テツの部屋B

アメリカ留学中の見聞録→日本国内の山登り記録+日常の覚え書

Tetons&Yellowstone旅行(10日目)

2010-09-18 | 旅行
6時起床、6時40分ごろCabinを出発。Hayden Valley に行った。ところが、Valley全体がガスに覆われていて、視界約10m。Wolfどころか、何も見えない。日が昇ると、Valleyの南端は多少ましになったが、それでも動物を見つけることなど全く不可能だった。






Hayden Valleyの夜明け。7時28分撮影。


霧が晴れそうな気配がなかったため、適当なところであきらめて、Lake Lodgeに引き返した。






朝のYellowstone River。8時11分撮影。


Lodgeの前で、母が鷹を見つけた。






Red-tailed Hawk。8時28分、500mmレンズで撮影。切り抜き。






Red-tailed Hawk。8時28分、500mmレンズで撮影。切り抜き。


Lodgeで朝食後、父はCabinで朝寝。その間、Cabinから歩いていけるElephant Mountain Trailに行った。10時にCabinを出発した。






Squirrel。10時28分、500mmレンズで撮影。YellowstoneのSquirrelは、ナッシュビルのSquirrelと異なり、しばしばけたたましい鳴き声をあげる。


30分程度歩いたところでCabinに引き返し、11時にCabinに戻った。これだけでは、Trailの良し悪しは判別不可能だ。まだ寝てると思っていた親父が既に起きていたため(母に叩き起こされたらしい)、すぐに出発(11時15分ごろ)。まずFishing BridgeのVisitor Centerへ行き、Pelican Valley Trailについて、何か最新情報がないか聞いた。これから歩くPelican Valley Trailは、熊の頻出地帯であり、最低限の情報収集は欠かせない。Rangerによると、今朝Trailhead近くに熊が現れたらしい。しかし、それほど緊迫した雰囲気で告げられたわけではなく、”Yellowstone内では、どのTrailでも熊が出る可能性があるので、気をつけてください”といった程度だ。音を出しながら歩くなどして、熊とばったり出くわさないようにするのがよいらしい。車に給油後、Pelican Valley Trailheadに移動し、11時52分にハイクを開始した。40分ほどかけて、焼け落ちた林の間を抜けると、広大なPelican Valleyが目の前に広がった。






Pelican Valley。12時36分撮影。


林を抜けた後は、広大な草原の中をひたすら歩く。起伏はほとんどない。視界の悪い日にこの谷に入り込んで、道に迷ったら、悲惨なことになるだろう。1時6分、Turbid Lake Trail Junctionに到着した(Trailheadから2 miles)。さらに進み、やがてPelican Creekのほとりに出た。






Pelican Creek。1時15分撮影。






中洲の真ん中で昼寝中のちょっとぬいぐるみっぽいBuffalo。1時21分、500mmレンズで撮影。


Pelican Creek沿いの眺めのよいところでランチ休憩を取りたかったが、風が強く、いたるところでBuffaloの糞臭がしたため、物を食べる気分になれなかった。1時50分ごろ、Trailheadから3.5 miles地点の浅瀬(ford)の少し手前で、かなり前を歩いていた2人組みのハイカーに追いついた。行く手に2頭のBuffaloが立ちふさがっていて、先に進めない状態になっていた。






Buffalo。1時50分、500mmレンズで撮影。






Buffalo。1時53分、500mmレンズで撮影。こちらに向かって歩いてきた。






川を渡渉するBuffalo。1時54分、500mmレンズで撮影。


1頭のBuffaloは川の向こう側に行ったが、もう一頭がだんだん近づいてきたので、急いで撤退する。どちらにしろこの辺りで引き返す予定だったので、特に不満はない。






Pelican Creek。2時6分撮影。






山火事で焼けた森。3時10分撮影。






うおっと。いたるところに落ちているのでご用心。3時17分撮影。


3時38分、ハイク終了。Trailheadで休憩していると、折り返し地点で会ったhiker夫婦が缶ビールをくれた。親父が飲んで、最後にテツのジャケットにビールをこぼした。遅めのランチ(朝Lodgeの食堂で買っておいたサンドイッチ)を食べた後、East Entranceまでドライブした。Lake東岸からEast Entranceの間は、山間を縫うような道で、Yellowstone内で最高のドライブだった。






