寝転んで空を見る

山高きを厭わず 海深きを厭わない

夏の槍ヶ岳へ!

2018年10月06日 | 2018北アルプスの旅
2018年の御盆後の週末、北アルプスに行ってきました。

御盆の後だったので空いているかな?と期待していましたが、上高地へ向かうバスターミナルや小梨平キャンプ場も混んでいました。
当然北アルプスも!

8月17日、12時05分に上高地に到着してその日は横尾まで歩き横尾のキャンプ指定地で一泊。
(実はババ平まで行こうか迷って居ましたが到着が16~17時になるのと混雑が予想できたので)

8月18日、日の出時刻からテントを撤収して横尾を立ちます。
梓川の左岸を歩き、次第に登りになって槍沢小屋、ババ平を過ぎてやっとここからが本格的な登り。
そこは何度も経験済みだが中々キツイ物で『ここから なげーんだよなぁ・・・』と呟いて弱気に…。
しかし、天を指す槍を見る「わくわく」を力に変えて、足を進めて行きます。

登っても登っても見えない槍の姿ですが、見覚えのある水場や風景の中を通り過ぎ、キンキンに冷えた最後の水場で水を補給。
「この水場のすぐそばのハイマツを過ぎれば、槍の穂先が見えるはず」
カメラを取り出して、ハイマツを抜ければ・・・

真っ青な空に槍が…
空の青さ、植物の緑、山肌のグレー、雪渓の白。

愛してるの言葉じゃ足りない位に君が好き~♪
愛してるの言葉を百万回君に贈ろ~♪
君と出あったあの日のトキメキが~♪
この歌が自然と口から出てきました。 笑

毎度の事ながら、此処まで中々大変だけどこれを目にすると力が湧いてくるんですよねぇ。
(ここからは更にしんどいけど)

この日は殺生ヒュッテまで登り、キャンプ指定地にテントを設営。
昼飯のパスタを作って食べた後、プラティパスの水筒だけ持って槍の肩まで登っている途中、下りて来た人が『山頂は1時間半待ちでしたよ』との言葉。
俺『ええ~っ!』

『じゃあ明日で良いや』つー事で、テントの前で「ぼー」と景色を眺めて過ごしました。



何時もの様に富士山も見えました。

翌日水筒とカメラとヘルメットだけを持って槍の肩まで40分かけて登り、そこから山頂へ。

御覧の通り夜が明けて2時間位なのに山頂も混雑。
この日は燕岳も見えて視界良好でしたが、長い時間留まると渋滞がおこり他の人に迷惑をかけるので何度も登ってる俺はとっとと下りました。

本来は槍から南岳、大キレットから北穂、奥穂と前穂、そんで岳沢から上高地へと向かうつもりでしたが、昨日の登りで靴を緩めすぎたせいか踵に豆が出来たいたので今回はここまでとしました。
足、血だらけにして最後の前穂から上高地まで下るのは山旅が台無しになるのでね!
この前日だったか北穂の南稜で亡くなった方が居た話を聞きましたし、前穂から岳沢の間でも事故がありましたので、ほんと無理は禁物だと思います。

そんな訳でこの後は猛ダッシュ(安全な所は、ですよ)で下山して上高地でキャンプして帰宅。


来年は今年予定してたコースを行きたいですね。
星も見たかったけど、毎度の事日没に寝るから全然見てないし・・・。
昨晩は物凄い星空だったと殺生ヒュッテで隣にテントを張った人が言ってました・・・・。

朝まで星を眺める様なゆっくりした山旅もして見たいものです。