パンクと釣り

オールドタックルでのバスを中心にした釣行記
ハードコアパンクバンドNERDとCARCASS GRINDERの活動

南アルプス南部縦走 ③聖岳

2018年09月08日 | 

南アルプス遠征の最後の山は聖岳です。

最南の3,000m峰で日本百名山。

以前より行ってみたいと思っていた山であり、今年の正月にその姿をはじめて見て必ず行こうと決心した山でもあります。

そして前日赤石岳からも見ることができ、聖熱が最高点に達した状態でのアタックとなりました。

日の出前に百間洞山の家を出発。

しょっぱなの急登(毎朝急登スタートです)。

この日の朝焼けがいちばんきれいでした。今日も富士山。

赤石方面。

毎朝急登ですが毎朝絶景なので気になりません。

稜線に飛び出しました。これから登る中盛丸山です。

赤石岳と荒川中岳、悪沢岳。

こちらは今回パスした大沢岳。かっこいい山でしたが、天気がいいうちに聖を目指したかったので見てるだけ。

中盛丸山。

大沢岳の後ろには、雲海に浮かぶ島のような中央アルプス。

これからたどる聖岳への道。兎岳の先に聖岳がデンと横たわります。

赤石方面

富士方面

非常に美しい空ですが、こういう雲の時は天候が崩れやすいんですよね…。

・・・崩れました。

もうちょっと持ってくれるとよかったんですがね。

回復することを願って先を急ぎます。

兎岳登頂。

その後はいよいよ聖岳へ向かうのですが…

その道はとにかく長い!

アップダウンも多く、なかなかハード。

しかし永遠に終わらないのではないかと思われた道にもゴールがありました。

ついに聖岳登頂!

うーん、真っ白!寒い!

しかし何も見えなくてもここはあこがれの聖岳山頂。

達成感は大きいのです。

しばらく待ってみましたが天候回復は望めそうになく、聖平小屋へ向け出発することにしました。

聖平への下りもこれまた長く南アルプスの巨大さを体感させられます。

残念な天気ですが幻想的でもあります。

やっと聖平小屋に到着。

ここでは最後のお楽しみが待っています。

フルーツポンチ(無料)です!

これ我々にとって結構重要なミッションでして、よぉく味わって頂きました。

瑞々しく甘いフルーツがつかれた体に沁みわたります。

今回の旅は毎日旨いものを食べさせてもらってます。

晩御飯のおでんもおいしかったです。

この小屋も居心地の良い宿で、ゆっくりと休ませていただきました。

 

翌朝。とうとう下山する日が来てしましました。

休みがもっとあれば光岳まで行きたかったのですが仕方ありません。

ここから先はまた訪れた時の楽しみにとっておきましょう。

本日は朝から雨。

しかし、雨の森は木々の葉を鮮やかに写しなかなか良いものです。

下りなのできつくないし。

とはいえ、何時間も下り続けるのでそれなりに疲れます。

早くゴールして休みたいような、終わりが近づくのが悲しいような・・・。

そして残念ながら椹島へ到着してしまいます。

椹島でシャワーを浴び、お土産を買い、食事を済ませてバスに乗りました。

あとは博多まで帰るだけ。

 

こうして今年の夏の遠征は終わってしまいましたが、良い旅だったと思います。

南アルプスの森の深さ、山の大きさを存分に味わい多くのピークを訪れ、どっぷりと山につかることができました。

聖岳は天気が残念でしたが、今度は光岳から縦走してみたいです。

鹿島槍に加え、また再チャレンジすべき山が増えてしまいましたね。

 

また、今回は出会いの多い旅でもありました。

このお2人は百間洞山の家からずっと一緒で、いろいろとお世話になりました。

また初日の取付きから荒川小屋まで一緒だったお2人とは小屋の消灯時間まで相手をしていただきました。

青森から来た青森先輩(仮称)などは行きのバスから下山後の椹島まで毎日いっしょ。

聖岳では同じ九州人とも出会えました。

他にも行程が同じで度々声を交わしあった方々と楽しく過ごさせて頂きました。

全員名前も知りませんし、もう会うこともないかもしれませんが友達がたくさん増えたような気持ちです。

これも山の魅力の一つかもしれません。

過去の山行で出会った人々のことも思い出し、懐かしく思います。みんな元気にやっているでしょうか?

これからもきっと多くの山に訪れ、多くの人々と出会っていくのでしょう。

 

そして良い旅の後はいつもですが、日常生活に全くなじめないつらい日々がしばらく続いたのでした。

 

 

 

 

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