寝転んで空を見る

山高きを厭わず 海深きを厭わない

富士登山の追憶と、何時か登る人に…08・09⑨

2010年02月25日 | 富士山3776m

最後に、富士登山の魅力について書きます。

 

富士は日本の象徴である事を、外国人の多さで改めて実感しました。

その象徴にはヤッパリ登っておくべきだと…ね?日本人なら!

山自体は、登って見れば正直綺麗ではありません。

しかし日本最高峰!

ここは動かないからね!日本で3776mの地に立てるのはここだけです!

 

何より、御来光の美しさ!

実は、御来光自体よりもその前の空と雲の色が大好きだったりする。

夜と朝の境目の何とも言えないブルー。

淡いピンク色に染まる雲海…。

いつも心が洗われます…。優しい人間になろうとか…「ありがとう」の言葉が自然に出ます。

残念ながら下山すると元に戻りますが…(汗)

富士に限らず全ての山、登山に言えますが、すれ違う人達の殆どが、「おはよう」や「こんにちは」と声をかけてくれる。

そんな場所を山以外で、俺は知りません。

元々日本の登山の始まりは「行」ですが、山を登る度にやっぱり、心が磨かれる気がします。

あくまでも「気」がする~ですがね!w

一期一会、美しい景色。

登った者だけが得られる物がある。

そんな山に行ってみて下さい。

 

このブログがその切っ掛けの、一欠けらに成れたら幸いです。

 

                                            終わり


富士登山の追憶と何時か登る人に08・09⑧

2010年02月25日 | 富士山3776m

Imgp0639

火口越しの剣ヶ峰、万年雪も見えますね。

 

富士山頂(火口)を回る事を御鉢めぐり、と言います。

一周約3キロ、約1時間30と言われてますが、1時間程度の記憶があります。

体力が残っていたら挑戦して欲しいですね。せっかくだからね。

 

河口湖(吉田口)、須走り口下山について話しましょう。

さて、下山は楽じゃありません!

ここ大切!

登りで消耗した体で、しかも足には体重の何倍もの衝撃が加わるからです。

こう言った時に杖類があると良いですね。

当然、怪我をするのも下山時が多いいと言われます。

実際、膝を痛め、タンカで運ばれる白人女性を見た事があります。

浮石を踏まないように気を付けて下さい。コケマス!

河口湖も須走りも、最初は同じルートになります。

途中から分かれて、別ルートになりますね、須走りは、深い火山灰のザクザクした道を直滑降に下ります。

ここは埃がすごいです!

全身埃まみれになりますね。

しかし、五合目にてエアーで埃を落としてくれるサービスがあります。

全部は落ちないけどね(笑)、汚れるのが嫌な方は、やめといた方が良いでしょう。

土産物屋は時代を感じさせますが店数もあり、サービスが良いです。

お茶なんかを振舞ってくれますね、↑ もあるしね。

河口湖口は観光地です!

ツアーバスもいっぱいですね。

帰りは温泉によって帰るのが良いですよ~。

俺は御殿場高原の「時之すみか」(←変換出来なかった)がお勧めです。

そこで温泉入って、御殿場高原ビール飲んで飯食って酔っ払って岐路につきます。

                                            

                                               続く

 


富士登山の追憶と何時か登る人に08・09⑥

2010年02月24日 | 富士山3776m

Img_0117

Imgp0621 雲が染まっていきます! 

Imgp0622 朱色の玉がゆっくりと昇って来ます!

 

山中湖も見えます。カメラには収めきれない美しさがあります!多くの人に自分の目で見て欲しい!

太陽の熱を感じる瞬間ですね、偉大さを思い知らされます!!

 

                                           次も写真です。 


富士登山の追憶と何時か登る人に08・09⑤

2010年02月24日 | 富士山3776m

頂上での話し!

 

初回の時は、八合目付近で会った方が、(おじさんね)

登ってきたので、少し話した後、一人で剣が峰(富士最高峰3776m地点)を目指し出発しました。

普通こんな夜中に行くのは辞めといた方が良いですねぇ!

富士宮口から剣ヶ峰方向に行くと建物が少ないせいか、台風並みの風が吹いている事が多いです。

この時はストックで踏ん張らないと、飛ばされそうな風でした。

歩いていくと、星明りに照らされて、右手に巨大な火口が、ぽっかりと口を空けているのが見えます。

剣ヶ峰への急坂を登ります。(通称、馬の背)

ここも夜だと危険です。(強風時は日の出ている時間も)

右は火口左は急斜面になっています。

 

何で夜中に剣が峰へ行くのか?

それは、星!流れ星!ですよ!ただ日本一星に近い場所で見てみたかった!!

それだけです!

落ちを言うとネ、まぁ星はたいして見えません(笑)

天の川が薄らって感じ!

流れ星はいっぱい見れましたね~、流星群の時に行くと良いですよ~!

Imgp0595本最高峰剣が峰3776m

 

1:30分、登頂です!

ここ、日が昇ると写真撮影の為に長蛇の列が出来ます。

この時間なら誰もいないと思いきや、いました!

二人も!

一人は展望台で寝てました(笑)

ここまでワクワクはしても、恐怖は感じなかったけど、こん時はビビッた!

正体はドイツ人女性でした!(ドイツ人だと知ったのは最初の時、聞いたからね)

女性で、レスキューシートに包まり寝ていたので、声はかけず離れました。

もう一人はで富士市出身だけど、初登頂の東京の大学生!

この大学生とは2時間くらい喋ってた!

10時に、ここで友達と待ち合わせをしていると言ってたから。

「それ、騙されてんジャネ?」って言っておいた!(笑)

 

その後、御来光を拝むために火口を右回りに朝日岳方面へ向かいます。

朝日岳まで行くと、河口湖口からの登山者で混雑するので、適当な所で日の出を待ちます。

ご来光は日の出時刻より遅くなります。雲海の上に太陽が出ないと見えないからね!                                

 

Img_0116

この何とも言えない、空と雲の色が大好きです!

Imgp0618

 

                                                     更に続く