実家から程近い場所で、俺が尊敬して止まない御二人、四角大輔&友里さんのイベントがあるとの事なので、参加してきました。
頂いたカード
皆さんは四角大輔・友里夫妻はご存知でしょうかね?
★四角大輔さん★
幼少から山を登っており、フライフィッシングはプロ並みいや、プロです。
FS雑誌や釣り番組などにも連載や出演している方で、仕事では音楽プロディューサーとして綾香・平井賢・CHEMISTRY・Superfly等をプロディュースして来た方。現在は退社し、ニュージーランドに住むという夢を叶え、同国で企業コンサルティングを生業としつつ雑誌の連載やイベント等でも活躍されている。
フライフィッシング・トレッキング・キャンプ・登山を愛する方です。
★四角友里さん★
イベントで大輔さんが仰っていましたが、今や旦那さんよりも有名人。
大輔さんに出会いアウトドアの魅力に取り付かれた女性。
着物着付け師にして、アウトドアスタイル・クリエイター
アウトドア好き女性のファッションリーダーにして・・・。
スカートでアウトドア普及委員会委員長(自称)として各メディア・イベントで活躍されている女性です。
(御二人をご存知無い方は友里さんのHPを御覧になられると良いと思います。実は、俺も余り見たことが無いのですが・・・笑)
今回のイベントは、ニュージーランド永住権獲得の夢を叶え、日本と二カ国を股にかけ
『Nomad Life』 (遊牧民の様な生活)を送るお二人の歴史・ニュージーランドでの生活・同国における4日間のトレッキングの模様をスライドショーを使いながらお話いただくイベントでした。
俺がお二人の事を知ったのは、雑誌PEAKSにおいて友里さんが上高地から涸沢を目指すトレッキングの記事を読んだのが切っ掛けで、その時の印象は、スカートをはいた、おしゃれで自然な笑顔の可愛いらしい女性が自然の中のほんの少しの物事に感動し、ワクワクしている姿が強い印象に残ったのが最初でした。(以前から他のアウトドア雑誌で眼にしていたかも・・・ですが)
小さな葉一枚に感動し、雨の中でも木々の葉を打つ雨の音や、蜘蛛の巣を飾る水滴に感動している・・・。
この人は本物だな~と感じたんです。
それから少し後に同雑誌で大輔さんが友里さんをアウトドアに連れ出した時から、御二人が自然の中で感じ取り共有した想いを記した記事を読みました。
立ち読みでしたが・・・(笑)
感動して本屋で泣けてきてしまって・・・ホントヤバかったです!
確か、その記事には・・・
友里さんに出会う前の大輔さんは『根性と体力の無い人間は山に来るな』って考えだったそうで、いかに早く頂に立つか、しか考えていなかったそうです。
コースタイムの半分から1/3のタイムで登ってしまう体力の持ち主。
実は人間嫌いなとろこがあったそうで、人間関係に疲れると山に行く・・・そんな方だったそうです。(今とは全然違いますね!)
そんな大輔さんが極度の運動オンチで月に何度も寝込むような体の弱い女性だった友里さんと知り合う。
でも、その友里さん。実は生まれつき背骨の部位が一つ足りなく、成人までにまともな平衡感覚と筋力を身に付けられ無かったハンデを抱えて居たそうで、記事を読んだ俺も衝撃を受けたのを覚えています。
スニーカーすら1足も持っていなかった。そんな友里さんを、少しずつ少しずつ何年もかけて大輔さんは『外』へ連れ出していったのだそうです。
ザックすら背負えない友里さんに上高地で、体力アップとトレッキングポールの使い方の練習をさせていた時、登山者に笑われた事を今でも大輔さんは思い出すそうです。(イベントでも言っておられました)
自分も同じだったと・・・。
でも・・・、自分は気が付かず、ただ通り過ぎ見過ごしていた物事に・・・、美しい緑の苔や一片の紅葉の落ち葉や水溜りにですら、足元に転がっている、そんな小さな事に一々感動する友里さんの姿を眼にして・・・。
『まともに走れない自分でも、歩く事はできた。それが感激なの』と言い。
何年もかかって行ける様になった屋久島で、雨にずぶ濡れになっても、満面の笑みを浮かべている友里さんに接して。
人間嫌いで自然だけを心の拠り所にして、山へ通っていた大輔さんに・・・。
『山への想い』さえあれば、大自然は誰をも平等に受け入れてくれる。
『自然は美しいけど、人の心も同じくらい美しい』という事を友里さんが教えてくれたと・・・。
また、友里さんも今では体も丈夫になり、一般の人と変わらないコースタイムで歩く事が出来る様になり、
屋久島で霧の中、月明りに照らされる縄文杉を眼にした時、涙し・・・。
『自分の足で歩いた者にだけ、自然がそっと見せてくれる景色がある』
そう自然が教えてくれたと感じたのだそうです。
俺はそんな記事を読んで、物凄く感動したんです!
