今回の日本口腔インプラント学会の専門医臨床技術講習会でのテーマは高齢者に対するインプラント治療についてです
現在日本は高齢化社会から朝高齢化社会に移行しつつありインプラント治療を必要とされる患者さんの年齢が上がってきています
それに対してどういった姿勢でインプラント治療を行うべきかについて何人かの先生によって講演がありました
実際、患者さんにも「年齢が進んでからインプラント治療を受けるのが怖い、インプラント治療を受けても大丈夫?」という質問を時々受けます
まず、結論からいうと年齢が進んだのでインプラント治療が危険なのではなく、年齢が若くてもなにか疾患があったらインプラント治療を含む外科処置が全て危険ですので
年齢ではなく健康状態の方がインプラント治療において確認すべき優先事項ということです
逆に全身的に健康であればインプラント治療を受けてしっかり噛めるほうがフレイル、オーラルフレイルと呼ばれる筋肉や骨の衰えを防ぐことができるというデータがあるそうです
インプラント治療に限らず、お口の健康を若い頃からしっかり維持することが年齢を重ねた時に違ってくるということは間違いなさそうです