今年はえらく早い梅雨入りでした。
梅雨はまあ、嫌なものなのですが良いこともあります。
実は「車を停めて雨の音を聴く」という陰気な…いや、詩的な趣味があるのです。
ホームセンターにコンビニ。いろいろな駐車場がこの暗い…いや、文学的な趣味の舞台となります。ふふふ。
また、カエルの鳴き声も合わさると最高でして、田んぼの近くの路肩にとめて楽しだりもします。
あと、アジサイが咲きますよね。
花は山に咲いているやつ以外はあまり興味ないのですが、いくつか好きな花もあるのです。
アジサイのほかは
桜、菜の花、ひまわり、コスモスなど
群生するヤツが好きなようです。
うちの庭にもアジサイが2つ咲いています。危うく雑草とともに刈り払うところでしたが。
とはいえ、やはり雨ばかりだと気が滅入るのですが日曜日に晴れマークがついたので山に行くことにしました。
久々に英彦山です。
早朝より正面登山道を登ります。
朝のうちは晴れたり曇ったり
中岳上宮に到着
休憩の後は南岳を目指します。
この南岳への道が好きなのです。
新緑の中に続く一本道が良いですね。
冬の霧氷が付いた時や、秋の静かな雰囲気の時もおすすめです。
上宮を振り返ります。
上宮は老朽化が進み倒壊の恐れがあるので立ち入り禁止でした。
何とか景観を損ねずに復旧できないものでしょうか?
ピカピカに生まれ変わった上宮なんて雰囲気でませんからねえ。
南岳で昼をすませたら、鬼杉を目指します。
かなり久々です。
新緑の森の中を歩いていきます。
ところどころ見晴らしの良いとこもあり飽きません。
だんだんと立派な大木が増えてきます。
うーん!新緑!
正面とは違って、手つかずの森の中を行く登山道です。
鬼杉に到着。
写真ではこのスケール感を表現しにくいのですが、凄まじい生命力を感じることができます。
なんせ奈良時代からあるそうですから。
実際に見てくださいとしか言えません。
深く豊かな自然と信仰との融合が、この山の魅力なのでしょう。
ここから登山口までは結構な距離があります。
アップダウンは少ないのですが、こんなに距離を歩いたのは冬の日光白根山いらいではないでしょうか。
少しずつながら体も回復しているように思えます。
英彦山に登ると「ありがたや」という気持ちになりますな。
下山後に売店で飲んだラムネがやたらうまかったのでした。