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房総半島の「白浜」 共通項活かして連携を

2014-11-23 14:10:51 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
前号では三重県志摩市にある「御座(ござ)白浜海水浴場」について取り上げた。
静岡県下田市の「伊豆白浜」など、「白浜」という地名が全国各地に存在することは以前から触れてきたが、千葉県にも「白浜」として地域で親しまれているところがある。
今週は、千葉県南房総市白浜エリアについて紹介したい。


【写真】房総半島の旧白浜町(南房総市)

千葉県南房総市は房総半島の最南端に位置する。
2006年の市町村合併前は、安房(あわ)郡白浜町があり、今もその地域は「白浜」と呼ばれている。
温暖で霜が降りることがない地域で、菜の花を筆頭に花の楽園としても知られている。

白浜エリアは首都圏からの観光客も多い。
旧白浜町内にある野島崎(のじまさき)灯台は国の登録有形文化財に登録された国内で2番目に古い灯台。
周辺には「白浜温泉」として温泉施設やリゾートホテルが建ち並び、その姿はまるで和歌山の白浜と似ている。

また、エリア内には3ヶ所の海水浴場がありキャンプ場を併設したところもある。
灯台近くで飲食店を営む男性は「夏になると色とりどりのパラソルやテントが並ぶ。
南方に伊豆大島が一望できるのも魅力です」と話していた。

これまで静岡(伊豆)三重(志摩)千葉(房総)の「白浜」を紹介してきたが、共通していえることは大都市圏から少し足を延ばしたリゾート地や保養地として親しまれていること。
関東・東海・関西における、いわゆる「奥座敷」として名高い「白浜ブランド」が、横の連携により互いに誘客しあうことで、さらなる価値を見いだせるのではないだろうか。

(次田尚弘/千葉)

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