今日、図書館に行ったら、特集コーナーは「恋愛小説」だった。
かの夏目漱石が、「I lave you.」を
「月が綺麗ですね。」と訳したらしい。
昨日までのねこ吉なら、「ハァ〜!何のこと?」って言ってただろう。
ねこ吉だったら、そんな事を言われても、それが恋愛感情などと微塵も思わない。
「そうですねえ。」と同意ぐらいするかも知れないけど。
その棚に並べてあった「ラブコメの法則」を借りてきた。
著者は、東山彰良だ。
意外だった。
この人の「流」と言う本を、ディーンさんが勧めるので、「読まねばならぬ。」と図書館で借りたけど、殺人シーンで挫折。
結局読めなかった。
こんな本も書いていたんだ。
ねこ吉は、怖い本、悲しい本、ファンタジー系は読めません。
確かにラブコメ系が好きだ。
33年ぐらい前、松戸の八柱に住んでいた。
ねこ吉は娘と息子の子育てに追われていた。
向かいに3歳年上のTさんと言う洋裁の上手な人が住んでいた。
悩みを相談したり、娘のお遊戯会の服を縫ってもらったり。
当時流行っていたハーレクインロマンスや漫画を貸したり、借りたりの日々だった。
ハーレクインロマンスは必ずハッピーエンド。
ねこ吉も安心して読める。
2人とも定価でなど買わない。
古本屋で買う。
Tさんは、オートバイに乗って買いに行ってた。
内容確認のつもりで読んでいたら、読みふけってしまい、オートバイが駐車違反になって、高くついたと言っていた。
ハーレクインロマンスは、パターンが決まっている。
どれを読んでもだいたい一緒。
そう思いながらも2人とも読んでいた。
そして、「小説に出てくるようなイケメンは何処かにおらんもんかね。」と言いながら・・・。
Tさんは、「これだけ読んだし、パターンも判った。順列組み合わせ?私達にでも書けるよ。」と言い放った。
そして、「1冊は書けるけど、2冊目が書けないよ。」と言った。
ねこ吉は、どう考えても1冊も書けそうもなかった。
その後、ねこ吉は松戸市内で引っ越し。そして神戸に引っ越し。
Tさんは、、ご主人の実家のある広尾に引っ越していった。
あのセレブの街広尾です。
Tさん、お元気ですか?
広尾には、イケメンがたくさん歩いているでしょうね。
そして、1冊は書けると言った小説、書けましたか?