数日前、「連続企業爆破事件」で指名手配中だった「桐島聡」という人物が末期がんで入院しているというニュースを見た。
約半世紀を「内田洋」という名前に変えて生きていたらしい。
死期を悟って、「最期は自分の名前で死にたい。」とのことで名乗ったとか・・・。
そして、29日に死亡したとのこと。
まだ、DNA鑑定とかが済んでいないので、「桐島聡」という確認が取れていないと言われていた。
しかし、本人は「桐島聡に戻って死んだ。」と思っているかもね。
このニュースを聞いて、「名前を変える。」ということで遠い昔、ねこ吉が改名した頃のことを思い出した。
ねこ吉は、最近ブログに、自分が養女だったことも書いたし、実母が毒親だったことも書いたし、色々さらけ出しブログがゴミ箱みたいになって悲しい。
いっそ、ブログを自分史にしてしまえ!と思ったので、自分の改名のことも書くことにした。
ねこ吉は、小学校2年生の時に今の名前に変わった。
苗字は養女になった時に変わってるけど。
何故、名前を変えたのかは詳しくは知らない。
母(養母)の知り合いで姓名判断をする人に、ねこ吉の名前は良くないので変えた方がいいと言われたらしい。
多分、もともと間違って生まれてきたような子供だから、これ以上悪い運命だと可哀想だと思ったのだろうか・・・。
学校の担任には、先に頼んであったのだろう。何も言われる事もなかった。クラスメートにはどうして?と聞かれただろうけど、何とか乗り切ったようで何も思い出がない。
学校への提出物、テストなど、改名した名前を書く。
一度、それが嫌になって、改名した名前に線を引き、古い名前を書いてみたりした。ささやかな反抗だったのかもしれない。
担任が変わるたび、母は、「改名のことを先生に伝えてくる。」と言って学校に行っていた。
今思うに、当時何もかも戸籍謄本とかを出すことも多く、養女だと書いてある戸籍謄本がねこ吉の目に触れないように先回りしていたのだと思う。
15才の頃、母と一緒に家庭裁判所に行って、戸籍の名前を変更する手続きをした。
今までの改名した名が書いてある通信簿、学校への提出物を持っていった。
高校受験の前に済ませておくのがよいとのことで。
変更された戸籍謄本をねこ吉が見たのは、事実を知った20才の時。
改名については古い名前に線を引き、その隣に現在に名前が書かれていた。
たったそれだけ?とおもった。
その上、実父母、養父母が書かれていて、ねこ吉の戸籍謄本は良く言えば賑やか。悪く言えば汚い。
ねこ吉のモットー、「シンプルイズベスト」に反してる。
たぬ吉と結婚して、苗字が変わり、子供も生まれて、かなり経ってから、戸籍謄本を取ることがあった。
新しい戸籍謄本は、ねこ吉の古い名前等は書いてなかった。
いつの間にか改製されたんだ。
さて、話は戻って、ねこ吉は改名したことで果たして幸せになれたのか?
人それぞれ色々な事はあるとは思うけど、ねこ吉は生まれてこの方、波乱万丈な人生を過ごしてきたと思う。
改名して、これで良くなったというなら、元の名前ならもっと酷い人生だったのだろうか・・・。
追記
ねこ吉の名前は、別に珍しい名前ではない。
古い名前は、もっと、もっと、平凡な名前だった。
養女にいかなければ、改名することはなかっただろう。
タラレバだけど、その名前なら、どんな人生だったのだろうか・・・。
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