、
上品さ、品位。と書かれている。その昔、「日本人の品格」という本がベストセラーに!
しかし、それも今は昔のこと・・・・時代は大きく変わった

ところで、品の良い人、悪い人と言う言葉をよく耳にするが、
悪い奴の代表と云えばヤクザやチンピラ等を思い浮かべたら解りやすい
ところが、すべてのヤクザが“悪い人”かといえば、そうじゃない!

つまり、職業を問わず、その人の立ち振る舞いであったり、その人の気高さや格調高さ!
これをごく自然に醸し出す。こういう人が「品のある人・品格の高い人」だと思うね
とはいえ、あくまでもこれを自然にしなきゃなんの意味もない

また、品の良い言葉、悪い言葉と言うのもある
その場の雰囲気をいち早く察知し、その場の雰囲気を壊さない、場合によっては和らげる
こんな事ができる人こそが「品の良い人」だとオイラは思う

これは、豊かな表現力が無いとできない事であり、誰にでも出来るわけじゃない
つまり、品格の高さとは、どれだけの感性を持ち合わせているか?ってーこと
これだけは人との出会い。つまり巡り合わせ「縁(えにし)」で左右される

さて、先にも書いたが、「日本人の品格」というキーワードが話題になった。
しかし、国家の品格とはなにか?それは、国家の品格とは国民(人)の行いの表れであり、
つまり、その国民の平均的レベルが“国家の品格”を上げるか、下げるか・・

ただし、何が「気高さ」「格調高さ」なのか?これは、その時代、時期によって
全く異なったものになる。ある時ときは“品格が無い!”と言われていたものが、
ある時期になると“品格がある!”と言われたりする。こいうのは良くあることだ

そのいい例が「最近の若い奴は…」という言い方だ
これはかなり前から言われ続けてきた慣用句であり、これから先も言い続けられる
さらに、近頃は、技術の革新などもあって、より世代間のギャップが大きくなっている

このような背景もあり、そのギャップを苦々しく思っている人々(オイラも含め)が、
「品格」という言葉に危機感を持たなくちゃ日本は滅びてしまう!!!
とくに“やばい”をはじめとする間違った日本語の使い方をはじめ、“変なことばかり”

流行に左右されない!間違いは正す!!なにが正しいのかを自分で勉強する!!!

社会の中で自らの分をわきまえ、それに誠実である事。誠実に生きること
自らの分とは、自分の才能、才能の限界、立場、なすべきこと、してはならないこと、
けして言ってはならないこと。つまり自分の身の丈を知る・・・ということだ

例えば、長年、一筋にやってきた職人や農民には品格が感じられる
なぜなら、こうした人々は自らの役割をはっきり認識しているからだ

おなじように、江戸や明治の人には品格ある人が多かった
それは、身分社会の中で生きているわけで、自らの分をわきまえ易かったからであり、
それは当たり前のこと!!学校で習った「士農工商」がしっかり定着していたんだから

国家も同じ。国家の品格とは、国際社会の中で自らの分をわきまえること
品位、品格の「位」「格」は、カタカナでいえば“レベル”に相当する

そして、「品」とは“クオリティー”だ。しかし、これは“品質”を意味するものではない
上流階級、社会階級上層の人々ということを意味している

つまり、上流階級の人が社交界に出ても恥ずかしくないたしなみを身に付けること!
これを意味している。結局は、品位のある人とは、そういう社交界に出ようが、
どこに出しても恥ずかしくない人ってーことになる

だから、歴史で習った明治時代の鹿鳴館。紳士淑女が燕尾服やドレスを着て、
華麗に踊っていた・・・・あれとはまったく違うということ
つまり、“身だしなみ(ドレスコード)”と“たしなみ”とでは雲泥の差がある

これは三社祭でも同じことがいえる
本来、お祭りとは、神様に満足していただく祭事であり、気高く崇高でなければならない
そのため、氏子以外が祭事に加わる・・・ということはあり得なかった

しかし、世の中はホリエモンの“名言(迷言)”「お金で買えないものはない」
これで一気におかしくなり、拝金主義が幅をきかせるようになっちまった
本来であれば参加できない“三社祭”しかし、金さえ払えば半纏が借りられる・・・

祭りも品格もそれ(拝金主義)とは対極にある。当たり前だが気高く崇高なものである
これを忘れちゃいけない。ところが、これを忘れている連中が世の中の大半を占め、
日本人の品格を下げ続けているから始末に負えない!

とりとめのない話をグダグダと書いてしまったが、要するに品格が有るか無いか、
上品か下品かどうかは、その人の道徳観や規範意識である

他の人々に対して、どれだけ真心を以て接しうるか否かであり、けして、言葉遣いが
丁寧であるとかないとか、服装が上等であるとか綺麗であるとかではない!!

これに関しても賛否が分かれると思う
学歴や地位、生まれついた家柄、そして知識の量こそが「品格」である
こういう考え方をする人も少なくないから

最後の幇間!悠玄亭玉介師匠からの遺言
アンちゃん、覚えておくんだよ。けして、頭のいい人になっちゃダメだよ!!
人に気配りができるとか、思いやれるとか、それをさり気なくできるひと
不器用だって構わない。それが子供だろうが年寄りだろうが、できる人になるんだよ

これこそが「日本人の品格」の神髄だとオイラは信じている