East Entrance手前の高台から、東方向の眺め。4時28分撮影。奥の切り立った谷は、Yellowstone National Parkの敷地の1個外側の谷。






East Entrance。4時34分撮影。






Sylvan Lake。5時22分撮影。この写真ではうまく表現できていないが、まるでカナダの観光パンフレットに出てくるような眺めだった。






小鹿(Mule Deer)。5時36分撮影。一部切り抜き。






雄鹿(Mule Deer)。5時48分撮影。一部切り抜き。






枯れ木が立ち並ぶ山の斜面。5時52分撮影。






Yellowstone Lake湖畔から眺めた枯れ木山。6時15分撮影。






Yellowstone Lake湖畔から眺めた枯れ木山。6時16分撮影。


Fishing Bridge Junctionまで戻ってきたところで右折し、Hayden Valleyへ行った。6時45分ごろ(?)、Valleyに到着。Wolf探しスタート。昨日Wolfらしき動物を見たGrizzly Overlookに行ってみる。しかし、今日は人も少なく、Wolfらしき影も見当たらなかった。あきらめて、1個北西のTurn Out(44.675551,-110.482308)に移動した。ここにも人はいなかった。双眼鏡で川の向こうの丘の斜面を見ていると、黒い動物が草むらの間でごろごろしていた。オオカミだ!なんと、自分で見つけた。急いでカメラをつかみ、行けるだけ近くまで行った。






黒オオカミ。7時19分、500mmレンズで撮影。ISO3200, F=6.3, SS=1/80。






上の写真を拡大。






雌オオカミ登場。7時20分、500mmレンズで撮影。切り抜き。雌はシベリアンハスキーのような毛色だった。






作戦会議? 7時20分、500mmレンズで撮影。切り抜き。

ここまでの写真については、Process時にNoise Reductionを行っていない。以下の写真は、Capture NX2でNoise Reductionをかけた。






斜面を登る。7時21分、500mmレンズで撮影。切り抜き。






2匹で登る。7時23分、500mmレンズで撮影。切り抜き。






ちょっとゆっくり歩く。7時24分、500mmレンズで撮影。






”早く来いよ””ちょっと待ちなさいよ”。7時24分、500mmレンズで撮影。切り抜き。


この後、2匹のオオカミは右手の森の中に消えた。その先、視線を右のほうに移していくと、森が川とぶつかるところに、Elkが2頭いた。さらに見ていると、1頭、また1頭と、Elkが左手の森の中から飛び出してきた。Elkたちは浅瀬を渡って川の向こう岸に移動し、一箇所に固まると、左手の森の方をじっと見つめた。






森を不安そうに見つめるElkの群れ。7時37分、500mmレンズで撮影。






森から出てきたオオカミ。7時38分、500mmレンズで撮影。ISO3200, F=6.3, SS=1/13。


森から出てきた2匹のオオカミはElkの群れに近づくと、その周囲をぐるぐる回った。Elkはぴったり身を寄せ合って動かない。やがてオオカミは、あきらめたのか、Elkの群れの後ろの小さな林の後ろに消えた。オオカミが獲物に飛び掛る瞬間は目撃できなかったが、Elkにとっては生きるか死ぬかの、緊迫感のある場面を見ることができた。オオカミが森から出てきてからの一部始終は、動画で撮ったつもりだったが、録画ボタンを押し忘れたため、何も記録されていなかった。残念。

7時50分ごろ、Hayden Valleyを出発して、Lake Villageに戻った。Lodgeの食堂で夕食。オオカミを見たので、3人で乾杯した。ミートソーススパゲティを食べたが、味はいまいちだった。
コメント (4)
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