本日、秋の北アルプスへ向かいます。
今夜は新島々駅で、いわゆるステーションビバーク。(2年ぶり)
今回の縦走コースは幾つか頭の中にありますが、いまだ決定していません。
天候を考慮しながら上高地到着までに決めたい。
とりあえず台風がそれるみたいで何より。
帰りは松本で一泊してきます。
秋の山旅を存分に楽しんできます。
本日、秋の北アルプスへ向かいます。
今夜は新島々駅で、いわゆるステーションビバーク。(2年ぶり)
今回の縦走コースは幾つか頭の中にありますが、いまだ決定していません。
天候を考慮しながら上高地到着までに決めたい。
とりあえず台風がそれるみたいで何より。
帰りは松本で一泊してきます。
秋の山旅を存分に楽しんできます。
窓の外から虫の鳴き声が聴こえます。
良い揚期になってきました。
先日、松本からの帰りに漫画『岳』を読んでいて、改めて思った事があります。
やっぱり、『島崎三歩は死ぬべきじゃない』って事。
作中でも『俺は救助では死なないよ』って三歩は言ってましたからね。
ほんと残念・・・。
以前、『岳』を紹介した友人に『〇〇君(俺の事)が三歩と重なるんだよなぁ』と何度か言われた事がありました。
風貌や体型が似ているのかも・・・(う~ん確かにジャガイモ顔かも?)
嬉しい言葉ではあったんですが、『俺はあんなに優しくないよ』と恥ずかしく思った記憶があります。
三歩から感じる優しさは、まんま北アルプスの山々から感じる優しさなんですよね。
その優しさの正体は何なのか?それを言葉で表現するとどんな言葉なのだろうか?
そんな事を考え北アルプスの山を歩いた時がありました。
3・4年前だったと記憶しています。
で、見つけた答え、その一つの優しさの形は・・・
『何をしてくれる訳でもなく、心を開いて来た者を、ただ受け入れてくれる』
そんな優しさの形。
『よく来たね』三歩の言葉は、そのまま山の声に聴こえます。
そんな時、自然と『ありがとう』の言葉が口から出てきます。
北アルプスに限らず、山ではこれを感じ取る事で人々の心に感謝の念が込み上げて来るんだと思います。
『よく来たね!ありがとう!』どちらも三歩がよく口にする言葉なのは、偶然では無いんじゃないかな?
そんな、優しさの一つの形、身に付けたいものです。
さて来週、台風が去った頃かな?秋の北アルプスへ行く予定。
槍から北穂・涸沢・奥穂・前穂とテント泊縦走を考えていますが、
如何せんこの時期の当地は、寒さ・日の短さに加え、恐らく今年も雪が降る事が予想できます。
なのでまあ、臨機応変に行こうと思います。(涸沢でのんびりも良し、蝶ヶ岳もOK)
雪が降ったら大キレットは行かないとか・・・今年は紅葉が×なら涸沢はスルーとかね!
因みに、この山旅の為、ただ今禁酒&走りこみ中なので山旅後、
松本でのビールと地酒
がモチベーションになっとります!
なんだか自分でも良くわからず、登る気になれなかった焼岳。
そのまま帰るのも勿体無いので、上高地の小梨平でキャンプをして帰る事に。
設営料は一泊700円+テントの下に敷くスノコ200だか250円。
テントから顔を出せばこんな景色が飛び込んで来るお馴染みの場所に、我が移動式別荘を設営。
今年の小梨平は少々混雑。
(去年も居た避暑に来ている長期滞在の御年配キャンパーさん達も!)
そんな小梨平一泊目の20時20分頃、写真『岳沢』の樹林帯を下りて来る灯りを発見。
明らかにLEDの灯りだった。
『こんな時間に岳沢を下る人なんて居るのか?』(俺も10月の18時頃下りましたけどね・・・)
そう思って暫くその灯りを眺めていると、岳沢の左上の方にも灯りがチカチカと光りだした。
『天狗のコルから下る登山者?それにしてもこんな時間に?』
後日、遭難者を捜索若しくは移送している灯りだったのかと調べてみたが、
その日に事故があった事実は確認できなかった。
あの時間にあそこを下りるって事は、19時頃に暗闇の中危険なルートを通っている事になる。
そんな人が居るのだろうか?今でも不思議。
因みに、去年も大きな事故があった岳沢・前穂間、今年も事故が頻発してるらしい。
8月12・13日と2日続けて同じ場所で滑落事故があり、120m滑落した47歳の女性が亡くなられたそうだ。
当初考えていた大縦走では最後にここを通る予定だったんだよね・・・
事故現場は『カモシカの立場』から下った所にかかる梯子の上。
そこで転んで滑落したそうだ。(助かった中学生は梯子の下で止った)
去年の事故は梯子の下から100m滑落。
あの梯子付近は『転んだらアウト』の様だ。
一昨年、自分が通った時には気にも止めない箇所だっただけに恐ろしい。(気を抜くなって事だ)
亡くなられた女性の冥福をお祈り致します。
さて、話をキャンプに戻して~
このキャンプ中、大正池を初め上高地を歩き回ったが、一番の発見はフリーズドライや行動食の真の味だった。
縦走時には美味と感じて食べていた行動食(ドライフルーツ)や主食のフリーズドライのパスタや米類は
体力を消耗している状態で食べると『美味い!』のだが、山を登っていない状態で食べると~
これがいたって普通のお味・・・。
やっぱり、『山で食うと何でも美味い』は本当の様だ・・・
わかっちゃ居たけど、ちょっとショック。
しかし、『カニ汁』だけは変わらず美味かった!
上高地滞在中はイワナを探したり、北海道とこの辺りにしか生息していない藻『梅花藻』を見て回って遊び
梓川の川原で小説を読んだりして過ごした。
生憎、天気はイマイチで、天の川は見る事が出来なかった。秋に期待!
『せっかくのキャンプなら、生食材を持ってきて美味い飯を食いたかった』
それだけが不満の、のんびりキャンプだったかな?
三日目の朝、温泉に入り始発のバスで松本へ。
結局、焼岳に登らず上高地で2泊(キャンプ)して帰ってきました。
登らなかった理由が自分でも良くわからない。
まあ、好きな縦走じゃ無いからか?
元々、『仕方ないから焼岳で我慢しとくか?』的な気持ちがあったのが理由なんだろう。
天候(雨やガス)の影響や人身事故で電車が遅れたのもあるかな~?
それでも、近郊の山はガスや雨でもトレーニングと割り切って登る俺なのに・・・?
今回は如何しても気持ちが乗らなかった。←これがわからん!
変な『感』が働いているのかとも思った程。
俺が大嫌いな事、自分を騙す偽ってると感じたのかな?
今でもモヤモヤが取れない。
なんか気持ち悪い。
秋は一番好きな山を登り、好きな所に行こうと思ってます。
秋晴れの空でも眺めてモヤモヤを素っ飛ばすぞ!