寝転んで空を見る

山高きを厭わず 海深きを厭わない

北アルプス 槍ヶ岳 09 三日目終章

2010年03月15日 | 2009北アルプスの旅

さて、徳沢です。

徳沢には徳沢園て山小屋…いや、山のホテルって言った方が良いかな?

和洋それぞれのお洒落な個室や、大部屋もあるそんなロッジ風の山の宿があります。

木々に囲まれ、草地(旧牧草地)のテント場と梓川・徳沢に隣接した非常に景観の良い宿ですので山を登らない人にも、お勧めします。

穂高連峰や美しい自然の風景を眺めても良し、草地で本を読んだり弁当を食べるも良し。

夜は満天の星空を眺め贅沢な時間を過ごしてみて欲しいですね。

 

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Img_0284 赤い屋根が徳沢園ですね

Img_0293 徳沢からの穂高連峰

 

 

休憩中ここで食べた行動食のドライフルーツマンゴーは美味かった!

ピカイチ!

 

そして徳沢の象徴カツラの木↓

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晩秋、初めて氷点下を迎えた朝、その黄金の葉を一枚一枚落とし始め…、

僅か数時間ですべての葉を落とし、黄金の葉の絨毯でその根元を覆い尽くす…

神秘的な樹齢数百年の木。

その時を未だ眼にした事はありませんが、何時の日か眼にしたい!

大好きな木です。

朝日を受けて輝く姿は美しい。

 

徳沢を跡にし、明神橋に至ります。

Img_0328 明神橋からの明神岳

 

橋を越え、明神池へ行きました。拝観料300円だっけ?

北アルプス命名の父ウェストン氏を案内した嘉門次氏の小屋、嘉門次小屋があります。

ここで岩魚の塩焼きを堪能!

 

Img_0302明神ニノ池

 

この辺りは観光の方達も多いですね。

この後、俺は温泉に入るため、河童橋を渡り上高地温泉ホテルへ!

なにせ、風呂入って無いからさぁ~。

鏡みてないけど、顔がハエ取り紙みたいにテカテカだったかも(笑)

貸切で良いお湯だった!

 

Img_0330上高地って感じの写真!

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お土産を買って一路松本へ!

 

松本到着が16:45分位だったかな?観光協会で「天守閣って今から入れます?」

って聞いてみるが、やっぱしダメ!(17時迄)そば祭りなる物を開催中らしいが、

それも17時迄…。(そば祭り逃したのは痛たすぎ!)

 

それでも城に行っちゃう俺!↓

Img_0334_2 夕暮れの松本城(城も悲しげさぁ~)

 

 

この後、観光協会の女性お勧めの『女鳥羽そば』へGO!

因みにここまで、駅→女鳥羽そば→城→女鳥羽そばの道のりを、

10k位あるお土産の入ったビニール袋を手に食い込ませつつ歩いた。

辿り着き味わった蕎麦はモノスゲ~美味かった!

 

その後、縄手通りにある八百屋さんで信州林檎をお土産に追加。

この林檎が一番のお土産になった。

凄く美味しく好評。

一口目は酸味を感じるけど、甘味もあり、みずみずしい美味しい林檎。

そして、駅弁を買い汽車に乗り込み帰路につき、旅を終えたわけですが・・・。

2009年10月の山旅を終え、

また、あらためて今回ブログに記し想う事は・・・。

 

やっぱ良いよ!北アルプスはっ  って事です。

俺なんか、「スゲ~」とか「綺麗だな~」って呟いて

ただ楽しんでいるだけだけど…。

 

もう駄目だって…、うつむき悩み、膝抱えている。

そんな風になちゃっている人にもね…。

そんな人に、もう一度上を向き街を出て、自分の足で是非行ってみて欲しい。

出来れば一人で!夏の涸沢なんかお勧めします。(安全だしね)

心を開いて行けば、全てを…とは言わないけど、癒してくれるし

力をもらえると想う。

 

最近パワースポットとか話題になってるけど(興味ないけど)

日本でさぁ~

北アルプス程(中部山岳地帯)地球の力ってのを感じられる場所って

そう無いと思う。

しかも自分の足でしか行けないってのが、たまらなく良いよね!

本当、多くの人に行って目にして体験して欲しいと、心から思います。

俺は、人少ない方が好きなんだけどね(笑)。

 

最後に、この山旅に限らず今まで登った山をはじめ

そこで接した人々

木々や川の水

青い空と白い雲、そして星々からも

いや、雨の日の雨からだって

ほんのり暖かな…大きなパズルの小さな1ピースの様な物を沢山もらっています。

何時か私の中で、それが何を形なすのか、わかりませんが

それを与えてくれた全ての存在に感謝しています。

 

   ありがとう!

 

こんな事書くと環境とかにうるさい男だと思われっかな?

鯨とかモリモリ食べちゃう男なんだけどね(笑)

今年も北アルプス行くぜ~!

でも花粉飛んでるから暫く春眠中~

 

 

 

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出来れば、この記事を読む時のBGMは、樋口了一の1/6の夢旅人で!(笑)                                                            

                                                おわり


北アルプス 槍ヶ岳 09 三日目

2010年03月12日 | 2009北アルプスの旅

10月12日、05:00位かな?

目を覚ますと、やっぱ「寒すぎ」

寝袋から出てる顔が、寒いの寒くないのって!(寒いんだよ?)

寝袋から出たくないけど今日帰らないとだから、朝食にリゾットを食べ、

軍手でフライシートの霜を落とし、テントをしまう。

今日も雲一つ無い晴天!

さあ、帰るかー!

