寝転んで空を見る

山高きを厭わず 海深きを厭わない

冬のパスタは、これで決まり!

2011年12月27日 | 食・レシピ

今年のクリスマスはパスタの王者にして覇者『渡り蟹のトマトクリームパスタ』を調理して頂きました。

と言っても、作るのは3回目になるこのパスタ。

今回は下拵えを俺が担当して調理・味付けは御任せしたんだけどね(笑)

 

ともあれこのパスタ、蟹の濃厚な旨味が詰まった美味しいパスタです。

冬ならではのパスタでもありますね。

このパスタにローストチキン(お手製)&スパークリングワインでクリスマスを楽しく美味しく過ごさせて頂きました。

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そこで、シンプルな『渡り蟹のトマトクリームパスタ』のレシピを御紹介しておきます。

(4人分の内、3人分は俺が俺が食べたんですが・・・)

 

   

材料(4人分)

パスタ  400g

渡り蟹  8肩~(鍋用でOKミソがあったらなお良し)

玉ねぎ  1/2~1個

鷹の爪  2本

ニンニク  大1かけ~2かけ(お好みで)

オリーブ油 大さじ2

白ワイン  125cc

トマト水煮缶 1缶

塩・胡椒  少々

生クリーム 100cc

パセリ  少々 

 

つくり方

①渡り蟹の肩の身(胴体部分の)身を押し出すようにして取り出し別の器に取って置く。(身を残す様に大雑把でOK)

続いて渡り蟹のハサミの裏側に包丁で縦に切れ目を入れ

他の足は包丁の裏で叩いて(足の裏を)出汁が良く出るようにして置く。

この間にパスタの御湯を沸かす。

 

②ニンニク・玉葱を微塵切り、唐辛子を半分に切って種を出す。(種は捨てる)

トマトの水煮缶のトマトを潰して置く。 

 

③大き目のフライパンor鍋にオリーブオイルを入れニンニクの微塵切りと鷹の爪を入れ中火にかける

香りが出てきたら玉葱を入れて『しんなり』となるまで炒める。

 

④蟹の足を入れて赤くなるまで良く炒める。

蟹が良い色になったら取り分けて置いた蟹の身を入れる。

白ワインを入れて一煮立ちさせる。

パスタを時間表示より1~2分少なく茹でる!

(後で残りの1~2分の時間を使い、フライパンでソースと絡める事でソースが浸み込み、かつアルデンテに!)

(コレをやるとミートソースでも何のソースでもパスタに良く染み込んで美味しくなる『ためしてガッテン』で知った)

 

⑤トマトの水煮缶を入れ少し煮詰めた後、塩胡椒で味を調える。

 

⑥生クリームを入れて一混ぜしたら火を止める。(火を入れすぎると生クリームが分離するそうです)

盛り付けの為に渡り蟹の肩を一旦取り出して置く。(取れてしまった足などはOK)

 

⑦1~2分早めに茹で上げたパスタを温かいソースが入ったフライパンor鍋に入れて弱火に当てながら混ぜ合わせる。

 

⑧クリームソースと絡まったパスタを御皿に盛り、その上に蟹を乗せ盛り付ける。

微塵切りパセリをかける若しくは、切らないパセリを乗せて出来上がり!

注意:ソースに水分(生クリーム&トマトの)が多いので

パスタの湯で時間とソースを絡める時間に気をつけて下さい。(のびない様に!) 

 

蟹の濃厚な旨味が詰まったパスタを堪能してください。

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因みに

以前は我が家でもミートソースのパスタを作る時に、ただ茹で上がったパスタに調理したミートソースをかけて食べていたんですが(真っ白いパスタの上にミートソースがかかっている姿)

パスタの湯で時間を短くし、その時間を使って熱々のソースとパスタをフライパンで絡めるのが真のパスタ料理だと

『ためしてガッテン』で知りました。

曖昧な記憶しか残っていませんが、美味しくなる理由は

『パスタを茹でた時の塩分がパスタのでん粉質を破壊してその隙間にソースが浸み込む』

そんな感じだったと記憶しています。

更に、短めに茹でてソースに絡めた時点で丁度『アルデンテ』の状態になるんですねー。

コレを実践してから、実家のパスタが格段に美味くなって

ミートソースのパスタに限ってはレストランで食べる気がし無いほど。(昔から食べないけど 笑)

 

未だこの調理方を試していない方(真っ白なパスタにミートソースをかけている貴方!)

