テツの部屋B

アメリカ留学中の見聞録→日本国内の山登り記録+日常の覚え書

Tetons&Yellowstone旅行(6日目)

2010-09-14 | 旅行
5時30分起床。6時15分ごろ出発。Tetons最後の朝は、再度Snake River Overviewに行った。






Tetonsの夜明け。7時1分撮影。雲が多く、日の光が弱々しかった。


7時10分ごろ、Snake River Overviewを出発。Glacier View Turnoutに移動した。






Glacier View Turnoutから眺めたGrand Teton。7時23分撮影。Grand Tetonの右下に見えるのが、Teton Glacier。






Glacier View Turnoutから眺めたTetons。7時25分撮影。Grand Tetonの左下の氷河は、Middle Teton Glacier。


7時25分ごろ、Glacier View Turnoutを出発。Schwabacher Landingに移動した。






Schwabacher Landingから眺めたTetons。7時47分撮影。このポイントはお勧め。






Schwabacher Landingから眺めたTetons。8時1分撮影。

昨日行ったAmphitheater Lakeは、上の写真のGrand Tetonの左下の森林限界(森の上縁が逆への字に見える部分)にある。窪みになっているため、この位置から湖自体は見えない。






Schwabacher Landingから眺めたAmphitheater Lake(があるであろう場所)。7時58分撮影。


さらに拡大。湖は、細い滝状の雪渓の下。


8時5分ごろSchwabacher Landingを出発。北上して、Cunningham Cabinに行った。






Cunningham Cabin入り口付近の木の柵。8時28分撮影。






Cunningham Cabinの中から窓越しに見たTetons。8時55分撮影。






木の柵とTetons。9時2分撮影。母のリクエスト通りの構図で撮影した。






Cunningham Cabinにて。9時4分撮影。


9時5分ごろCunningham Cabinを出発。Colter Bayに戻った。General Storeでサンドイッチとコーヒーを買い(9時58分)、Cabinで朝食。その後、荷物をまとめて出発した。






Colter Bay Cabinの外観。10時34分撮影。






Colter Bay Cabin内部。10時40分撮影。

この部屋は3 bedroom cabinで、画面手前にもう一つベッドがある。画面左奥のベッドはサイズが小さい。部屋の広さは充分で、3人いても窮屈な感じはしなかった。室温調節については、暖房は入るが冷房設備はない。親は寒がって暖房をがんがんにかけた。しかし、親に最適な温度はテツには暑すぎた。Bathroomには、シャワーと洗面台とトイレがあり、バスタブはない。質素だが、快適なCabinだった。


10時50分ごろCabinをCheck out。Visitor Centerに行って、書籍などを購入し、11時20分ごろYellowstoneに向けて出発した。11時45分ごろ、YellowstoneのSouth Entranceに到着した。






YellowstoneのSouth Entranceにて。11時47分撮影。






Moose Falls。12時6分撮影。ゲートを越えてすぐのところにある滝。


Moose Fallsを過ぎると、山火事で枯れた木が目立ち始め、やがてLewis Canyonの切り立った峡谷の上に出た。特異な景観だが、道が峡谷の縁ぎりぎりにつけられている。脇見運転は危険極まりない。






Lewis Canyon。12時22分撮影。






Lewis Falls。12時46分撮影。


1時15分ごろ、Grant VillageのVisitor Centerに到着。Visitor Centerで地図を購入し、General Storeでコーヒーを買った。1時40分ごろ出発。Villageの出口でCoyoteを発見した。






Coyote。1時44分撮影。残念ながら後ろを向いてしまった。


2時ごろ、West Thumb Geyser Basinに到着。温泉めぐり開始。






Seismograph(地震計) Pool。2時16分撮影。

なぜ地震計?ところで、しばらく前にYellowstoneに来たT木氏から聞いていたことだが、温泉の撮影では、湯気が大変邪魔になる。風向きを読んで、タイミングを見計らって撮る必要があり、本気でかかると結構な時間をとられてしまう。忍耐が必要である。






金色の細流。2時20分撮影。






Fishing Cone。2時27分撮影。






Black Pool。2時31分撮影。なぜBlack?


木道のすぐ脇の木陰にElkがいた。






Cow Elk。2時41分撮影。






Blue Funnel Spring。2時48分撮影。


木道を歩いていると、右手の草陰に立派な雄Elkを発見した。雄の視線の先を見ると、林の中に雌Elkの群れがいた。さっきの雌も群れの中の一頭に違いない。しばらく見ているうちに、雌Elkの一頭が、木道を越えて、Hot Springのエリアに入っていった。これを見た雄Elkはすっと立ち上がり、雌の後を追い始めた。






Bull Elk。3時12分撮影。角の分岐は6回。






Bull Elk。3時12分撮影。






Bull Elk。3時12分撮影。






Bull Elk。3時12分撮影。クリックで拡大可。格好良すぎ!