 

朝の森を歩いていたら、何回か外人さん達とすれ違う。

照れくさいけど「good morning!」って言っておく。

しばらく歩くと横尾についた。

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Img_0268 屏風岩!

Img_0272 穂高の山々に感動

いや~爽やかな朝だった!

最盛期と違い、人が少ないから色々な事を想い、考えながら…。

好きな曲や、鳥の囀りを聴きつつ木漏れ日の中を歩いてきた…。

良いね~、凄いよ自然てのはさぁ~

この時、感じ取った物は、一生忘れない。

うん、忘れないようにする(笑)。 

 

今回で、この山旅を終わりまで一気に記してしまおうと、考えていたけど…。

もったいないから、辞めときます(笑)!

俺、好きな物最後まで取って置くたちなもんで。

次回は徳沢から~たぶん最終回。

 

                                          

 


北アルプス 槍ヶ岳 09 二日目後編

2010年03月10日 | 2009北アルプスの旅

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Img_0219 南岳、北穂方面

四方を見渡しても、何処までも山…。

最高だった!

1時間位山頂にいたと思う、いつまでも居たかった…。

でもテン場に帰らないとね…。

下山!

Img_0232 下山時、梯子から。

 

槍ヶ岳山荘で昼食にラーメンを食べました。

ただの生ラーメンだと期待していなかったけど、ちゃんとダシ取ってるのかな?

うまかった!(ちょっと麺伸びてたけど)

ビールを買って(超渇いたやつ)下山。テントで飲むのさ!

 

殺生ヒュッテから槍ヶ岳を振り返る。↓

Img_0250 カッチョ良い!槍!!

何か切なくなる…。

恋人と遊んでサヨナラする時の感じに似ている(笑)。

見え無くなるまで、何度も振り返った。

夕方テン場に帰還。 

Img_0253テン場の周りは、こんな感じ。

Img_0260雪崩おきるわな~。

 

沢から水を引いてある水場でビールを冷やしつつ、夕食のパスタを準備。

そのビールを見た女子大生?位の女性2人組みが、「これは凄い。最高だね!」

って羨んでいた(笑)

その通り!最高!

夕日から、夜空に変わる空を見ながら、パスタとビールに舌鼓を打つ。

最高に贅沢な時間!

夜空にはハッキリと天の川!を堪能し、20時には就寝。

 

                                       次回、最終日


北アルプス 槍ヶ岳 09 二日目山頂編

2010年03月08日 | 2009北アルプスの旅

さあ、槍ヶ岳3180mの頂を目指します!

時間は11時過ぎ。

頂に立つ為には、100m程度の岩場を登らなければならない。

しかし、昨夜の雪が手掛かり足掛かりに残り、ってる

ちょっとデンジャラスだった(笑)!

三点支持を意識して登って行く…。

途中、鎖や二回の梯子を登って行く。(この梯子、粗90度で爪先しかかからない所があるので注意してください。梯子だからって気を抜くと危ないです)

Img_0239 下山時撮影。

Img_0235 アップ!クリックして見て下さい。

最後の梯子を登って…槍ヶ岳3180m登頂!

Img_0210 クリックすると富士山が…

槍ヶ岳山頂は、10畳~12畳位の広さです。

4,5人しか人がいないし、快晴無風で日差しが暖かだった…最高!

 ↓下を見ると…人がアリンコみたいだ(笑)

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 ↑この方たち、「怖くて立てない」って言ってた(笑)

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槍ヶ岳に三角点は無く、こんな物が…。

寄り添い景色を眺める男女に見えるのは俺だけかな?

風とかで倒れたりしている感じだ。

 

                                   槍ヶ岳二日目後編に続く


北アルプス 槍ヶ岳 09 二日目

2010年03月06日 | 2009北アルプスの旅

目を覚ますと、寒かった。

フライシート(テントの外張り)は内外共に霜ビッシリだし、水場は凍って使えない…。

寒いんで、とっとと朝食を取って槍の穂先目指してGO!この日は1500m程度登ります。

天気は晴れ!2日目の行程&平均コースタイム、

槍沢テン場→1:10大曲→1:00天狗原分岐→2:10殺生ヒュッテ→

→40槍ヶ岳山荘→20槍ヶ岳3180m山頂

 

テン場を出て1時間位だったか…?、行く手の山が白く光っているのを目にした…。

昨日の雪が残ってる!

アイゼン持って来て無いし、ヤバイと思ったが、まぁ行けるとこまでと、足を進めて行きました。

道中、槍ヶ岳山荘からの下山者に遭遇し槍の穂先の状況を聞くと「雪が残っていてるけど大丈夫」との事。

一安心!

 

大曲を越えモレーン台地に至ると…

Img_0188_2 槍ヶ岳どぉーん!

↑下山道間違えてるよ!おっちゃん達!

因みに、あの尖がっているのが槍ヶ岳の全容では無いですよ。

あくまでも穂先!先っぽ!穂先だけで100mちょいある。

全容を見たい方は、ググッて見て下さい。

Img_0191 ←播隆窟

槍ヶ岳初登はん・開山を成し遂げた念仏行者播隆がそのつど利用した岩屋。

播隆行者は五回槍ヶ岳登山をしたが、天保五年(1834)の第四回登山時は、

この岩屋で五十三日間も篭り念仏を唱えた。(播隆1786~1840)

 

アドレナリン全開で急勾配をガンガン登って、槍の肩にある槍ヶ岳山荘に到着。

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 ↑山荘から登った道を振り返る。小さく富士が…

↑赤い屋根は殺生ヒュッテ!この谷ぞいを、ずーと奥から来たわけです。

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 ↑槍ヶ岳山荘からの穂先

登ってる人見えますね!

次回はピークに立ちます。

                                             続く