損をしていますよー(笑)。 


期待を裏切らなかった筋肉痛と宇宙兄弟16巻

2011年12月23日 | その他

昨夜の予想どうり、筋肉痛・・・身体鈍ってるなぁ

それを押して、今日はクリスマスプレゼントを買いにショッピング。

ついでにスパークリングワインを二本購入。

本屋にも寄って、山の地図と22日発売された『宇宙兄弟』の最新刊16巻を購入。

少し前にも『宇宙兄弟』は紹介したけれど、本当に良い漫画、良い物語である。Img_1022

笑いあり感動あり、何より登場人物が気持ちの良い魅力的な人々である事。

其処がこの作品をより魅力的な物にしていると思う。

読んだ後、爽やかな気持ちにさせてくれる大人の漫画。

(因みに単行本のカバーがキラキラしているのは、宇宙を表しているのだろう。★を散りばめたホログラム仕様になっているから。)

 

5月には実写映画が放映され、4月にはTVアニメが放映開始だそうな。(深夜帯だろう。見ちゃうなこりゃ)

読んで損は無い、『宇宙兄弟』お勧めです!


明日は、きっと・・・

2011年12月23日 | その他

今年の目標だった、夏の北アルプス大縦走。

これを成し遂げてからず~っと、ジョギング&筋トレをサボっていた。

燃え尽き症候群って奴だろうか?

まあ言い訳を言うと、忙しかったのもある。

 

しかし、来年の山旅と胸の中にある新しいワクワクを実現させる為にも

今日から再開!(日付的には昨夜だね)

 

23時を過ぎた夜、静かで空の広い場所を走るのは気持ちが良いものだ。

Dewや秦坊の歌を聴きつつ、オリオン座を眺めながら走る(お陰で足を挫いた事も 笑)

気持ちもサッパリとして、洗い立ての自分になった感じ。(汗臭いけど)

しかし、明日はきっと、筋肉痛・・・・(笑)。

 

明日は筋肉痛に耐えつつ、クリスマスプレゼントでも買いに行こう。 


秋の蝶ヶ岳へ 4th Day 寄り道編②

2011年12月11日 | 2011北アルプスの旅

10月10日AM7時『ホテル飯田屋』にて起床。

今日は松本城で行われている『そば祭り』を楽しんで帰路につく予定。

 

朝食を食べてAM8:30分、ホテルをチェックアウト。

昨日、足のマメから水を抜いておいた御かげで登山靴も履ける様になった。

これなら今日は歩ける。(でも自転車 笑)

バルトロ75?に入った登山道具はホテルに預け、松本城天守&市立博物館入場券400円もホテルにて購入(200円御徳)

更に無料貸し出し自転車『力車』もホテル飯田屋にて貸してもらう。

残念ながら松本で良く見かける『赤い力車』では無く(予約がいっぱい)少し古い『青い力車』だったが全然問題無し!

松本の無料貸し出し自転車には『すいすいタウン』と『力車』があるが、大名町商興会の『力車』の方が自転車が新しく快適だ。

因みに松本駅と城の周辺は自転車専用レーンが整備されており、これも快適。(神奈川より進んでんじゃん?)

 

AM9時前に松本城に到着。

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この時間から城へ来たのには意味がある。

それは今だ上った事の無い天守の最上階へ上がる為である。

何度も上った天守だが、何時も凄い混み様と暑さに辟易して6階まで上がった事が無いのだ(笑)。(毎回5階位で断念・・・)

しかし今回は空いている!朝駆けで松本城を攻めた俺の勝利である。

急な階段を上って天守を見て回った。

Img_0974 天守の鉄砲挟間

『ここから二の丸に侵入した敵兵を狙撃する訳ね~』なんて思いながら覗いてみると、なるほどな作り。

そして最上階へ。

天守最上階6回から北アルプスの方角を眺めて見ると・・・・

Img_0982

おお、常念岳と蝶ヶ岳が見えるじゃないか!

