テツの部屋B

アメリカ留学中の見聞録→日本国内の山登り記録+日常の覚え書

Tetons&Yellowstone旅行(9日目)

2010-09-17 | 旅行
5時起床。荷物を車に積んで、6時ごろCheck out。そのままLamar Valleyに向かった。7時前にLamar Valleyに到着した。今日も、Wolfがいる気配はなかったが、Pronghornの群れを、昨日より近い位置からみることができた。






雄のPronghorn。7時32分、500mmレンズで撮影。






Buffaloの群れ。7時35分、500mmレンズで撮影。Lamar Valleyでは、当たり前の風景。


写真を撮っていると、母親から警告の声が上がった。振り返ると、1頭のBuffaloがまっすぐこちらに向かって歩いていた。大慌てで車に戻った。Buffaloは何事もなかったかのように通過して行った。誰かが警告してくれなかったら、悲惨なことが起きていたかもしれない。ぞっとした瞬間だった。これを機に移動しようと思ったが、日の光が差してきたので、Pronghornの観察を続けた。Pronghornの雌たちは、川岸から少し離れた草地にいたが、リーダーの雄が、雌たちを川原に追い込み、周囲を警戒し始めた。






雌を追い込むPronghornの雄。8時22分、500mmレンズで撮影。






追い込まれたPronghornの雌たち。8時25分、500mmレンズで撮影。






警戒するPronghornの雄。8時27分、500mmレンズで撮影。


またもや母の警告が上がったと思ったら、道路の反対側から、若い雄のPronghornが2頭走りこんできた。テツには目もくれず、対岸の群れをじっと見つめた。






若いPronghornの雄。8時29分、500mmレンズで撮影。クリックで拡大可。






若いPronghornの雄。8時29分、500mmレンズで撮影。


8時40分ごろ、Tower Junction方向に出発したが、すぐにBuffaloに行く手を阻まれた。






子Buffalo。8時47分、500mmレンズで撮影。


ところで、Larmar Valleyでは、結局Wolfを見つけられなかったが、これは、見つけそこなったのではなく、Wolfがいなかったためだと推測する。その理由は、Elkがいなかったことと、Coyoteがいたことである。ElkはWolfの主食らしいので、Elkを1頭も見かけない場所にWolfが姿を現すとは考えにくい。また、Coyoteは、Wolfには勝てないため、通常Wolfの縄張りの外に追いやられる。Lamar Valleyの道路沿いでCoyoteを見たということは、この辺りはWolfの生息域から外れていると考えてもよさそうだ。


Tower Junctionから1 mileほどMammoth方向に戻ったところにある化石化した木を見に行った。






化石化した木。9時19分撮影。

化石木は去年もユタ旅行中に見たが、ここの化石木の売りは、倒れずに立っていることである。しかし、誰かに倒されることを恐れてか、柵に囲まれていた。日本ではありきたりの光景だが、アメリカではかえって珍しいような気がする。


Tower Junctionに戻り、南下してCanyonに向かう。Rainy Lakeの湖畔にCoyoteがいた。






Coyote。首輪をつけられている。9時38分、500mmレンズで撮影。クリックで拡大可。






Coyote。座り込んで休憩。9時39分、500mmレンズで撮影。






Coyote。寝た。9時40分、500mmレンズで撮影。


この後、Tower Fallの売店で、サンドイッチとコーヒーを買い(9時57分)、朝食をとった。さらに、Canyonまで南下し、まずは、午後は通行止めになるらしい、South Rimに行った。人が多くて、うんざりさせられた。






Artist Pointからの眺めたLower Falls。10時54分撮影。






Artist Pointからの眺め。11時2分撮影。






Upper Falls Viewpointからの眺め。11時27分撮影。


North Rimに移動し、Lookout PointでOspreyの巣を探したが、見つからない。その後、Inspiration Pointに移動するつもりだったが、曲がり損ねて、Canyon Villageに出てしまった。仕方がないので、そのままCanyon Villageで昼食。General Storeでサンドイッチ、Fajita、コーヒーを買って(1時16分)食べた。母が一人でアイスクリームを買ってきた(1時28分)。Canyon Villageは大きくて、設備が整っている。Mammothより、こちらに泊まったほうがよかったかもしれない。昼食後、さらに南下。Hayden Valleyを通過し、Mud Volcanoに行った。一番奥のBlack Dragon’s Caldronに向かってTrailを登っていくと、丘の上にはBuffaloの群れがいた。この中の1頭の雄(?)がものすごく怒っていて、別の雄(?)に向かって、突進した。当たり一帯に土煙が立ち込め、その後どうなったのかよくわからなくなった。Buffaloが本気で走るところを初めて見たが、とんでもない迫力だった。その後も、周囲には緊張感が漂い、うかつに先に進めなくなってしまった。






いらいらしている雄のBuffalo。2時42分撮影。


この危険な雄が離れて行った後、今度は2頭のBuffaloがTrailから離れていかない。雌が一心不乱に草を食べ、雄がその尻にずっとついて回っていた。






Trailから離れようとしないBuffaloのカップル。2時57分撮影。


結局Black Dragon’s Caldronに行くことはあきらめて、引き返さざるを得なかった。






Dragon’s Mouth Spring。3時15分撮影。


3時25分ごろ出発。南下してFishing Bridge Junctionを超え、宿泊地のLake Villageに行った。3時45分ごろcheck in。今回のCabinは、プレハブ小屋のような外観で、何の趣もない建物だったが、室中はきれいで、すごく居心地がよかった。もちろん、バス・トイレ付きだった。一泊$197.94するだけのことはある。






Lake Lodge Cabin。3時59分撮影。






Lake Lodge Cabinの室内。3時56分撮影。


父が風呂に入っている間、母と二人でLodgeに洗濯に行った。洗濯は、1サイクル30分($1.50)。洗剤も$1.50だった。洗濯機2台分の服を洗った。売店をうろうろして時間をつぶした後、衣類を乾燥機に放り込んでいったんCabinに帰った(乾燥機も$1.50だったと思う)。30分後、父を連れて再度Lodgeに戻り、衣類を回収し(乾いていた)、そのままHayden Valleyに向けて出発した(6時30分ごろ)。

7時前にHayden Valleyに到着。Wolfを探す。Grizzly Pointに人が集まっていて、みんな北の方向を眺めていた。しかし、その方向を探しても何も見えない。横の人が、Sageの向こうにいると教えてくれたが、Sageの意味が分からない。川に関係した言葉だと解釈して、川沿いに注目して探したが見つからない。10分ほどかけて、ようやくWolfらしき動物を発見した。川ではなく、その上の、薄緑の灌木(=Sagebrush)帯の上にいた。






Wolf。7時23分、500mmレンズで撮影。ISO=3200、SS=1/60s。この写真のどこにWolfが写っているか、分かるだろうか。






上の写真を拡大。中央の黒い点がWolf。この大きさで、黒い毛皮の動物はWolfしかいない。この黒Wolfの他に、もう一頭いるようだった。


7時半ごろHayden Valleyを出発し、Lake Villageに戻った。8時17分ごろから、Lodgeのレストランで夕食。セルフサービスのカフェテリア形式だった。Troutのフライを食べたが、味はいまひとつだった。一応Wolfらしき動物を見たということで、3人で乾杯した。
コメント
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