前号(3月11日付)では、 JRの新型車両導入による紀南エリアへのアクセスの快適性を取り上げた。
空からのアクセスが一段と便利になる格安航空会社(LCC)も、 集客に大きく貢献できると思う。
ご存知の方も多いと思うが、1日、関空に日本で初めてとなるLCC、Peach Aviation(ピーチ・アビエーション)が就航した。 関空を拠点とする全日空系列の航空会社で桃色のデザインが特徴。 まずは、福岡―関空と新千歳―関空の運航をはじめ、 25日からは長崎―関空、来月1日からは鹿児島―関空に就航。 さらに7月1日から香港―関空、 9月30日から台北―関空に就航予定という。
各地から関空までのアクセスがより近くなることはもちろんだが、 旅費が安く抑えられるのは大きい。 片道運賃(6月30日搭乗分まで)は、福岡線で3780円~、新千歳線で4780円~、長崎線で3780円~、 鹿児島線で4280円~と格安だ。
関空から最も近い和歌山市は、 関空から、 車、 バス、 電車で約40分の立地。 空港バスの本数も多く、 バス、 電車共に1回の乗り換え(和歌山駅)で紀南へのアクセスも容易だ。
関空から各地へのアクセスが便利になったと感じられた方が多いかもしれないが、 同時に、 関空へのアクセスもますます便利になっている。 県外の親戚や友人に 「和歌山まで安く来れるで、 来てみいよ」 とお声掛けいただきたい。
私ことであるが、 先日、 県観光連盟より 「わかやま応援団」 を委嘱された。 筆者も県外で、 和歌山へのアクセス向上をPRしていきたい。
(次田尚弘/広島)