中央ちょい右の三角の山が『常念岳2857m』。

常念からなだらかな稜線を左になぞって行った一番高い所が『蝶ヶ岳2677m』。

う~ん、天守から自分が登った山を振り返り見れただけで、この旅は満足。

しかし、そば祭りが俺を待っている。

 

天守を出て、そば祭り会場へ。

会場内27の蕎麦屋の中から店を選ぶ。

先ずは、『幻のそば』と言われる『富倉そば』と、殆ど(いや全て?)同じ『信州ぼくちそば石田屋一徹』のブースへ。

Img_0993 500円

おやまぼくち・ごんぼっぱ・やまごぼう等と言われる葉を粉末にした物を繋ぎにする、非常に強い腰と歯ごたえが特徴。

確かに歯ごたえが強い!美味い!(鉄腕ダッシュで富倉蕎麦を作っていたが、蕎麦を切るのも大変らしい)

しかし、蕎麦の香りが弱い・・・新蕎麦では無かった様だ(緑色をしていないし)

続いて『信州ゆかり庵』へ

Img_0998 十割蕎麦500円

こちらも美味いが、香りが・・・。

しかし地元で手打ち蕎麦なんて食べ様物なら1500円はする。

その事を考えれば満足。

その後も食べ歩こうと思ったのだが、結構腹が膨れる物である~。

同会場のスローフード・スローライフ物産展を見て周り、そば祭り会場を後にした。

 

松本城を後に、縄手通りを歩いて中町通りへ御土産を探しに向かった。

中町通りは小洒落た店が多いが、高い!(中町通りは、御土産屋街では無い)

しかし、松本城から本町通りを歩き中町通りへ入った直ぐの『和合』と言うアンティークの店前で良い物を見つけた。

それは店の前を借りて、古い和服の古布をリメイクした洋服を売っていたのだ。

以前、同じ中町通りで古布のリメイク作品を目にしたのだが数万円もして、流石に手が出なかった事がある。

しかしこの店は御手ごろ価格である。

更に『御袋への土産に』と言うと、店のお母さんが非常に良い方で『応援するわ』と12000円の服を9000円にして頂いた。

その他にも生地(絹)について色々説明してくれたり。(一時間くらい迷っていたのだが付き合ってくれた)

林檎について聞いてみれば、安曇野の農家から頂いた林檎を皮をむいて食べさせてくれたり。

帰り際には林檎数個を頂もした。

更には、このお母さん『和合』と言うアンティーク物を扱う店の前を借りて服を売っているのだが

その『和合』の主人も出てきて商品である『籐で出来た壷』の値札(確か1000~円て書いてあった 笑)を剥がし

『これに林檎を入れて行きな』

そう言ってその藤で出来た壷をくれたのである。(林檎は入らなかったけど 笑)

その壷は現在実家で、仏壇に置き花瓶と花を入れて使っている。

 

因みに俺は、御二人を御夫婦と勘違いしたのだが、唯の知り合いだそうだ。

お母さんは(失礼だが優しげな雰囲気と良い笑顔から、こう呼ばせてもらう)

昔は山を登っていたらしく、神奈川出身で神奈川と安曇野とを行き来しているらしい。

自前(リメイク物)のピンク色の服を着ていた。

『和合』の御主人は大変ユニークな方で清の皇帝が着る様な豪華な服を着ていた。

その服も古布のリメイクだそうで、作られた方の形見なのだそうな。

 

最後に『お母さん』から『特急あずさ』の指定席切符を格安で手に入れられるお店を紹介してもらって御二人に感謝と共に別れを告げた。

 

御二人の写真を撮ったのだが、『お母さん』がいたく照れていた事もありブログに乗せることは控えておくとしよう。

変わりにその写真からトリミングした(切り取った)お母さんの作品をのせておく。

見切れているのは『和合』の御主人である(笑)

Photo お母さんの作品

和物が好きな俺からすれば男物も作って欲しいものだ。(今度行った時には御願いしておこう)

 

教えて頂いた販売機で購入した『特急あずさ乗車券+指定席』を購入。

指定席はいっぱいで座れなかったが、それでも大変御徳に家路につく事ができこの旅を終えた。

 

我乍ら毎度良い人に出会う物だと思う。

そうそう。

『和合』の店前に大きな壷があり、其処に『ナナカマド』(北アルプスでよく目にする)が指してあった。

それを『家の庭にも欲しい』(植えたいと言う意味だが)と言ったところ、御主人が壷から一枝を取り『持っていきな』『ザックに差していけばカッコいいよ』と、くれたりもしたっけ。

また松本へ行った時には、挨拶に行きたいと思う。

その時が楽しみだ。

 

今回も良い山を登ったし、良い人達に出会った。

良い旅だった証拠である。

満足満足。

 

                                                    おわり