で・・・、直接お二人の話を聞けるって事なのでイベントに参加してきた次第であります。
イベントの内容はこれから行かれる方も居ますので割愛しますが、楽しかったですねー!
最後に質問タイムがあったので、いの一番に質問させて頂きました!
3点質問したのですが、一つは『御二人が眼にした景色の中で、一番美しいと感じた景色は、何処のどんな景色でしょうか?』と質問したところ。
大輔さんは『屋久島です。屋久島が一番好きです』
友里さんは『私も屋久島で、屋久島で見た縄文杉です。霧の中で月がこうで・・・、縄文杉がここで・・・』と、身振り手振りで説明して頂きました。
そう!上記雑誌PEAKSで俺が読んだ、友里さんが涙した情景の事なんですね。
イベント後、お二人から参加者数十人の内、数人にプレゼントがあるとの事で、人それぞれの物なんですが俺もいただきました。頂いたのは御二人が何度目かの屋久島を歩いた記事の掲載された、屋久島特集の2009/NO.4号のPEAKSでした。
俺の質問の答えと関連したプレゼントだったので素直に嬉しかったです。
友里さんに『是非、屋久島に行って見て下さい』と雑誌を手渡され
俺も『はい、何時か俺も行って見て来ます!』と約束したのですが・・・・。
先程このブログを書きつつ頂いた雑誌の、御二人の記事に眼を通してみたところ・・・、なんと!
このPEAKS!俺が本屋で立ち読みし、感動したあの記事が掲載された号だったんです(笑)!
いや~ビックリしたー!!
これは屋久島・・・縄文杉?が、俺を呼んでんな~ぁ?って事で今年はキビシイけど来年は行く事に決めた!
以前から雑誌を通し、また今回直接お二人のお話を拝聴し、思うことは。
大輔さんは、夢を実現する為に節制し、コツコツと着実に夢に近づき夢を叶え。
体の弱い女性を何年もかけて外に連れ出すなんて・・・、心優しいスゲーイカシタ・ナイスガイだし、その夢を共有し叶えた友里さんは本当に純粋な素晴らしい女性だと思う。(御二人の夢を実現する為の努力の凄さはお話を聴かれた方は、わかると思います)
御二人が出会い与え合った物は計り知れないくらい物凄く大きな物ですよね。
この二人が出会わなかったら、御二人の人生は全く違うものになって居たであろう事実を思うと、
ただもう・・・『人が人に与えられる物の大きさ』と『出会いの素晴らしさ』に感動と言う言葉では、表現きれない大きな何かを感じます!
そして友里さんはこんな事を言っておられるのですが。
アウトドアの極意とは、何かが出来るという事では無く、
『 Feel 』~『感じ取る事』だと・・・・。
外へ出て小さなワクワクやドキドキを見つける事。
ほんの些細な事に感動や喜びを感じ取ることで、その人生は幸福なものになっていくはずだとね・・・。
ホントに、そのとおりだと思う!コレが出来ない人には、登山やトレッキングなんてただ、『キツイ・苦しい』ことでしか無いのでしょうからね。
大輔さんはともかく、俺の方が友里さんより体力もあるでしょうし、彼女が登れない様な山も登れるでしょう。
でも『感じ取る』事では、俺、友里さんの足元にも及ばないです!!
豊な人生ってのはお二人の人生みたいのを言うのだろうね、表情とかににじみ出てるもんな~!
ほんと、すげぇ~って思う!
だから俺は、この素晴らしいお二人を心から尊敬しています!!
俺もあらためて、御二人の様に『Feel』を大切にして行こうと思いました。
う~ん山行きたくなってきた(笑)!