さて、雌を追ってのしっと木道に上がった雄Elkは、すぐに雌の方には行かず、90度右にターンして、木道の上を、我々人間の方に向かってきた。






Bull Elk。3時12分撮影。


こんな大きさの雄Elkに突進されたら、大怪我どころではすまない。テツ一家および周囲のアメリカ人たちは、大慌てで距離をとった。ところが、現場にいたアジア人(おそらく中国人。韓国人かもしれない)の団体旅行客の中に、逃げるどころか、Elkの方向に向かって歩いて行った女性二人組みがいた。そして、一人がカメラを構え、もう一人は向かってくるElkに背を向けて、記念撮影!正直、恐ろしい光景が見れるのではないかと邪悪な期待をしてしまった。幸いなことに、人間に接触する前に、Elkは左に90度方向転換し、柵をひょいと飛び越えて、Hot Spring側に移動した。そして、雌Elkを追いかけて、木道の反対側に追いやると、自分はHot Springの脇に仁王立ちになって、あたりを睨み回した。






Bull Elk。3時15分撮影。


ここで、今後Yellowstoneを訪れるかもしれない方々に忠告。まず、大前提として、Bison、Elkなどの大型動物に近づくことは非常に危険である。特にこの季節(9~10月)は、発情期(rutting season)であり、雄は気が立っている。直接的な攻撃を受けなくても、動物同士の争いに巻き込まれる危険性もあるので、注意が必要だ。鹿類はもちろんのこと、普段はのんびりしているようにみえるBisonも、その気になれば俊敏に動く。普通の人間が走って逃げられる動物などほとんどいない。次に、ルールとして、Elk等の野生動物に対して、25 yards (= 22.86 m)以下の距離に接近することは法律で禁じられている(熊とオオカミは100 yards = 91.44 m)。これはリスなどの小動物についても同様である。違反すると罰金を科せられる。最後に、実際問題として、毎年何人もの人がBisonやElkの体当たりを受けて、大怪我を負っている。Wadeの両親は、運転中Buffaloに突進されて、車がへこんだことがあるらしい。昨年、Canadaの国立公園(Cape Breton Highlands National Park)でFolk SingerのTaylor Mitchell(19歳)がCoyoteにかみ殺された事件は、記憶に新しい。日本には野生哺乳類がほとんどいないため、動物との距離感を把握することは難しいが、周囲のアメリカ人より前に出ることは避けるべきであろう。実際に動物を目にして、写真を撮ろうと思うと、どうしても前に出て行きたくなるが、危険な行為である。動物の写真を撮ることを旅の大きな目的に設定するのであれば、事前に一眼レフカメラと相応のズームレンズを用意することを勧めたい。コンパクトカメラで野生動物を撮影することは、ズーム、フォーカスのスピード、センサーの感度の点において、難度が高い。上のElkの写真は全て200mmレンズで撮影した。500mmレンズと併用していると、ズーム性能が貧弱であるかのように感じるが、並みのコンパクトカメラよりは、はるかに寄れる。決してElkに近づき過ぎているわけではない。


興奮冷めやらぬまま、3時30分ごろWest Thumb Geyser Basinを出発。Yellowstone Lake湖岸に沿って北上した。Fishing Bridge Villageでトイレ休憩。この後、Fishing Bridge JunctionとCanyon Junctionの中間のどこか(おそらく、Mud Volcano Areaの南)でPelicanを発見した。






Pelican。4時26分、500mmレンズで撮影。






Pelican。4時31分、500mmレンズで撮影。


Pelicanを見た前後に、Hayden Valley内のGrizzly Overlook(Fishing Bridge Junctionから9.6 miles)で、Bald Eagle(ハクトウワシ)を見た。残念ながら、写真を撮る前に飛び去ってしまった。このポイントには、この後何度も来たが、Yellowstone内でも指折りのWildlife Watch Pointである。


さて、Canyon JunctionまでGrand Loop Rdを北上した後、左折して西進。Canyon JunctionからNorris Junctionまでの間は、特に見所はなかった。Norris Junctionで右折して北上。5時30分ごろ、Roaring Mountainに到着した。






Roaring Mountain(轟く山?)。5時34分撮影。


Norris Junctionの北は、Mooseが出そうな湿地帯が続く。6時ごろ、Mammothのすぐ手前に人だかりができていた。巨大な雄Elkがいた。






Bull Elk。6時6分、500mmレンズで撮影。角の分岐は7回。

ぬかるみで泥を浴びているように見えた。これまで見たElkの中で最大だが、調査用の耳タグがついている点が残念だ。






Bull Elk。6時6分、500mmレンズで撮影。


6時20分ごろ、Mammoth Hot Springsに到着した。CabinのOfficeがどこにあるか分からず、探し回って時間と体力を浪費した。結局ホテルのフロントがCabinのOfficeを兼ねていた。

Cabinは一戸建てで、きれいだったが、洗面台しかない。トイレとシャワーは共同で、別の建物まで行かなければならなかった。親にはこれが結構ストレスだったようだ。しかし、一泊$ 102.55と安いので、あまり文句は言えない。

7時30分ごろ、レストランに行ったが、45分待ちだった。ホテルの売店などで時間をつぶした後、ようやく夕食。細麺のパスタを食べたが、これは美味かった。

両親はもちろん、自分もかなり疲れていたので、次の日は休養日に設定し、朝はゆっくり起きることにした。
コメント (2)
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