寝転んで空を見る

山高きを厭わず 海深きを厭わない

日本史の隙間に埋もれた話し

2013年02月25日 | 日本史の隙間

教科書には載らない!

知っても成績は上がらない、昔話。

 

・水戸黄門は若い時、人を斬った事が無いからと、寺の軒下で寝ている無宿人を斬り殺した事がある。

・豊臣秀吉は右手の親指が一本多い、多指症だった。

・戦国時代末まで、月代(丁髷頭の髪を剃ってある部分)は髪を剃るのではなく、抜いていた。

・武田信玄が同性愛の恋人(高坂弾正)に出した浮気を謝罪する手紙が面白い。

・東京タワーがライトアップされる400年以上の昔、イルミネーションイベントを行ったのは、織田信長。

・鹿苑寺の金閣は『俺の方が天皇より上なんだぜー』と言う、足利義満の思想を具現化した別荘だった。

・室内で貴人(殿様)に近付く時、TVドラマの様に立ったまま近付くと斬られるか近臣に取り押さえられる。

 

などなど・・・

御存知だったでしょうか?

 

日本史の授業やNHK大河ドラマ等では、こういった事を知る事は殆ど出来ませんよね。

(NHK大河は、ほぼフィクションだし・・・)

歴史上、実在した人物や歴史上の出来事を考える時、やってはいけないのは、現代の物差し(感覚)で測る事。

現代とは価値観、常識すら違うのだから当たり前なんだけどね。

当時の思想・価値観・宗教観・文化・世情を元に考えなければならない。

『思想や文化等の価値観は、時代と共に変わって行く物であり、現代のそれが正解では無い』のだから!

でもコレが出来てない

ここがメディアの悪い所、現代社会の問題や世情を歴史ドラマや歴史上の出来事に、はめ込むなっての!

遠い過去の人物を現代の感覚で評価してしまったら、辻斬り水戸黄門は極悪人でしょう?

(水戸黄門は必殺仕事人に殺されちゃうぜ?)

 

しかし、悲しい事に、現代日本人は往時の文化や宗教観に疎い。

(着物すら自分で着れない現実がある)

歴史教育は、年号や幕府の組織図を暗記するのではなく、文化を学ぶと共に、当時の人々は、

『どの様に考え、何を思い』

『どの様に生き、どの様に死んだのか』

それを考える場にすれば、下手なフィクションを見るより面白いし、人が人として生きる以上、最高の学問となるはず。

 

いずれブログネタにしてみたい、歴史の隙間に埋もれた面白話。