5月5日、また小田原に行ってきました。
目的は五社合同の例大祭の神輿!
小田原では毎年5月の4日5日はこの祭りをやっているんですが、
実は俺、この祭りで神輿を何度も担いだ事があるんです。(友人に頼まれてね)
でも、「例大祭」って言うの知らなかったな~北條五代祭りだと思ってた(笑)。
五代祭りが3日、例大祭が4日5日だったんだね。
実際この例大祭、近隣の人々も知らない方が多いのですよ!
勿体無いな~。
なぜ勿体無いかと言うと、この祭りの主役は「御神輿」なんですが、
小田原の神輿(の担ぎ方)には、独特の物がありまして、ソレを「小田原担ぎ」って言うのです。
普通良くあるのは上下に揺らし、「エイサ!エイサ!」って担ぐのが多いと思います。
小田原も7月のちょうちん祭りはソレです(コレも何回か担いでいます)が、「小田原担ぎ」は違うんですね。揺らしません。(7月はどっこい神輿って言ってましたね。ドッコイドッコイ、ドッコイソリャー!って担ぐ神輿でした。)
小田原の神輿は「跳ぶ」んです!
空を飛ぶ訳では無く、走るんですダッシュですね。
走ることを神奈川のこの辺りから静岡県では跳ぶというのだそうです。
そして、「跳ぶ」前に「木遣り」と言う歌を歌うんです。
これが味がある!記憶にある木遣りは・・・。
木遣り者「前は相模灘~よ~」
担ぎ手「オウッ」
木遣り者「後ろは箱根~だ~」
担ぎて「ソリャやっとこせ~え~の~!」
木遣り者「粋でいなせのよ~若い衆~頼むぞ~」
ここで「オイサー!」「オリャサー!」の掛け声と共に神輿が「跳ぶ」んです!
(確か・・・こんな感じだったと・・・思う。)
神輿を担ぎ「オイーサー」「オリャーサー」と掛け声をかけながら町を練り歩き、
多分(祭りに)お金を出されたお店や家の前に行くと、木遣りを歌い、店に向かって
「跳ぶ」
これを2日間街中を練り歩きながら行うんです。
因みに、他の神輿と行き会うと「合体」したりします(神輿をくっ付けて跳ぶのです)
16の時から担ぎに行ってましたが一日担ぐと、日に焼け、声はガラガラで肩は腫れ上がり撫でられるだけで激痛がしてましたね~。
でも、楽しかったな~!
5日の夜になると大きな通りに全ての神輿が集まり等間の距離をとり
「オイサー」「オリャーサー」の掛け声で進み、他の神輿と距離を取った後、
木遣りを歌い、数十メートルを「跳ぶ!」
これを繰り返して進んでいく。
通りの周りには沢山の見物客が居て、晴れがましい気持ちになったのを覚えています。
この祭り、何時も担いでいたので一度もはたから見たことが無かったから、
今回行って観ようと思い立った訳です。
俺の記憶ではこの「お堀端通り」がその場所(5日の夜の大通り)だった記憶があるのですが、
今回見た時は違ったんですよね~。
変わったのか、記憶が曖昧なのか・・・、う~む・・・。
ここの方がヨクネ?
さて、この日の昼過ぎに小田原につき、城内の出店等を見たり、同所で行われていたジャズコンサートを聴き(普段聴かないからサッパリでしたが・・・笑)。
17時過ぎ頃から一旦、「御幸の浜」に行き、寝転んで波の音と真鶴半島の灯りや秦基博とDewの歌を肴にビールを飲みながら20時位までボーっとしてました。
俺にとって小田原の景色は秦基博の曲「風景」其の物なんだよね。
この街に居るときは何時も心の中に流れている曲って感じ。
暗過ぎて夜景の写真はまともに取れなかったけど、
「御幸の浜」の夜は良いね・・・。
そして神輿を観に行きました。
俺たちは「跳ぶ」時に何時も全力疾走でしたね(笑)
他の神輿に比べ、スピードがあると、拍手喝采を受けるもんだから、もうテンションあがってました(笑)
この例大祭の神輿。
独特の物があって面白いのですが・・・。
小田原市はこの祭りをPRし無いんだそうですよ、3日の五代祭りばかりでね。
政教分離の観点からだそうで・・・、アホ臭い話です!
そんな事言ったら京都とか宗教施設のかたまりじゃん!
何処も観光PRできね~じゃん!?
まあ、今回紹介したような面白い神輿。
「小田原担ぎ」が観れるので、近隣の方は来年のゴールデンウイークに足を運んでみて下さい。(3日は北條五代祭りやってるし、GWの小田原は祭り一色です)
自称、小田原観光大使にして小田原を愛するALRIGHTでした(笑)